みなさんは、クルマ売却で売る時期やタイミングを考えますか?
「乗り換えたい時に売るべき」なのは確かですが、高く売れる時期やタイミングを知っているとわずかな時間差で大きく得をすることもあります。
節目を跨ぐことで10~30万以上損をするケースも十分に起こり得るので、無駄な出費を減らして楽しいカーライフを過ごしましょう。
車検とモデルチェンジには特に注意しておいた方がイイね。
乗り換えを検討し始める段階で、売り時を考えておくといいかな。
クルマを売る時にはディーラー下取りや買取等様々な方法がありますが、最もカンタンで高く売れるのは複数の買取業者を競い合わせる一括査定です。
現在は非常に多くのサービスが乱立しているので、一括査定人気オススメランキング7選と題して分かりやすくまとめました。1円でも高く売りたい人はぜひ参考にご覧ください。
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コンテンツ
《時期》1〜3月か7〜9月を狙う
クルマが高く売れる時期というのは、つまりクルマを欲しいと思う人が増える時期と重なることになります。
最もクルマが売れるのは4月からの新生活(就職・転職・入学・引っ越し)に備えて日常の足としてクルマを用意する1〜3月となります。
1~3月の車買取におけるイメージをより細かく区切ってご紹介すると、概ね各時期ごとに以下のような印象となります。
- 1月上旬…3月の販売に備えて少しずつ買取が活発になり始める
- 1月中旬〜2月末…3月に備えて最も高い買取額が期待できる時期
- 3月上旬…まだまだ高く売れるがすぐにクルマを手放せることが必要
- 3月中旬〜…今すぐに売れるクルマ以外は積極的な買取は行わなくなる
1月の始めと3月の終わりはそこまでオススメではないってコトだね。
もちろん買取業者によるけど、目安としてね。
他の理由として、3月は決算期による新車販売が多いため、数年前に販売したクルマの車検時期と重なる人が増えることも挙げられます。
この時に、ディーラーの人に勧められて下取りして新車に乗り換えるパターンも多いですが、正直それは相当安く買い叩かれている可能性が高いです。
ディーラー下取りにもメリットはありますが、買取額では20~50万以上差がつくこともあるので注意が必要です。一括査定(買取)との違いは以下の記事を参考にご覧ください。
公的調査である日本自動車販売協会連合会の販売台数を見ても、3月は他の時期と比較して約1.5倍の実績となっていて、一年を通して最も活発に取引が行われていることが分かります。
■ 月別の新車販売台数(登録車+軽自動車)
月別 | 販売台数 | 平均値との乖離 |
1月 | 329,696台 | 94.1% |
2月 | 354,665台 | 101.3% |
3月 | 512,860台 | 146.4% |
4月 | 299,615台 | 85.5% |
5月 | 261,431台 | 74.6% |
6月 | 327,894台 | 93.6% |
7月 | 349,327台 | 99.7% |
8月 | 290,041台 | 82.8% |
9月 | 395,160台 | 112.8% |
10月 | 359,143台 | 102.5% |
11月 | 377,068台 | 107.7% |
12月 | 344,362台 | 98.3% |
もう1つのオススメ時期である7〜9月は、こちらも3月同様に生活の区切りとなる人が多いこと、半期決算期という点が主に挙げられます。
ただ、3月の年度末に比べるとインパクトは薄まるため、以下に紹介する走行距離・年式・車検を重視して売却時期を決める方がオススメです。
《走行距離》3万・5万・10万kmが節目
次に押さえておくべき売却時期はクルマの走行距離です。何も考えずに売る場合と比較して、少し気を付けるだけでも10万以上の差額が出ます。
走行距離は実際のクルマの劣化に伴う価格下落というよりも、ユーザーの心理的な印象による価格下落の方が顕著に表れています。
どういうこと?私たちの感覚とクルマの価値は関係ないんじゃないの?
