クルマを乗り換えたり廃車する時、最も高く買い取ってもらうには一括査定を使って複数業者で競い合う方法がオススメです。
しかし、提示してもらった買取額が高いのか低いのかについては、自分自身が買取相場を把握していなければ正しい判断を下すことができません。
買取業者の人に「こんな金額で買い取るなんて他では絶対あり得ませんよっ!」と熱く言われると信じちゃいそう。
そう言って実は相場より10万ほど安かったり…。
買取相場は実際に査定依頼をしないと分からないことが多いですが、今回は無料かつ個人情報不要で買取相場(下取り相場)が見れるWebサイト5選をご紹介します。
私のS3スポーツバックを基準として、各サイトで買取相場を調べて比較してみました。それぞれの相場価格を一覧表にまとめると以下の通りです。
■ 無料で見れる車買取相場の違い一覧表
※引用元(https://tone-edge.com/)へリンク後、転載可
大体80~130万の範囲内って感じだけど、価格幅は広いサイトと狭いサイトに分かれてるんだね。
各社それぞれに特徴が出てて面白いよね。
クルマを最も高く売るには複数の買取業者にまとめて査定依頼する「一括査定」が必要不可欠ですが、現在はたくさんの買取サービスがあり検討するだけでも一苦労です。
多くの買取サービスから厳選して、一括査定サイトの人気オススメランキング7選として比較検討した記事もありますので、安心して高価買取したい人はぜひ一度チェックしてみてください。
コンテンツ
無料で見れる買取相場サイト5選
ネット上を探していると、クルマの買取相場を見れるWebサイトはちらほらありますが、個人情報の入力を求められたり買取サービスに誘導されるものも少なくありません。
ココでご紹介する5つのWebサイトは、無料かつ30秒もあれば現在やその前後の買取相場が見れる上に、個人情報の入力は一切不要で安心して見ることができます。
やっぱり買取サービスが運営しているケースが多いよね。少し間違うとスグに誘導されそう…。
画面付きで分かりやすく説明するから大丈夫。
今回は私のS3スポーツバックを基準にして、各サイトでの買取相場について所感を交えながら比較していきたいと思いますので、自分のクルマを調べる時の参考にしてください。
- 車種…S3スポーツバック
- 年式…2014年式(平成26年式)
- 走行距離…50,000km
- ボディカラー…ブラック
【ナビクル】
まずは、車買取の一括査定サイトでは最も利用者の多いサービスの1つで、累計400万件以上の利用実績を誇る「ナビクル」の買取相場です。
2022年のアンケート調査では、実に95%もの人がクルマ売却時の買取業者の対応に満足しているのも大きな魅力です。
口コミや評判でトラブルをよく耳にする一括査定だけに、しっかりと業者を厳選しているナビクルは安心して高く売りたい人にオススメです。
■ 「ナビクル」概要
サービス名 | ナビクル |
会社名 | 株式会社エイチームライフデザイン |
利用実績 | 400万件以上 |
無料登録 | 最短47秒 |
買取相場チェック | 〇(無料登録後すぐ) |
最大査定依頼数 | 10社 |
オススメ度 | ★★★★★ |
特徴 | |
✔ 安心と信頼の400万件を超える圧倒的な実績 | |
✔ 無料登録後すぐに買取相場が確認できる! | |
✔ 運営歴が長く信頼できる買取業者が多い! | |
こんな人にオススメ! | |
安心して一括査定で高くクルマを売りたい人へオススメ! |
現在と前後6ヶ月の相場が見れる
公式サイトの車買取相場から、目的の車種を選ぶだけで6ヶ月前・4ヶ月前・2ヶ月前・現在・2ヶ月後・4ヶ月後・6ヶ月後の相場がグラフで表示されます。
私のS3スポーツバックで調べてみると、以下のような結果となりました。2ヶ月毎に5〜6万ずつ買取額が下がっていくイメージです。
- 6ヶ月前…138.2万
- 4ヶ月前…131.5万
- 2ヶ月前…125.9万
- 現在…120.9万
- 2ヶ月後…115.3万
- 4ヶ月後…109.7万
- 6ヶ月後…104.2万
そっかぁ、もう100万少しの値段しか付かないんだね。買うときはあんなに高かったのに…。
ま、まぁあくまでも参考価格だからね。
