今乗っているクルマを乗り換える時、みなさんはクルマをどこに売却していますか?
実は多くの人は買取(一括査定)の方が高く売れると知っていても、ディーラー下取りで済ましていると言われています。
だって、一括査定って何となく強引に交渉されそうで怖いもん…。
最近は営業電話の少ない一括査定も人気だよ。
今回はディーラー下取りと買取の違いについて、メリットや注意点を簡潔にまとめながら詳しく解説します。
ディーラー下取りは手間いらずで安心ですが、査定額では買取の方が高いことが多く、50万以上の差が付くことも決して珍しくありません。
- ディーラー下取り…買取も新車購入も1人の担当者なので、全てお任せで手間いらず
- 買取(一括査定)…買取額上限の業者オークションを基準として業者同士を競わせるため、最も高く売れる
買取の場合は、一括査定で多くの業者に同時に査定してもらう方法が最も早くて便利ですが、たくさんのサービスがありどれを使うべきか迷ってしまいます。
一括査定のオススメ人気ランキング7選として、簡単に利用でき安心して高く売れる買取サービスを徹底比較していますので、ぜひご覧ください。
ディーラー下取りと買取の違い
まずは「下取り」と「買取」の言葉の違いですが、どちらも「クルマを買い取る」という意味では同じです。
どちらもクルマの状態を査定して、次のユーザーに販売できそうな価格を考慮して金額を提示します。ただし、査定の目線が少々異なる点に注意が必要です。
ディーラーは買取専門ではない
ディーラーは新車販売が主な業務であり、中古車買取は専門ではありません。買取したクルマの多くは、オートオークションという業者だけが参加できる市場へ出品されます。
中古車販売業者だけが参加できる、中古車専門のオークションのこと。USSを筆頭に幾つかのオークション業者があるが、どこも1台当たり10~20秒で決まるスピーディさで、全て合計すると年間300万台以上の流通台数を誇る。実車を下見することも可能だが、インターネット上の情報だけで購入することも少なくない。業者オークションとも呼ばれる。
オートオークションでは常に需要と供給により相場価格が変動しており、細かな変動に敏感に反応しないと多くの利益を出すことはできません。
しかし、ディーラーの主業務は新車販売であるため、中古車の買取相場を日々細かく追うことはできません。そのため、どうしても確実に利益が取れる低めの査定となってしまいます。
また、他メーカーのクルマやカスタムパーツの査定も苦手としていて、純正パーツのみで内外装の状態も非常にイイ車両でないと減額されるケースが多いのが現状です。
買取はあくまでも次の新車を売るためのサービスの一環ってコトだね。
ディーラーは兎にも角にも新車を売らないと。
買取業者は相場にとても敏感
一方、買取業者はユーザーから買い取ったクルマを新たなお客さんに「再販」することで主に利益を得ています。そのため、仕入れ値となる買取価格には非常に敏感です。
どの買取業者も業者オークションの相場を常時チェックし、今なら何万円抜けるかを考えながらクルマを査定して買取価格を決めています。
買取業者同士で争うってコトかぁ。高く買い取り過ぎて損をするってコトはないの?