いやいや、それが大アリなんだよ。
私たちがクルマを買うときは、なるべく走行距離の短く元気な個体を探しますが、その際は3万kmや5万kmが心理的な区切りとなっています。
元はと言えば販売店側がそういった基準で説明するため、それを聞いたユーザーが中古車サイト・店頭でも同基準で探すことが大きな理由です。
確かに条件入れる時には3万kmか5万kmで区切ってる…。
一人ひとりの行動が市場を作ってるってコトだね。
例として、BMW3シリーズを基準に同年式・同グレードで走行距離別の価格差を調べてみると、以下の通りとなりました。
■ 走行距離別の中古車価格比較(BMW3シリーズ)
グレード | 走行距離 | 価格 | 差額 |
318i | 2.9万km | 186万 | -2万 |
2.9万km | 188万 | 0万 | |
3.2万km | 159万 | -29万 | |
3.6万km | 125万 | -63万 | |
320i | 2.1万km | 278万 | 43万 |
2.7万km | 235万 | 0万 | |
3.4万km | 219万 | -16万 | |
320d | 2.8万km | 298万 | 9万 |
2.9万km | 289万 | 0万 | |
3.1万km | 243万 | -46万 | |
3.2万km | 187万 | -102万 |
※ グーネットにてBMW3シリーズ(2018年式)を抽出
当然同じグレードでも、オプションの数や車両状態・エアロパーツ等で価格は様々ですが、やはり傾向としては3万kmを跨ぐことで大幅な価格下落が見られます。
さほどクルマの状態は変わらないハズの2,000km〜3,000kmの違いでも、価格差は大きいと約50万に達しています。
そのため、もし3万km少し手前でクルマを乗ろうか売ろうか迷っている場合は、早めに手放した方が数十万高く売れる可能性があります。
車買取の相場はユーザー心理と連動しているため、多くの人が「新しい」「古い」を判断する3万km・5万kmの節目を超えることで10万以上の価格下落が起きる可能性がある。
5万kmと10万kmも同じ理由からですが、10万kmは特に落ち幅が大きくなります。これは、その昔「国産車は10万kmが限界」と言われていたことに由来します。
軽自動車のように、元々の車両価格が高価でない場合は数万円程度で済むこともありますが、それでも落ち幅は大きいので注意しておきましょう。
走行距離が既に3万・5万・10万kmの区切りを跨いでいて現在の相場価格が不安な人は、以下の無料で買取相場が見れるサイト5選を利用してチェックしてみましょう。
どのサイトも大量の買取情報を元に算出しているので、実際の市場価格をサクッと掴めるので非常に便利です。全てのサイトで個人情報は一切不要です。
名前とか住所を一切入れなくてイイのは安心だよね。
大抵は実際に査定依頼しないと見れないからね。
《年式》10年・11年・13年落ち
当然年式も走行距離と同じく新しいほど高く売れますが、価格の落ち幅は走行距離と比較してやや緩やかであるのが特徴です。
クルマの価格はその状態の良し悪しで決まりますが、年式が経つことによる劣化よりも長距離走行による劣化の方が激しいためです。
確かにキレイな状態で車庫に入れっ放しの1年間よりも、1年間でガッツリと10,000km走ったクルマの方が劣化するもんね。
実際に消耗してるかどうかが大切だからね。
年式では1つの区切りは10年となり、走行距離と同様にユーザーや販売店の感覚として「10年落ちか、結構古いなぁ…」と感じるためです。
先ほどと同じくBMW3シリーズで、同グレード・5万km台の9年落ちと10年落ちを比較してみると、以下の結果となりました。
■ 9年・10年落ちの価格比較(BMW3シリーズ)
グレード | 走行距離 | 価格 | 走行距離 | 平均価格 |
320i | 2014年式 | 168万 | 5.3万km | 135.6万 |
2014年式 | 148万 | 6万km | ||
2014年式 | 145万 | 5.9万km | ||
2014年式 | 128万 | 5.9万km | ||
2014年式 | 89万 | 5.9万km | ||
2013年式 | 128万 | 5.1万km | 108.6万 (-27万) |
|
2013年式 | 124万 | 5.9万km | ||
2013年式 | 117万 | 5.4万km | ||
2013年式 | 99万 | 5.4万km | ||
2013年式 | 75万 | 5万km | ||
320d | 2014年式 | 175万 | 6万km | 140.6万 |
2014年式 | 158万 | 6万km | ||
2014年式 | 148万 | 5.1万km | ||
2014年式 | 128万 | 5.4万km | ||
2014年式 | 94万 | 5.9万km | ||
2013年式 | 109万 | 5.8万km | 106万 (-34.6万) |
|
2013年式 | 109万 | 5.6万km | ||
2013年式 | 115万 | 6万km | ||
2013年式 | 118万 | 5.2万km | ||
2013年式 | 79万 | 5.2万km |
※ 2014年式⇒9年落ち、2013年式⇒10年落ち
通常の場合も1年年式が古くなるごとに概ね10%ほど価格は下がっていきますが、10年落ちをまたぐ際には2倍の落ち幅となっています。
私は走行距離の方が気になるけど、10年の節目もなかなか落ちるね…。それよりもこの時計ってオーデマ・ピゲじゃない?