参考程度ではありますが、下取り相場も見れるのがナビクルの利点です。ディーラー下取りを考えている人はこちらの価格推移もぜひ押さえておきましょう。
ディーラー下取りを依頼すると、その分新車値引きをガンバってくれることもありますが、本当にお得なのかは慎重に考える必要があります。
「日頃のお付き合いがあるから、やっぱりディーラー下取りじゃないとなぁ…」という人は、ディーラー下取りと買取の違いをまとめた以下の記事もぜひ参考にチェックしてください。
中古車価格からの逆算と妥当なライン
新車価格は600万弱といったところですが、既に9年落ちのクルマの買取額が1/3の200万だとさすがに高すぎるため、近からず遠からずという印象です。
ちなみに、現在のS3スポーツバックの中古車相場は走行距離3万kmで約220万、走行距離5万kmだと200万少々といった価格帯となっています。
■ S3スポーツバックの中古車相場
中古車価格 | 年式 | 走行距離 | ボディカラー |
218万 | 2014年式 | 3.3万km | 黒 |
234万 | 2014年式 | 3.9万km | 白 |
215万 | 2014年式 | 5.1万km | 黒 |
197万 | 2014年式 | 5.7万km | 黒 |
208万 | 2014年式 | 5.8万km | 白 |
※ 記載価格は税込みの車両本体価格
輸入車の場合は、仕入れたクルマに20〜30%の利益を乗せて売ることが多く、オークション仕入れだとさらにその分のマージンも乗ります。
オークション仕入れを前提として原価を逆算するなら、中古車価格に50〜70%を掛けると概ね前のオーナーが幾らで売ったかが分かります。
まぁホントに目安だけどね。クルマの程度や流通量によっても全然違うし。
でも知ってるとすぐに計算できて便利だよね。
中古車価格が200万なら、元の買取価格は50〜70%を掛けて100〜140万といったところなので、それなりに妥当なのではと感じます。
大手買取業者なら薄利でも数で勝負できたり、輸入車専門店なら購入見込み客がいたりするのでより高い買取価格となる可能性は十分あります。
一方、クルマの状態があまり良くなかったり、ズルい説明で安く買い取ろうとする業者に当たると安値を提示されることもあります。
大手買取業者の場合、1台当たりの利益が1~2万でも月間200~300台売れば十分儲かるので薄利でも(高い買取額でも)勝負できる。また、輸入車専門店の場合は既に顧客より注文が入っていたり、販売強化している車種があれば優先的に高く買取したいという意識が働く。
しかし一方で、知識の少ないお客さんの足元を見て不当に安い買取額を提示する買取業者もいるため、一括査定等の買取サービスで複数業者で競わせることが最大のリスクヘッジとなる。
買取業者はホントに色々だから「ココなら100%安心できるっ!」とは言えないね…。
でも実績あるサービスなら業者も選別されてると思うよ。
大手買取業者の中でも親切・丁寧な対応が人気のオートバックスカーズについては、私自身も以前実際に買取査定をしてもらいましたが、安心できる対応でとても好感が持てました。
買取査定額は115万~と最高値とはいきませんでしたが、紙ベースの見積書の提示・後日修復歴による減額なしという魅力も大きく、売却先としてはイイ感じです。
ビッグモーターは大手買取業者ではありますが、現在保険金の不正請求をはじめとした様々な不祥事が明るみに出ており、経営がかなり傾いている状況にあります。
お客さんのクルマをわざとパンクさせたり修理しなかったりといった事例が山ほどあり、買取後の減額・キャンセルもよく耳にするため正直あまりオススメできる買取業者ではありません。
ナビクルは累計400万件以上と圧倒的な利用実績があり、オートバックスカーズも参加しているので安心して高く売りたい人には最もオススメできる買取サービスと言えます。
【ズバット車買取】
「ズバット車買取」は、車買取サービスとしては先程のナビクルの次に利用者が多く、累計250万人以上が利用している一括査定サイトです。
利用者の多い人気サービスなので、そのたくさんの売買データを参考にした買取相場を無料で見ることができます。
■ 「ズバット車買取比較」概要
サービス名 | ズバット車買取比較 |