基本はオークション相場が上限だから、損するケースは少ないと思うよ。
一般的にクルマは1~3月が高く売れたり、一方で3万km・5万kmといった区切りを跨ぐと大幅に価格が下落すると言われますが、こういった影響を敏感に受けるのも買取です。
ディーラ下取りでは常に低めの買取額を提示されることが多いですが、買取では適切なタイミングを狙うことで同じクルマでも30万以上高く売ることも可能です。
クルマを高く売る時期・タイミングは5つ(時期・走行距離・年式・車検・モデルチェンジ)あり、それぞれの詳しい説明や注意点をまとめた以下の記事も参考にしてください。
ディーラー下取りのメリット3選
買取額が多少安くてもどうして多くの人がディーラー下取りを選ぶかと言えば、これはもう一言に「とにかく楽チン」だからに尽きます。
クルマの売却・新車購入を1ヶ所で済ませることで手間が相当減るだけでなく、無料で代車が使える点も買取には無い魅力的なポイントとなっています。
ここではディーラー下取りの主なメリットを3つに絞って見てみたいと思います。
車売却と新車購入の手続きはお任せ
まず、ディーラーでは下取り・新車購入ともに担当者は同じ人なので、どちらも任せておけば勝手に手続きを進めてくれます。
車検証・自賠責保険証・リサイクル券・車庫証明書等々…といった様々な書類を必要とする各種手続きも全て行ってくれ、ディーラーなら安心して個人情報も渡しておけます。
最近は個人情報の流出事件も多いし、確かにいつも付き合いのあるディーラーなら安心かも。
名前から住所から色々分かっちゃうもんね。
ただし、必要書類自体は自分で揃える必要がありるので、万が一紛失した場合は再発行等でもう一度揃え直す必要があります。
クルマの売却で必要な書類と再発行の方法については、手順や費用も含めて分かりやすく以下のリンク先で整理しているので参考にしてください。
ディーラーの場合は、車売却と購入は同じ人なので、新車の価格交渉中でも売却に必要な書類を渡したりといった融通が効くのは便利です。
次のクルマが来るまで代車が使える
2つ目のメリットは、手持ちのクルマを先に売却したとしても、新車を購入するまで無料で代車を貸してくれる点です。
土日のレジャーだけでクルマを利用している場合は、1~2ヶ月くらいクルマが無くても電車やバスで移動すれば大丈夫ですが、通勤・通学で使っている場合はそうはいきません。
ディーラーから見ると「新車を買ってくれる大切なお客さん」であり、車売却から新車の納車まで期間が空くのはディーラー都合なので無料代車は当然という考え方です。
ディーラーで下取りしてもらう時は、新車が納車されるまでの代車を無料で用意してくれる。ただ納車まで2~3ヶ月であれば貸してもらえるが、半導体不足や紛争等で6ヶ月~1年近くを要するケースでは代車の空きがないケースもある。
買取の場合は代車は出してくれないの?
代車サービスは有料だったり、無料でも1ヶ月以下のケースが多いかな。
お互い新車の値引きに利用できる
下取りに出すクルマが古い・状態が良くないといった時、下取りとしては限界の価格だったとしても、その分新車から多く値引きをしてもらい総額で安く買うという方法があります。
「お互い」というのは、ディーラーとしても新車をガリガリ値引きするのはブランド維持の観点で好まれないため、下取りとセットの方が値引きがしやすくなります。
ホントは新車値引きしてるけど、下取りとセットでどっちから値引きしたか分からないようにしてるってこと?
そう、まぁ数字遊び的なものとも言えるけど。
ただ、後述の注意すべきポイントで書いている通り、この仕組みは値引きの理由がはっきりしないため少々危険を孕んでいる提案だと言えます。
下取りの増額・新車の値引きが本当に限界の金額だったのかはディーラー側しか分からないため、都合の良い話をされている可能性もゼロではありません。
買取を利用するメリット3選
次にディーラーではなく、買取を専門にしている店舗で売却することのメリットを見ていきます。
一言に買取といっても、ガリバー・ビッグモーターのような買取&販売&メンテナンスをする店舗や買取のみに特化した専門店など様々店舗やサービスがあります。
しかし、ここでは買取価格にスポットを当ててディーラー下取りと比較してみます。ちなみに、よく言う「一括査定」とはこれら買取店へ一斉に査定依頼を行うことを言います。
ただし、ビッグモーターは大手買取業者ではありますが、現在保険金の不正請求をはじめとした様々な不祥事が明るみに出ており、経営がかなり傾いている状況にあります。
お客さんのクルマをわざとパンクさせたり修理しなかったりといった事例が山ほどあり、買取後の減額・キャンセルもよく耳にするため正直あまりオススメできる買取業者ではありません。
最もクルマを高く売ることができる
買取の最大のメリットは、何といっても最も愛車を高く売ることができる点です。
中古車の価格というのは業者オークションの相場を基準に成り立っていて、一般的にディーラーでも買取店でもこのオークション相場が買取金額の上限となります。
ディーラー下取りではこの相場より相当低い金額を提示することも多いですが、買取店はそれだとユーザーがクルマを売ってくれないため必然的に相場ギリギリの買取となります。