10年落ちは注意すべきタイミングだよ。ちなみにピゲはいつか欲しい憧れの時計で…。
10年落ちや、上記で紹介した3万km・5万km等の区切りを跨いだクルマであっても、実績のある一括査定サイトを使えば少しでも高値を付けてもらうことが期待できます。
400万件という圧倒的な利用実績を誇るナビクルなら、そんなイマイチな条件の車両も高額査定を実現してきた結果として、今も多くのユーザーに支持されています。
一括査定は実績非公開のサイトが多い中で、10年以上続いていて圧倒的な実績もあるから安心感はピカイチだね。
親会社が東証プライム上場企業なのも貴重だよ。
10年落ちともう1つ現実的な理由のある区切りとしては「13年落ち」があり、初度登録から13年が経過すると自動車税・自動車重量税がそれぞれ15%・40%割増となります。
古いクルマは技術も古く排気ガスにより地球温暖化が促進されたり、燃費が悪く環境に配慮されないことが理由として挙げられています。
それぞれ自動車税は毎年4/1時点での車両の所有者に、自動車重量税は車検のタイミングで発生することとなります。
■ 自動車税の13年落ちにおける増額
総排気量 | 税額 | 税額(重課) | 増額割合 |
(13年未満) | (13年超) | ||
1L | 29,500円 | 33,900円 | 14.9% |
1~1.5L | 34,500円 | 39,600円 | 14.7% |
1.5L~2.0L | 39,500円 | 45,400円 | 14.9% |
2.0L~2.5L | 45,000円 | 51,700円 | 14.8% |
2.5L~3.0L | 51,000円 | 58,600円 | 14.9% |
3.0L~3.5L | 58,000円 | 66,700円 | 15.0% |
3.5L~4.0L | 66,500円 | 76,400円 | 14.8% |
4.0L~4.5L | 76,500円 | 87,900円 | 14.9% |
4.5L~6.0L | 88,000円 | 101,200円 | 15.0% |
6.0L超 | 111,000円 | 127,600円 | 14.9% |
※1 13年未満・13年超は新車登録からの経過年数を指す
※2 いずれも自動車税の年額
次に、自動車重量税は以下の通りです。車両重量に対して課税され、13年落ちのアップ割合は実に約40%に達しますが、これはなんと税務調査での重加算税と同程度の割合となります。
重加算税って、わざと所得を隠したり架空経費を立てたりした人に課されるやつだよね?そんなのと同等の重課だなんて…。
自動車税より安いから見えづらいけど、凄いアップ率だよね。
■ 自動車重量税の13年落ちにおける増額
総排気量 | 税額 | 税額(重課) | 増額割合 (13年超) |
税額(重課) | 増額割合 (18年超) |
(13年未満) | (13年超) | (18年超) | |||
軽自動車 | 6,600円 | 8,200円 | 24.2% | 8,800円 | 33.3% |
0.5t以下 | 8,200円 | 11,400円 | 39.0% | 12,600円 | 53.7% |
~1t | 16,400円 | 22,800円 | 39.0% | 25,200円 | 53.7% |
~1.5t | 24,600円 | 34,200円 | 39.0% | 37,800円 | 53.7% |
~2t | 32,800円 | 45,600円 | 39.0% | 50,400円 | 53.7% |
~2.5t | 41,000円 | 57,000円 | 39.0% | 63,000円 | 53.7% |
~3t | 49,200円 | 68,400円 | 39.0% | 75,600円 | 53.7% |
※1 13年未満・13年超は新車登録からの経過年数を指す
※2 いずれも自動車重量税の年額
ちなみに、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンでは重課の時期が異なり、ディーゼルエンジンの場合は11年落ち以降が対象となります。
えーっ!環境に良いとか言っておきながらガソリンエンジンより増税が早いって一体どういう…?