会社名 | 株式会社ウェブクルー |
利用実績 | 250万人以上 |
無料登録 | 最短32秒 |
買取相場チェック | 〇(無料登録後すぐ) |
最大査定依頼数 | 10社 |
オススメ度 | ★★★★★ |
特徴 | |
✔ 250万人以上の利用者がいる人気サービス | |
✔ 無料登録で6ヶ月先までの買取相場が分かる! | |
✔ 2022年アンケートでは利用者の80%が満足! | |
こんな人にオススメ! | |
満足度の高いサービスで安心して高く売りたい人へオススメ! |
買取相場のチェック方法は、まず「中古車の査定・買取相場」から、メーカー・車種を入力して「愛車の査定相場をチェック!」ボタンを押します。
初回の結果は直近取引によるもの
すると、直近の平均査定相場が出てきますが、おそらく多くの人が「あれ、何か思ってた金額と違うな…?」と感じるハズです。
下段の注意書きを見ればわかるように、初めに表示される買取相場は最も直近に取引されたモデルとなっており、ここから絞り込みが必要です。
一瞬「こんなに高い買取価格なんだ!」って喜んじゃったじゃない…。
嘘を嘘だと見抜けな…ってウソではないか。
年式・走行距離で相場を絞り込める
画面下部を見るともう一度緑色の「愛車の査定相場をチェック」という入力フォームがあり、今度は年式や走行距離を入れることができます。
結果としてS3スポーツバックでは121〜125万の価格幅となり、先ほどのナビクルの120.9万とかなり近しい数値が出てきました。
さらに少し下を見ると走行距離別の相場価格も載ってるけど?
走行距離も買取額を決める大切なポイントだね。
ズバット車買取もナビクルと近しい精度で買取相場をチェックできますが、あくまで前月1ヶ月間の売買実績に基づくものであり、多少のムラは発生すると思われます。
クルマを価値を決めるには年式と走行距離はどちらも大切な要素ですが、実はより買取額に影響を与えるのは実際のクルマの劣化と直結する走行距離だと言われています。
他にも高く売るためには時期・タイミングをしっかりと見極める必要があり、何も気にしていないと10~50万以上損をしてしまうケースも発生します。
クルマを高く売るために必要な5つのポイント「時期・走行距離・年式・車検・モデルチェンジ」について、詳しくまとめた以下の記事もぜひ併せて参考にしてください。
クルマを売却する時にはいくつもの必要書類があります。再発行の方法等も簡潔にまとめているので、事前にしっかり確認しておきましょう。
【ユーカーパック】
「ユーカーパック」は一括査定ではなく、最大8,000社が参加するオークション形式の買取サービスです。
オークションはユーカーパックが運営するため、しつこい営業電話が一切無い上に個人情報も最終的に売却する1社以外には漏れないのが魅力です。
他の一括査定では通常で100〜300社、多くても1,000社ほどの提携であることを考えると、いかに8,000社がスゴいのかということが分かります。
■ 「ユーカーパック」概要
サービス名 | ユーカーパック |
会社名 | UcarPAC株式会社 |
利用実績 | 不明 |
無料登録 | 最短30秒 |
オークション出品 | 最短翌日 |
最大買取業者数 | 最大8,000社 |
オススメ度 | ★★★★☆ |
特徴 | |
✔ 最大8,000社による業界最大規模のオークション | |
✔ 買取完了までしつこい営業電話は一切なし! | |
✔ 個人情報が買取業者1社にしか渡らない! | |
こんな人にオススメ! | |
とにかくラクに個人情報を守って高くクルマを売りたい人へオススメ! |
ナビクルやズバット車買取で約200社、カーセンサーが約1,000社だね。
提携業者が少ないというのは、それだけ厳選されてるとも言えるね。
買取相場を見るには、まず公式サイトの「車の買取査定・下取りの相場一覧表」からメーカー・車種・グレードを入れてボタンをポチッと押します。
初回は直近取引を基準とした買取相場
すると、直近取引の年式・走行距離を基準とした買取相場価格が表示されますが、ここからさらに絞り込みをかけることが可能です。
さっきのズバット車買取と同じだね。もう一度条件を入れるトコがあるのかな?