しかし、買取店としては1円でも安く買い取ることで利幅を大きくできるため、何とか理由をつけて安く買い叩こうとする傾向にあります。
向こうはクルマ買取のプロなんだし、もっともらしい説明されたら分かんないよ…。
そう、だからこちらも対策する必要があるんだ。
私たちが対策できる最も簡単で効果的な方法は、「同じプロの業者同士で競わせる」ことです。どの買取店もクルマを買い取りたいので、競争させることで価格が吊り上がります。
ただ、自分の足で複数店を回るのは手間もかかる上に、本当に複数の店舗を回っているのか疑われることもあるため、ここで「一括査定」の出番となります。
一括査定なら手軽に複数の買取店で競わせることができる上に、もし1店舗にしか依頼しなかったとしても、黙っていれば他にもライバル店舗がいると思ってくれて、高価買取が期待できます。
オークション相場である買取額の上限を引き出すには、複数の買取店で競争させる方法がオススメだが、自分で回ると時間もかかる上に複数店舗を回っていると信じてもらえないこともある。
一括査定を利用すれば買取店に対して確実にライバルがいると認識させることができ、もし1店舗だけに査定してもらったとしても高く買取してもらえることが多い。
ちょっと騙すようで気が引けるけど、依頼先が1店舗だけでも足元を見られないってコトだね。
他の買取店を聞かれたら「はい、他でも検討してて〜」って言うんだよ。
一括査定では自宅近くの買取店に一斉に査定依頼を送ることができ、そこから多くて4~5社を選んで査定に来てもらいます。
どの買取店もライバルがいるので、不当に安い金額を提示しても買い取ることができません。買取店は一括査定の依頼1件ごとに利用料を支払うので、何とか買い取りたいと思っています。
訪問査定するための人件費・交通費も負担しなきゃいけないもんね。ちなみに利用料っていくらくらいなの?
公開されてないけど、1件当たり2,000~3,000円って言われてるね。
ただ、一括査定には非常に多くのサービスが乱立しているので、安心して高価買取を狙える「オススメ一括査定ランキング7選」と題してまとめた以下の記事もぜひご覧ください。
多くの人が利用しているという点では、累計500万件超(2022年7月時点)を誇るナビクルが最も安心して利用できます。厳選した買取業者とスムーズなやり取りができると評判です。
改造していてもプラス査定となる
買取の大きなメリット2つ目は、メーカー純正仕様のままでなくてもプラス査定になることが多いという点です。
ディーラー下取り車の行方も結局オークションとなることが多いものの、カスタムに対する市場価値を見極めることが難しいため、社外品パーツは減額査定になることがほとんどです。
しかし買取では、エアロやホイール等はその価格に準じたプラス査定となることが多く、乗っているそのままの状態で高く売ることができる可能性が高まります。
プロの車屋さんが、カスタム車における買取のプラス・マイナス査定について詳しく説明した動画もあるので、カスタム車の売却を考えている人はぜひ一度ご覧ください。
ナビ・スピーカー・ホイール等の他、ボディカラー変更であっても知識のある買取店ではプラス査定となりますが、ディーラーでは確実にマイナス査定となる旨も説明されています。
動画にあるようなキャンバーの効いたピンクのシーマでも、欲しい人は確実にいるんだもんねぇ。
うん、自分の感性に合う買取店を探してみよう。
このピンク色のシーマほどでなくてもエアロ・ホイール・ヘッドライト・スピーカー・シート・ステアリング等を社外品に変えているなら、ディーラー下取りは避けておきましょう。
どうしてもディーラー下取りしたい場合は、無料で見れる買取相場サイトで相場をチェックした上で、社外品パーツ自体を売却できないか検討しながら損をしない方法を探りましょう。
下の記事では、個人情報一切なしで30秒もあれば愛車の買取相場を見れるWebサイトを5つご紹介しているので、ぜひ参考にご覧ください。
■ 無料で見れる車買取相場の違い一覧表
遠慮せずに価格交渉できる
ディーラー下取りに対して買取が持つメリット3つ目は、買取価格の交渉のしやすさです。
ディーラー下取りであっても、一括査定によって自分のクルマがいくらで売れるかを確認してから商談することで、新車値引きも含めた価格交渉を行うことは可能です。
しかし、ディーラーとは新車を購入してからもずっと車検やメンテナンスで付き合うため、あまり強気な交渉はしづらいという現実があります。
これは日本人らしいディーラー下取りのデメリットだよね。それとこれとは別だと分かっててもつい気にしちゃう…。
「下取りの時に無理言ったから、メンテ費用高くされてるんじゃ…」みたいな。
しかし、買取店なら一期一会なので主張すべき内容は気にせずズバズバと伝えることができます。
これは何ら問題なく、お互いの利害が対立するのでビジネスとしてあるべき姿です。もしイヤな顔をする買取店があっても、それは単に自分に都合が良くないから嫌がっているだけです。
仮に結果としてディーラー下取りと同じ買取額だったとしても、言いたいことを言えなかった場合と、しっかり交渉して納得した場合とでは気持ちのスッキリ度合いが違います。
言いたいことも言えないこんな世の中じゃ…。
ポイズ…ってそんな古いネタはダメッ!