ここにも政府の増税作戦が見え隠れしたり…。
そう考えると、先ほどの比較でディーゼルエンジン搭載である320dの方が下落幅が大きいのも合点がいきます。
ディーゼルモデルを10年落ちで購入すると、その翌年には何も故障・修理が無くても税金がしれっと増やされるので何だか損した気分です。
《車検》車検の直前(2〜3ヶ月前)
続いての売却タイミングは車検の直前です。車検は新車だと2年、その後は3年おきですが意外とあっという間にやってきます。
車検では修理する部分の費用だけでなく、基本料金や重量税等の様々な支払いが同時に必要となるので、それなりの負担が発生します。
ザックリとした費用感は、軽自動車で5万・国産車で10万・輸入車で15〜20万といった感じで、やはり細々と修理が入り出費がかさみます。
そのため、車検が迫っている時はその直前で売却してしまった方が負担が少なく、結果として手元に残るお金が多くなるのでオススメです。
あれ?でも車検残って査定でプラスになるんじゃなかったっけ?
いやいや、実は金額としてはわずかなんだよ…。
買取業者が使う中古車の査定基準である日本自動車査定協会(JAAI)の内容を拝借すると、車検残によるプラス査定額は以下の通りとなっています。
■ 車検残月数によるプラス査定(1~24ヶ月)
車検残月数 | 普通車 | 軽自動車 |
1ヶ月 | 0円 | 0円 |
2ヶ月 | 0円 | 0円 |
3ヶ月 | 0円 | 0円 |
4ヶ月 | 2,000円 | 1,000円 |
5ヶ月 | 4,000円 | 1,000円 |
6ヶ月(半年) | 5,000円 | 2,000円 |
7ヶ月 | 7,000円 | 2,000円 |
8ヶ月 | 8,000円 | 3,000円 |
9ヶ月 | 10,000円 | 4,000円 |
10ヶ月 | 12,000円 | 5,000円 |
11ヶ月 | 13,000円 | 6,000円 |
12ヶ月(1年) | 16,000円 | 7,000円 |
13ヶ月 | 19,000円 | 8,000円 |
14ヶ月 | 22,000円 | 10,000円 |
15ヶ月 | 25,000円 | 12,000円 |
16ヶ月 | 28,000円 | 14,000円 |
17ヶ月 | 31,000円 | 16,000円 |
18ヶ月(1年半) | 34,000円 | 18,000円 |
19ヶ月 | 37,000円 | 20,000円 |
20ヶ月 | 40,000円 | 22,000円 |
21ヶ月 | 43,000円 | 24,000円 |
22ヶ月 | 46,000円 | 26,000円 |
23ヶ月 | 49,000円 | 28,000円 |
24ヶ月 | 51,000円 | 30,000円 |
車検まで6ヶ月残っていれば「まだ売るにはもったいないなぁ」という気がしますが、査定額で言えばたった5,000円のプラスでしかありません。
1年半残っていた場合でもプラス査定は16,000円(軽自動車なら7,000円)しかなく、車検残による買取額のアップは狙うべきでないことがよく分かります。
これならギリギリまで乗ってた方がイイ気がするなぁ…。
せっかく車検通したんだしもったいないよね。
輸入車の場合は車検費用が高く、ディーラーで何も考えずに依頼すると30~50万ほどかかるケースも少なくありません。
車検は大手カー用品であるオートバックスでも行ってもらうことが可能で、輸入車でも意外と安く済ませられるのでオススメです。
ちなみにオートバックスカーズという系列会社では車買取も行っており、親切・丁寧な対応で非常に人気が高く、私も一度買取査定してもらいましたがとってもイイ感じでした。
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《モデル》フルモデルチェンジの直前
最後の売却タイミングは、クルマの仕様や内外装が大幅に変更されるモデルチェンジの直前です。
モデルチェンジして新型が販売され始めると、旧型は大幅に価格が下落します。状態の良い中古車だったとしてもガクンと値落ちするのが通常です。
20~50万くらいは下がるイメージかな。確かに誰も古いモデルに乗りたくないもんね。
新しい魅力的な機能が付いてたりもするしね。