いや、ユーカーパックは同じページに各相場価格があるんだ。
画面下部で年式別の相場・下取りが分かる
価格を見た後にそのまま下へスクロールしていくと、年式別の相場価格・下取り価格がズラーッと並んでいます。
私のS3スポーツバックは2014年なので、そこまで下がってみると「88.3万円〜135.0万円」という記載が見つかります。
価格帯に幅があるものの概ね正確
上限額・下限額ともにナビクル・ズバット車買取より幅がある結果となっていますが、中間を取ると111.6万となり概ね買取相場を正しく表していると思われます。
さらに下にスクロールすると走行距離別や未来の買取相場推移も見れますが、どちらも年式が固定されているため参考になるケースは少ないです。
【ガリバー】
ガリバーは中古車販売では非常に有名で、全国に約460店舗を構えており累計120万台以上を販売している超々大手の自動車専門店です。
オートオークションだけでなく自社販売も多く手掛けるガリバーなので、様々な販路を含めた総合的な買取相場をチェックすることができます。
ガリバーは販売・買取・メンテナンスと本当に手広くやってるよねぇ。
確か来年で創業30周年だったかな。
中古車なら非公開車両が選べる!
ガリバーの中古車販売サービスの中には、「非公開車両」という一般に流通する前のクルマを選ぶことができるサービスがあります。
非公開車両には状態の良い人気グレード・ディーラー試乗車といった好条件のクルマが多くラインナップしています。
毎日500台入荷する中古車から、1対1でプロの専任担当者が相談から購入まで対応してくれる「ズバブーン」なら、きっと最高の1台が見つかります。
ホントに条件の良いクルマって、非公開車両のうちにこっそり買い手がついちゃうんだよね。
非公開車両が探せるサービスは年々減っているので、気になる人は早めにチェックしましょう。
初回は直近6ヶ月の最高・最低額
ガリバーの買取相場は、「中古車買取相場」のページからメーカーと車種を選びます。「ざっくりな相場を知る」が選択されていることを確認しておきましょう。
メーカー・車種を選んで決定すると、まずはそのクルマが直近6ヶ月の間で取引された場合の最高買取額と最低買取額が分かります。
ここでは年式も走行距離も何も絞られていないので、かなりの価格差が出てしまうためにあまり参考にならない買取相場と言えます。
15万から263万かぁ、何も無いよりはマシだと思うけど…。
でも250万も価格差が開いてちゃねぇ…。
走行距離・グレード・年式で絞込みOK
「何か他に情報無いかなぁ…」と思って下を見ると、名前や電話番号の個人情報を入力する本番の査定申込みボタンがあります。
しかし、それをスルーしてもう少し下に行くと「走行距離別」「グレード別」「年式別」というタブがあるので、「年式別」を選びます。
ここで私のS3スポーツバック(2014年式)を見ると最高139.4万・最小58.4万とあり、同年式の買取相場をチェックすることができます。
年式別の個別案件で買取相場が丸見え
さらに、「平成26年式(2014年式)」をクリックして表示された画面をもう一度「無料査定登録ボタン」の下までスクロールすると、なんと実際の個別案件まで見れます。
おぉー、年式・走行距離・色が全部わかるじゃない!
これはかなりスゴいよね、買取相場が丸見え。
一括査定で交渉する場合、オークションで売り切り価格を設定する場合は、ココの最高値をアンカーにしておくといいかもしれません。
ガリバーの買取相場は上下幅があるものの1台1台の詳細を確認できるため、安い・高い買取額の理由を明確にできることも多く、交渉の材料としては役立つことも多いハズです。
【車買取相場データベース】
車買取相場データベースは2020年と比較的最近に登場したサービスで、200万台以上のデータから無料で買取相場がチェックできます。
運営元の株式会社ファブリカコミュニケーションズは中古車販売店向けのソフト開発も行っており、車業界との親和性はバッチリです。
グレード・カラーを含めた6項目を入力
このサイトは買取相場確認に特化しているため、トップページがそのまま条件入力画面となっており、明確なインターフェースが特徴です。
上から順にメーカー・車種・年式・走行距離・グレード・カラーの6つを入力していきますが、グレード・カラーは任意項目となっています。
グレードはハイ・スタンダード・エコの3種類で決め打ちなんだね。
まぁザックリで全然いいと思うよ。
現在の相場(高額帯)は相場の最高額
私のS3スポーツバックの検索結果では「現在の相場(高額帯)」として1,020,731円と表示されていますが、見るべきはその下の「現在の相場」の部分です。
「現在の相場」の最高額が上部の「現在の相場(高額帯)」に表示されているだけなので、「現在の相場」を参考にチェックしておけばOKです。
S3スポーツバックの現在の相場は67~102万となっており、他のサイトと比較すると低めの買取相場価格です。後段のディーラー下取りより安いので、少々保守的な印象があります。
1週間で検索した相場が約50万下落…
ちなみに、1週間ほど前に調べた時には「現在の相場(高額帯)」に1,571,793円と表示されており、ガクッと相場が下がったということになります。
しかし、たった1週間で買取相場が約50万も変動するとは思えないため、おそらくは直近の取引のごく一部を見て相場を算出しているのだと思われます。
買取相場がたった1週間の間に約50万も下落したこともある。車買取相場データベースは事実に基づいた相場であることには違いないが、直近の取引のみで判定している可能性も否定できない。
- R5/5/8~12時点…1,571,793円
- R5/5/13以降…1,020,731円
どの買取相場が正確なのか検証!