ただ、中には価格交渉が得意でない人もたくさんいます。そんな時は買取業者の中では不要な交渉が非常に少ないオートバックスカーズでの売却をオススメします。
私も実際にオートバックスカーズで買取査定した時のことを以下の通り記事にしていますが、スタッフの対応はとても親切かつ丁寧で査定も全国一律なので安心して利用できます。
買取額も意外と高くて、アウディやBMWの買取で一括査定しても最高額だったっていう口コミもあったね。
もちろんクルマの状態によるけど、「買取専門じゃないから安い」ってことは無さそうだったね。
ディーラー下取りの注意点
ディーラー下取りには良い点もたくさんありますが、一方では必ず注意しておかなければならないポイントも幾つかあります。
上記のメリットの裏返しとも言える部分なので、ディーラー下取りを利用する人はしっかりと押さえておきましょう。
本音を言えば、ディーラー下取りより買取した方がイイと思うんだけどねぇ…。
まぁみんな色々と都合もあるだろうし。
買取保証時は適正額か要チェック
先ほど説明した通り、ディーラー下取りでは車売却から新車を納車するまでの間は無料で代車を貸してくれます。
これは新車の商談等で納車まで期間を要するためですが、代車ではなく自分のクルマに乗り続けたいという人もいるハズです。
そんな時、ディーラーでは今乗っているクルマを査定し、その査定額を保証したまま「新車に乗り換えるまで乗り続けてもイイですよ!」と言ってくれることがあります。
中古車は期間が経過するとドンドン価値が低下していきますが、査定した時の下取り額を保証したまま2ヶ月~6ヶ月、長い時は1年近く下取り額を保証してくれます。
この提案は一見魅力的に思えますが、実は実際のところは相場より減額された査定額を提示されていることも多く、ホントにその下取り額が適正なのか調べておく必要があります。
ディーラー下取りでは納車に2~3ヶ月またはそれ以上の時間を要する場合に、査定時の買取額を保証してくれることがある。一見オトクに思えるかもしれないが、そもそもの査定額が低い可能性があるため、一括査定等で買取相場を事前にしっかりチェックしておくことが必要。
基本的に中古車の買取相場は、一括査定や持ち込みで実車を見てもらわないと分かりませんが、今は無料で買取相場をチェックできるサイトも幾つかあります。
個人情報の入力も無く、30秒もあればサクッと見れる無料の買取相場サイト5選としてまとめていますので、愛車の相場を知っておきましょう。
ディーラーも商売でやってるから、イイ話以外はあんまり教えてくれないんだよねぇ…。
そこはコチラ側がしっかり武装しておかないとね。
新車値引きはブラックボックス
ディーラー下取りの注意点2つ目は、先ほどのメリットの3つ目でご紹介した「下取りと新車値引きの調整」に関するポイントです。
ディーラーで下取り&新車購入を同時に行った場合、「下取り額の限界以上に買い取ります!」という意味合いで、新車値引きをプラスすることがあります。
これにより、結果的に本来の下取り額以上でクルマを売却できたこととなり、お客さんとしてもオトクに新車を買える…というのがディーラーの主張です。
下取りを限界を超えて頑張ってくれたってコトでしょ?イイじゃない。
うう〜ん、ともーじゃん?