メーカーの新型発表は直前であるものの、半年くらい前にはウワサが回り始めるので多くの人が知ることになります。ただし半年前の段階ではさほど中古車価格は落ちません。
リアルに発表が近づいてきた3ヶ月前くらいから徐々に値段が下がり始め、発表された後は2~3ヶ月で下がりきった価格で落ち着くようなイメージです。
輸入車だとスパイショットが公開されたりしてて、1年以上前から何となく分かる時もあるよね。
グルグルのステッカー貼ってるやつね。
もし、今乗っているクルマのモデルチェンジが近づいていても、まだ5~6年以上乗る予定であればそのままで構いませんが、そうでなければ早めに売ることをオススメします。
ちなみに、マイナーチェンジの場合は全体が刷新されるワケではなく、現行モデルの延長として捉えられることが多いのでさほど価値は下がりません。
ゴルフ7からゴルフ7.5みたいなビッグマイナーチェンジは要注意だけどね。
ゴルフ7.5は随分変わったからねぇ。
ゴルフの場合は7⇒7.5で以下のような様々な変更が加えられたため、マイナーチェンジでありながらも一定の価格下落が見られました。
ヘッドライトを含めた見た目が変化したこと、VW初のデジタルコックピットが搭載されたことが「ビッグ」マイナーチェンジと言われる所以です。
- 前後バンパーの形状が変更
- ヘッドライトのデザインがシャープに
- リヤのウインカーが流れるように
- VW初のデジタルコックピットを採用
- センターナビのモニターサイズが8インチ⇒9.2インチへと拡大
- 超能力気分のジェスチャーコントロール採用
ちなみにゴルフ7/7.5は今なら100万円台で状態の良い中古車が買えるね。
当時は安くても300万くらいだったのにね。
モデルチェンジが発表された場合は、それがフルチェンジなのかマイナーチェンジなのかを確認して、相場が変化幅について事前に予測を立てましょう。
マイナーチェンジでも見た目が変化すると相場が下落することもあるので、この辺りは個別に想像して対応するしかありません。
売却時期オススメランキング5選
ここからはこれまでの説明を踏まえて、クルマの売却時期オススメ5選としてまとめてみました。
ただ、売るべき最良のタイミングは「乗り換えたくなった時」なので、まだ乗りたいのに無理に手放す必要は全くありません。
乗り換えを検討し始めた時に以下のタイミングに近づけて買取してもらうことで、損せずに高く売ることができるハズです。
やっぱり乗りたいクルマに乗れないことの機会損失が一番大きいよね。
楽しいドライブはお金には変えられないからね。
クルマの売却を検討する時には、法的な手続きを行うための必要書類がいくつもあるので、事前準備をしっかりしておくことが大切です。
書類が揃わないことで高く売れるタイミングを逃す可能性もあるので、必要書類や再発行の方法をまとめた以下の記事も併せて見ておきましょう。
第1位:車検の2〜3ヶ月前
クルマを売る時に最も重要なタイミングは、車検を受けて乗り続けるか車検直前に売るかです。
車検は最低の基本料金だけでも5万円ほどかかり、その他消耗品の交換や細かな修理があるのが通常で総額10〜20万がリアルな価格帯です。輸入車だとさらに高くなります。
車検残が多ければプラス査定もありますが、6ヶ月残で5,000円・1年残でも16,000円と決して期待できる金額ではありません。
■ 車検残月数によるプラス査定(1~24ヶ月)
車検残月数 | 普通車 | 軽自動車 |
1ヶ月 | 0円 | 0円 |
2ヶ月 | 0円 | 0円 |
3ヶ月 | 0円 | 0円 |
4ヶ月 | 2,000円 | 1,000円 |
5ヶ月 | 4,000円 | 1,000円 |
6ヶ月(半年) | 5,000円 | 2,000円 |
7ヶ月 | 7,000円 | 2,000円 |
8ヶ月 | 8,000円 | 3,000円 |
9ヶ月 | 10,000円 | 4,000円 |
10ヶ月 | 12,000円 | 5,000円 |
11ヶ月 | 13,000円 | 6,000円 |
12ヶ月(1年) | 16,000円 | 7,000円 |
13ヶ月 | 19,000円 | 8,000円 |
14ヶ月 | 22,000円 | 10,000円 |
15ヶ月 | 25,000円 | 12,000円 |
16ヶ月 | 28,000円 | 14,000円 |