ここまでご紹介してきたように、今は様々なWebサイトでクルマの買取相場を確認することができます。しかし、相場価格には大きな幅があり正確には把握しづらいのが現状です。
そこで、実際の買取相場との乖離を調べて、どの程度正確な買取価格が表示されているのかを検証してみることにします。
おぉースゴい!そんなことできるの?
100%確実な方法は無いけど、できる限り調べてみたよ。
レッドブックによる相場は約90万
レッドブックとは、正式名称を「オートガイド自動車価格月報」と言い、車関係の業者や保険会社が持っているオークション相場等が掲載されている専門書です。
「有限会社オートガイド」が発行する1958年創刊の月刊誌で、自動車の年式・グレード別に下取価格・卸売価格(オークション相場)・小売価格が詳しく記載されている業界専門書。車両のクラス分けや走行距離ごとの加減算についても記載されており、年間購読料は約10,000円(種類により変わる)。
基本的に業務としてクルマを扱う事業者にしか販売されていませんが、オークション相場以外にも下取価格・小売価格等が詳細に記載されている禁断の書物です。
レッドブックの価格は公開できないので、少し実際の価格とズラしますが、S3スポーツバックのオークション価格は概ね90万となっています。
え、禁断の書物なんだよね?どうして価格を知ってるの!?
ふふ、色々とコネクションがあるんでね…。
ただ、レッドブックの価格は実際の相場からはかけ離れていることも多く、あくまで参考値でしかないということは覚えておきましょう。
オークション相場は需要と供給により価格が決定される市場原理に基づくため、人気車種は高く、マニアックな車種は安くなるといった傾向が強く出ます。
ディーラー下取り価格は120~130万
次に、アウディ正規ディーラーで現在の下取り価格をチェックしてきました。
下取り査定は車両情報や写真を撮って、査定内容を本部に送信することで価格を算出することができ、概ね1時間あれば買取金額を教えてもらえます。
ディーラーで私のS3スポーツバックを査定依頼したところ、アウディ本体以外にも何社かで入札を行った上で最高額を提示してくれるとのことでした。
へぇ~、じゃあ一括査定と全く同じ手順ってコト?