しかし、ホントのところは誰にも分かりません。
ディーラー下取りしたクルマの行方は、認定中古車でなければ結局は業者オークションなので上限は決まっており、「限界以上の買取」というのは基本的にはあり得ません。
というのも、下取り額も新車の値引き額もブラックボックスであり、それぞれいくらだったのかはディーラーしか分からないからです。実際には以下のような可能性が考えられます。
- 当初、下取り額を実際の買取相場より相当安く提示していたため、「下取りの限界を超えた分は新車値引きしておきます!」と伝えて下取り額をわずかにアップさせた。
- 新車値引きをディーラーとしての限界よりかなり低く提示していたため、「新車値引きは限界ですが、下取りしてくれたのでもう少し頑張ります!」と伝えて新車値引きをわずかにアップさせた。
えーっ、そんなのズルいよ!せっかくディーラーを信頼して頼ってるのに…。
担当者も営業ノルマがあるから多少はねぇ…。
新車の値引き額はどう頑張っても私たちユーザー側が知ることはできないので、やはり下取り額だけでも相場に準じた適正な金額かどうかを知っておく必要があります。
最も良いのは一括査定で複数の業者に競わせる方法ですが、しつこい電話や交渉が面倒という人も多くいます。その場合は営業電話を避けられるオークション形式を検討してみましょう。
オークション形式の買取サービスでは、サービス担当者が査定してくれた後に多くの業者が参加するオークションに出品します。その間、買取業者とのやり取りは一切必要ありません。
オークション形式では、参加業者数が8,000社とぶっちぎりに多いユーカーパックが利用者も多く安心して利用できます。営業電話無しでディーラーより高く売れるのは魅力的です。
さらにユーカーパックでは買取契約~売却までの手続きもサポートしてくれるので、近くに買取業者が無くて遠方の店舗とやり取りする場合も楽チンです。
■ 「ユーカーパック」概要
サービス名 | ユーカーパック |
会社名 | UcarPAC株式会社 |
利用実績 | 不明 |
無料登録 | 最短30秒 |
オークション出品 | 最短翌日 |
最大買取業者数 | 最大8,000社 |
オススメ度 | ★★★★☆ |
特徴 | |
✔ 最大8,000社による業界最大規模のオークション | |
✔ 買取完了までしつこい営業電話は一切なし! | |
✔ 個人情報が買取業者1社にしか渡らない! | |
こんな人にオススメ! | |
とにかくラクに個人情報を守って高くクルマを売りたい人へオススメ! |
クルマを高く売るには「一括査定」
せっかく同じクルマを売るのであれば、最も高く買い取ってくれるお店で売るべきです。
最も手軽に売れるのはディーラー下取りですが、実際の買取相場と比較して10~50万以上安い金額を提示されることも少なくありません。
ディーラーも手続きがラクだったり代車を貸してもらえたりとメリットがあるのも事実ですが、買取額という観点では損をするケースが圧倒的に多いハズです。
個人ブログやYouTubeを見ててもやっぱりディーラー査定は安いところが多いよね。
でもそれは仕方ないところもあるんだ。
クルマを売却する時は、まず初めに今の愛車の相場がいくらくらいかをチェックして、目指すべき買取価格を決めることが大切です。
買取相場とはオートオークションの相場を指すことが多いですが、通常は業者しか参加できないため私達のような一般人は見ることができません。
しかし今は無料かつ個人情報不要で実際の買取相場が見れるサイトも幾つかあるので、一括査定を利用する前にぜひ一度チェックしてみましょう。
中古車販売店・買取専門店を狙う
ディーラーはあくまでも新車販売がメイン業務なので、実際の相場に基づいて高く買い取ろうという意識はあまりありません。
ディーラー以外の買取業者ならクルマを買取して販売することが業務なので、ライバル同士で競い合って買取額が高く吊り上がる傾向にあります。
買取業者は大きく中古車販売店と買取専門店の2種類に分かれていますが、最近はガリバーやビッグモーターのように「買取専門だけど販売もしている」という店舗が増えています。
- 中古車販売店…基本はオークション相場を基準に買取を行うが、手元で展示・販売したいクルマや既に注文の入っているクルマでは買取相場以上の金額が出る。
- 買取専門店…大量の車両を買取・売却しているため、効率良くメンテナンスを行ったり1台当たりの各種経費・手数料を抑えられるため、全体的に高い買取額を提示できる。
大手買取業者として筆頭に上がるのは某ビッグモーターですが、皆さんもご存知の通り令和5年夏ごろに明るみに出た不祥事により信用が地に落ちてしまいました。
いやもうホント次から次へと不祥事が出てくるよね…。
お客さんを騙してお金を取るなんて!教育教育教育死刑死刑教育教育ー!