17ヶ月 | 31,000円 | 16,000円 |
18ヶ月(1年半) | 34,000円 | 18,000円 |
19ヶ月 | 37,000円 | 20,000円 |
20ヶ月 | 40,000円 | 22,000円 |
21ヶ月 | 43,000円 | 24,000円 |
22ヶ月 | 46,000円 | 26,000円 |
23ヶ月 | 49,000円 | 28,000円 |
24ヶ月 | 51,000円 | 30,000円 |
そのため、売り時を探しているなら車検を跨ぐ前に売り抜けてしまうことを強くオススメします。
しっかり整備しても結局もう乗らないんじゃねぇ…。
まぁ買い取る側からしたらありがたいけどね。
ただし、車検前と言っても1ヶ月前等のギリギリのタイミングだと、交渉や手続きに時間を要して車検切れになってしまう可能性があります。
買取額の交渉に加え、所有権移転や必要書類の再発行といった各種手続きが求められることも多いので、最低でも2ヶ月は余裕を見ておきましょう。
第2位:フルモデルチェンジの2〜6ヶ月前
続いての売却タイミングのオススメ時期は、フルモデルチェンジの半年前から2ヶ月前付近までの期間です。
フルモデルチェンジは、走行距離や年式と比較しても大幅な価格下落が見られるポイントであるため、可能な限り手前で売り抜けたいトコです。
メーカーが公式発表するのはホントに直前ですが、ほとんどの場合は自動車系メディアで事前に知ることができます。
フルモデルチェンジから2〜3ヶ月もすれば、ドイツ車なら50万以上差額が出ることもあるので、特に新車で600万以上のモデルは要注意です。
いやーホント落ちるよね、私たちのS3スポーツバックも下がる下がる…。
確かに新型カッコいいもんなぁ…。
モデルチェンジが囁かれている半年前くらいだとまだ価格落ちはほとんど無いので、その辺りから乗り換えの準備を始めておくことをオススメします。
現在、モデルチェンジの周期は国産車・輸入車問わず5〜8年となっているので、過去の履歴を見て売り抜けるタイミングを探っておきましょう。
第3位:新年から年度末にかけて(1〜3月)
続いての売却タイミングは、定番とも言える新年〜年度末にかけての決算期です。年間を通じて時期的には最もガッツリと上がるタイミングです。
1月に入った段階で既にある程度高くなっていますが、3月は決算で数字を作りたい場合は驚くような買取額になることもしばしば見られます。
- 1月上旬…3月の販売に備えて少しずつ買取が活発になり始める
- 1月中旬〜2月末…3月に備えて最も高い買取額が期待できる時期
- 3月上旬…まだまだ高く売れるがすぐにクルマを手放せることが必要
- 3月中旬〜…今すぐに売れるクルマ以外は積極的な買取は行わなくなる
夏ごろに「そろそろ売ろうかなぁ…どうしよっかなぁ…」と考えている人は、年明けまで待っておくことを強くオススメします。
もしその年の夏から冬の終わりまで乗ったとしても、夏に売った時と同じくらいの価格で売れる可能性が十分あるからです。
あと半年間楽しんだり新しいクルマを探したりしてても買取額が変わらないってコトね。
うん、それくらい決算期は売却に良い時期だよ。
ただ、3月中旬~月末に近づくと買取側も決算でバタバタして時間がかかる可能性がある上に、4月に入って手続きが終わっていないと自動車税がかかってきて面倒なコトになります。
自動車税は毎年4月1日時点の所有者に対して課税されるので、それまでに買取業者が委任状を使って所有権移転手続きを完了させておく必要があります。
自動車税はおよそ3~4万程度で、毎年4/1時点の所有者に課税されるため、課税を避けるためには3月末までに買取業者へ所有権を移転しておくことが重要なポイント。買取業者には、委任状以外にも印鑑証明や住民票の写しを提出しなければならないケースもあるため、余裕を持って準備しておくことが大切。
第4位:3万・5万・10万kmの手前
次にクルマを売却すべき適切なタイミングは、走行距離が3万km・5万km・10万kmの中古車価格がガクッと落ちる区切りの少し手前です。
特に3万km・5万kmはまだ年式が新しく車両価格が高いことも多いためにより下落幅が目立つハズです。可能ならばこれらを跨ぐ前に売り抜けることをオススメします。
というと、逆に2万km・4万kmは気にしなくてもいいってコト?