そうそう、ディーラー査定も進んできてるんだね。
クルマの状態として事故歴・修復歴等は当然なく内外装も非常にキレイですが、ほぼ全てのホイールにガリ傷が入っているのが残念ポイントです。
これらを考慮して数社で入札してもらったところ、下取り価格は120~130万の範囲となりました。実際に売るとなれば、最も高い130万で買い取ってもらうこととなります。
2014年式なので既に9年落ちであることを考慮すると、仕方ないかなという印象です。Webサイトで調べた買取相場とほぼ同等なので、かなり頑張ってくれたのだと感じます。
結論:ナビクル・ズバット車買取から確認
今回ご紹介した無料で買取相場が見れるサイトと、レッドブック・実際のディーラー下取り額を一覧表にまとめてみると以下の通りとなりました。
■ 無料で見れる車買取相場の違い一覧表
※引用元(https://tone-edge.com/)へリンク後、転載可
ナビクル・ズバット車買取はどちらも120万前後で、価格幅も狭く似たような買取相場を示しています。
ユーカーパックは120万を内包する形ですが下限額が88万からとかなり幅が広くなっています。おそらくオークション形式ならではの買取額の傾向が出ているのではと思われます。
オークション形式では買取業者は実車を見ずに入札することから、年式の古い輸入車はリスクが高まってくるため高額入札を避ける傾向にあると言われます。
まぁ輸入車に限らず、国産車でも古かったり走行距離が多いと同じ感じになるんだろうね。
買取側の気持ちを考えると確かにそうなるよね。
次にガリバーは58万~139万と80万もの価格差があるため、今回の調査ではあまり参考にならない結果となってしまいました。
ガリバーは取扱数は多いものの国産車を得意としているため、輸入車ならナビクル(400万人以上)やズバット車買取(250万件以上)といった利用実績の多いサイトの方が良さそうです。
そして、比較的最近に公開された車買取データベースは67~102万とかなり低い査定額となっています。レッドブックに近い水準で、あまり実績値を反映していない印象があります。
ちなみに、こういった買取相場サイトでは低めに出た方が実際の査定時に高くなって喜ばれるので、もしかすると周辺関係者への忖度があるのかもしれません。
個人情報なく無料で見れる買取相場チェックサイトでは、実際の買取依頼時に査定額が高いと感じて喜んでほしいため、実際の買取額より低めの査定額となる傾向がある。実際に一括査定で買取してもらう時には、無料で見れる買取相場から10~20%アップした査定額が上限となる可能性を認識しておくとよい。
もちろん車種やグレード、その時の相場によっても全然違ってくるけどね。
でも全体の傾向を知っておくのは大切だからね。
今回の調査では、ナビクルとズバット車買取が高めの査定金額かつ価格幅も狭いので、まずはこの2社で買取相場をチェックしてみるとイイのではと思います。
買取相場が高めに出るということは、実際の査定額も期待できます。どちらも豊富な利用実績があるので、トラブルも少なく安心して利用できるハズです。
クルマを高く売るには「一括査定」
せっかく同じクルマを売るのであれば、最も高く買い取ってくれるお店で売るべきです。
最も手軽に売れるのはディーラー下取りですが、実際の買取相場と比較して10~50万以上安い金額を提示されることも少なくありません。
ディーラーも手続きがラクだったり代車を貸してもらえたりとメリットがあるのも事実ですが、買取額という観点では損をするケースが圧倒的に多いハズです。
個人ブログやYouTubeを見ててもやっぱりディーラー査定は安いところが多いよね。
でもそれは仕方ないところもあるんだ。
クルマを売却する時は、まず初めに今の愛車の相場がいくらくらいかをチェックして、目指すべき買取価格を決めることが大切です。
買取相場とはオートオークションの相場を指すことが多いですが、通常は業者しか参加できないため私達のような一般人は見ることができません。
しかし今は無料かつ個人情報不要で実際の買取相場が見れるサイトも幾つかあるので、一括査定を利用する前にぜひ一度チェックしてみましょう。
中古車販売店・買取専門店を狙う
ディーラーはあくまでも新車販売がメイン業務なので、実際の相場に基づいて高く買い取ろうという意識はあまりありません。
ディーラー以外の買取業者ならクルマを買取して販売することが業務なので、ライバル同士で競い合って買取額が高く吊り上がる傾向にあります。
買取業者は大きく中古車販売店と買取専門店の2種類に分かれていますが、最近はガリバーやビッグモーターのように「買取専門だけど販売もしている」という店舗が増えています。
- 中古車販売店…基本はオークション相場を基準に買取を行うが、手元で展示・販売したいクルマや既に注文の入っているクルマでは買取相場以上の金額が出る。
- 買取専門店…大量の車両を買取・売却しているため、効率良くメンテナンスを行ったり1台当たりの各種経費・手数料を抑えられるため、全体的に高い買取額を提示できる。
大手買取業者として筆頭に上がるのは某ビッグモーターですが、皆さんもご存知の通り令和5年夏ごろに明るみに出た不祥事により信用が地に落ちてしまいました。
いやもうホント次から次へと不祥事が出てくるよね…。
お客さんを騙してお金を取るなんて!教育教育教育死刑死刑教育教育ー!