私が実際に利用した中では、オートバックスが運営する「オートバックスカーズ」が丁寧な説明&誠実な対応でオススメできると感じます。
「後日減額なし」・「買取額を紙面で提示」・「買取額を5日間保証」という3つの特徴は、一度でも車買取をしたことのある人なら非常に安心できることが分かるハズです。
クルマを高く売るテクニック
クルマを売る時は誰もがなるべく高く売りたいと考えていますが、何度も経験するものではないので具体的な方法が分からない人も多いハズです。
まぁそうだよね。でもどんな売り方したってそんなに変わらないんじゃない?
いやいや、20〜30万はすぐに差が付くと思うよ。
初めに考えるべきは売却時期で最も高く売れるのは新生活が始まる前の2〜3月、車両の状態としては車検直前や走行距離の節目手前がオススメです。
それぞれのタイミングについての詳しい解説や、オススメの売却時期ランキングを以下の記事にまとめているので参考にご覧ください。
クルマを売却する時にはたくさんの必要書類があるため、売りたいタイミングで書類が揃わず困ってしまうことがよく起こります。
必要書類は車検証・自賠責保険証の他にも納税証明書やリサイクル券など多岐に渡るため、以下の記事で必要書類と再発行の方法を整理しました。
意外と必要書類を紛失してしまってることも多いから、再発行について説明してくれるのは嬉しいね。
今は郵送対応できる書類も多いので安心。
次に買取してもらうには買取業者と金額を調整する必要がありますが、ここではある一定の交渉術が無いと買い叩かれて損をしてしまいます。
普段の生活の中で交渉経験の少ない人は買取業者の強気の態度に負けてしまうかもしれないので、簡単に実践できる交渉術もまとめました。
どれもカンタンに真似できるから安心だね。
知っているかどうかだけの問題だと思うよ。
実績のある一括査定サービスを選ぶ
中古車販売店・買取専門店は街中にたくさんありますが、高く売るためには複数の店舗を回って比較・交渉することが必須です。
しかし、自分の足で回るのは時間も労力もかかるので、複数の買取店へ査定依頼を送る作業を無料で代行してくれるのが「一括査定」と呼ばれる買取サービスとなります。
ただ、「一括査定」と聞くと営業電話が鳴りやまない・強引に買取を迫られるといった印象を持つ人もいます。
そういったトラブルを防ぐためには既に多くの人が利用している実績のある買取サービスを選ぶと、リスクを最小限に減らし安心して取引ができます。
人気や実績のある一括査定サービスを「人気オススメ一括査定ランキング7選」と題して徹底比較していますので、ぜひ以下のリンク先から参考にご覧ください。
に応えられる買取サービスもあります。
しつこい営業電話が無かったり、10年落ち・10万kmみたいな古いクルマでも売れる?
営業電話無し・古いクルマが得意なサービスもあるよ。
ちなみに、一括査定の利用実績ではナビクルが400万件以上と圧倒的です。常にユーザーから買取業者の評価もされており、悪質な買取店は排除される仕組みが確立されています。
買取業者の中には不当に低い買取額を提示したり、強硬な姿勢で交渉をする業者が一定数存在する。これらの悪質業者をなるべく排除するには、公開されている利用実績の多い買取サービスを利用することが大切。優良な買取業者を厳選して提携している可能性が高いため、適正な価格で安心して利用できる。
「一括査定の電話ラッシュがイヤ!」という人は、オークション形式の車買取サービスなら登録時の電話ラッシュは全くありません。
最近利用者が急増している「MOTA車買取」なら、電話ラッシュゼロで全国約700社によるオークションを行い、最大で上位3社のみと交渉することができます。
既に高い査定額を提示している買取業者とだけ一括査定で交渉することができるので、非常に効率良くクルマを高く売ることができてオススメです。
ついに月間利用者が3万人を超えて、今人気急増中の車買取サービスなんだよね。
一括査定とオークション形式の良いトコ取りって感じだもんね。
まとめ
ディーラー下取りは手間がかからず、担当者との信頼関係も築けることから思考停止で依頼している人がたくさんいます。
まずは少なくとも買取相場を無料で見れるWebサイトで検索して、大体の相場感を知った上で車売却・新車購入の交渉を進めることをオススメします。
その他、国産車の生産状況やオススメのグレード・値引き方法については「くるまはっく」でも詳しく解説されていますので、ぜひ参考にしてみてください。
記事数も200記事以上あるから、色んな情報が盛りだくさんだね。
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