うん、半端な距離で足切りする人は少ないから。
まだ乗り続けたい時は、自分が年間何kmくらい乗るのかを計算して次の売り時をチェックしておくと気がラクです。
国内の自動車利用者に対する公的調査では、月間600km以下(年間7,200km)が大半なので、ザックリと年間8,000kmを1つの目安としてみましょう。
■ 自動車利用者における月間走行距離
調査結果では月間300km以下が約6割、月間600km以下(年間7,200km)まで含めると8割弱に達していますが、一方で月間1,200km以下(年間15,000km)も約2割います。
第5位:年式が10年落ちの手前
最後の売り時タイミングは、年式が8~9年落ちで10年に近づいている場合です。10年落ちになると、これまでギリギリ耐えていた価格の壁をズバッと突き破ることが多くなります。
BMWの例でも10年を跨ぐことによって20~30万の値落ちが見られます。走行距離の長短に関わらず「10年落ち」の破壊力は大きいことがよく分かります。
■ 9年・10年落ちの価格比較(BMW3シリーズ)
グレード | 走行距離 | 価格 | 走行距離 | 平均価格 |
320i | 2014年式 | 168万 | 5.3万km | 135.6万 |
2014年式 | 148万 | 6万km | ||
2014年式 | 145万 | 5.9万km | ||
2014年式 | 128万 | 5.9万km | ||
2014年式 | 89万 | 5.9万km | ||
2013年式 | 128万 | 5.1万km | 108.6万 (-27万) |
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2013年式 | 124万 | 5.9万km | ||
2013年式 | 117万 | 5.4万km | ||
2013年式 | 99万 | 5.4万km | ||
2013年式 | 75万 | 5万km | ||
320d | 2014年式 | 175万 | 6万km | 140.6万 |
2014年式 | 158万 | 6万km | ||
2014年式 | 148万 | 5.1万km | ||
2014年式 | 128万 | 5.4万km | ||
2014年式 | 94万 | 5.9万km | ||
2013年式 | 109万 | 5.8万km | 106万 (-34.6万) |
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2013年式 | 109万 | 5.6万km | ||
2013年式 | 115万 | 6万km | ||
2013年式 | 118万 | 5.2万km | ||
2013年式 | 79万 | 5.2万km |
※ 2014年式⇒9年落ち、2013年式⇒10年落ち
3シリーズでは10年落ちまでは安定して年間10万ほどの下落ですが、10年落ちのタイミングで2~3倍の値落ちが発生しているというイメージです。
さらにディーゼルエンジンの場合は、次の11年目で自動車税・重量税がダブル増税されてしまうので、より人気が大幅に落ちてしまう点も併せてチェックしておきましょう。
環境に配慮したディーゼルエンジンが先に増税されるの、なぁぜなぁぜ?
一足遅れて流行を取り入れてくるスタイル…!
クルマを高く売るには「一括査定」
せっかく同じクルマを売るのであれば、最も高く買い取ってくれるお店で売るべきです。
最も手軽に売れるのはディーラー下取りですが、実際の買取相場と比較して10~50万以上安い金額を提示されることも少なくありません。
ディーラーも手続きがラクだったり代車を貸してもらえたりとメリットがあるのも事実ですが、買取額という観点では損をするケースが圧倒的に多いハズです。
個人ブログやYouTubeを見ててもやっぱりディーラー査定は安いところが多いよね。
でもそれは仕方ないところもあるんだ。
クルマを売却する時は、まず初めに今の愛車の相場がいくらくらいかをチェックして、目指すべき買取価格を決めることが大切です。
買取相場とはオートオークションの相場を指すことが多いですが、通常は業者しか参加できないため私達のような一般人は見ることができません。
しかし今は無料かつ個人情報不要で実際の買取相場が見れるサイトも幾つかあるので、一括査定を利用する前にぜひ一度チェックしてみましょう。
中古車販売店・買取専門店を狙う
ディーラーはあくまでも新車販売がメイン業務なので、実際の相場に基づいて高く買い取ろうという意識はあまりありません。
ディーラー以外の買取業者ならクルマを買取して販売することが業務なので、ライバル同士で競い合って買取額が高く吊り上がる傾向にあります。
買取業者は大きく中古車販売店と買取専門店の2種類に分かれていますが、最近はガリバーやビッグモーターのように「買取専門だけど販売もしている」という店舗が増えています。
- 中古車販売店…基本はオークション相場を基準に買取を行うが、手元で展示・販売したいクルマや既に注文の入っているクルマでは買取相場以上の金額が出る。
- 買取専門店…大量の車両を買取・売却しているため、効率良くメンテナンスを行ったり1台当たりの各種経費・手数料を抑えられるため、全体的に高い買取額を提示できる。
大手買取業者として筆頭に上がるのは某ビッグモーターですが、皆さんもご存知の通り令和5年夏ごろに明るみに出た不祥事により信用が地に落ちてしまいました。
いやもうホント次から次へと不祥事が出てくるよね…。
お客さんを騙してお金を取るなんて!教育教育教育死刑死刑教育教育ー!