私が実際に利用した中では、オートバックスが運営する「オートバックスカーズ」が丁寧な説明&誠実な対応でオススメできると感じます。
「後日減額なし」・「買取額を紙面で提示」・「買取額を5日間保証」という3つの特徴は、一度でも車買取をしたことのある人なら非常に安心できることが分かるハズです。
クルマを高く売るテクニック
クルマを売る時は誰もがなるべく高く売りたいと考えていますが、何度も経験するものではないので具体的な方法が分からない人も多いハズです。
まぁそうだよね。でもどんな売り方したってそんなに変わらないんじゃない?
いやいや、20〜30万はすぐに差が付くと思うよ。
初めに考えるべきは売却時期で最も高く売れるのは新生活が始まる前の2〜3月、車両の状態としては車検直前や走行距離の節目手前がオススメです。
それぞれのタイミングについての詳しい解説や、オススメの売却時期ランキングを以下の記事にまとめているので参考にご覧ください。
クルマを売却する時にはたくさんの必要書類があるため、売りたいタイミングで書類が揃わず困ってしまうことがよく起こります。
必要書類は車検証・自賠責保険証の他にも納税証明書やリサイクル券など多岐に渡るため、以下の記事で必要書類と再発行の方法を整理しました。
意外と必要書類を紛失してしまってることも多いから、再発行について説明してくれるのは嬉しいね。
今は郵送対応できる書類も多いので安心。
次に買取してもらうには買取業者と金額を調整する必要がありますが、ここではある一定の交渉術が無いと買い叩かれて損をしてしまいます。
普段の生活の中で交渉経験の少ない人は買取業者の強気の態度に負けてしまうかもしれないので、簡単に実践できる交渉術もまとめました。
どれもカンタンに真似できるから安心だね。
知っているかどうかだけの問題だと思うよ。
実績のある一括査定サービスを選ぶ
中古車販売店・買取専門店は街中にたくさんありますが、高く売るためには複数の店舗を回って比較・交渉することが必須です。
しかし、自分の足で回るのは時間も労力もかかるので、複数の買取店へ査定依頼を送る作業を無料で代行してくれるのが「一括査定」と呼ばれる買取サービスとなります。
ただ、「一括査定」と聞くと営業電話が鳴りやまない・強引に買取を迫られるといった印象を持つ人もいます。
そういったトラブルを防ぐためには既に多くの人が利用している実績のある買取サービスを選ぶと、リスクを最小限に減らし安心して取引ができます。
人気や実績のある一括査定サービスを「人気オススメ一括査定ランキング7選」と題して徹底比較していますので、ぜひ以下のリンク先から参考にご覧ください。
に応えられる買取サービスもあります。
しつこい営業電話が無かったり、10年落ち・10万kmみたいな古いクルマでも売れる?
営業電話無し・古いクルマが得意なサービスもあるよ。
ちなみに、一括査定の利用実績ではナビクルが400万件以上と圧倒的です。常にユーザーから買取業者の評価もされており、悪質な買取店は排除される仕組みが確立されています。
買取業者の中には不当に低い買取額を提示したり、強硬な姿勢で交渉をする業者が一定数存在する。これらの悪質業者をなるべく排除するには、公開されている利用実績の多い買取サービスを利用することが大切。優良な買取業者を厳選して提携している可能性が高いため、適正な価格で安心して利用できる。
まとめ
中古車は一物一価と言って、クルマ1台1台ごとに状態が違うためにその価値も変わってきます。
他にも半導体不足等による買取相場の変動や、買取業者の在庫状況・営業方針によっても10~30万以上買取額が上下することもあり、正確な買取相場は誰にも読めません。
しかし、今回ご紹介したようなWebサイトなら30秒もあれば誰でもすぐに価格相場を知ることができるので、ぜひ交渉の武器として手元に持っておくことをオススメしします。
複数のサイトを相場を平均することで、より正確な買取相場を知っておくことができるね。
正直レッドブックよりもはるかに高精度だよ。
そして、「買取相場価格」という武器を持った上で安心できる一括査定サイトを使って買取業者同士を競わせることで、きっとあなたのクルマが最も高い金額で売れるハズです。
オススメの買取サービスの1つとして、一括査定サイト7選でもご紹介している「MOTA車買取」なら、オークションで上位3社に絞って一括査定できるので営業電話が相当減らせます。
現状、「手間をかけずに高く売る」という点では最もオススメなので、ぜひ一度検討してみてください。