私が実際に利用した中では、オートバックスが運営する「オートバックスカーズ」が丁寧な説明&誠実な対応でオススメできると感じます。
「後日減額なし」・「買取額を紙面で提示」・「買取額を5日間保証」という3つの特徴は、一度でも車買取をしたことのある人なら非常に安心できることが分かるハズです。
クルマを高く売るテクニック
クルマを売る時は誰もがなるべく高く売りたいと考えていますが、何度も経験するものではないので具体的な方法が分からない人も多いハズです。
まぁそうだよね。でもどんな売り方したってそんなに変わらないんじゃない?
いやいや、20〜30万はすぐに差が付くと思うよ。
初めに考えるべきは売却時期で最も高く売れるのは新生活が始まる前の2〜3月、車両の状態としては車検直前や走行距離の節目手前がオススメです。
それぞれのタイミングについての詳しい解説や、オススメの売却時期ランキングを以下の記事にまとめているので参考にご覧ください。
クルマを売却する時にはたくさんの必要書類があるため、売りたいタイミングで書類が揃わず困ってしまうことがよく起こります。
必要書類は車検証・自賠責保険証の他にも納税証明書やリサイクル券など多岐に渡るため、以下の記事で必要書類と再発行の方法を整理しました。
意外と必要書類を紛失してしまってることも多いから、再発行について説明してくれるのは嬉しいね。
今は郵送対応できる書類も多いので安心。
次に買取してもらうには買取業者と金額を調整する必要がありますが、ここではある一定の交渉術が無いと買い叩かれて損をしてしまいます。
普段の生活の中で交渉経験の少ない人は買取業者の強気の態度に負けてしまうかもしれないので、簡単に実践できる交渉術もまとめました。
どれもカンタンに真似できるから安心だね。
知っているかどうかだけの問題だと思うよ。
実績のある一括査定サービスを選ぶ
中古車販売店・買取専門店は街中にたくさんありますが、高く売るためには複数の店舗を回って比較・交渉することが必須です。
しかし、自分の足で回るのは時間も労力もかかるので、複数の買取店へ査定依頼を送る作業を無料で代行してくれるのが「一括査定」と呼ばれる買取サービスとなります。
ただ、「一括査定」と聞くと営業電話が鳴りやまない・強引に買取を迫られるといった印象を持つ人もいます。
そういったトラブルを防ぐためには既に多くの人が利用している実績のある買取サービスを選ぶと、リスクを最小限に減らし安心して取引ができます。
人気や実績のある一括査定サービスを「人気オススメ一括査定ランキング7選」と題して徹底比較していますので、ぜひ以下のリンク先から参考にご覧ください。
に応えられる買取サービスもあります。
しつこい営業電話が無かったり、10年落ち・10万kmみたいな古いクルマでも売れる?
営業電話無し・古いクルマが得意なサービスもあるよ。
ちなみに、一括査定の利用実績ではナビクルが400万件以上と圧倒的です。常にユーザーから買取業者の評価もされており、悪質な買取店は排除される仕組みが確立されています。
買取業者の中には不当に低い買取額を提示したり、強硬な姿勢で交渉をする業者が一定数存在する。これらの悪質業者をなるべく排除するには、公開されている利用実績の多い買取サービスを利用することが大切。優良な買取業者を厳選して提携している可能性が高いため、適正な価格で安心して利用できる。
まとめ
中古車は1台1台が異なる価値を持っているため、一概に「このタイミングなら必ず高く売れる」というタイミングはありません。
しかし、上記で紹介したどこかのタイミングで大幅に買取額が下落することとなるので、中古車市場の売値を見ながら事前に当たりを付けておくことが大切です。
せっかく売るなら高く売りたいもんね。
少しの違いで10万程度はすぐ差が出るからね。
まずは、個人情報不要で愛車の買取査定額を知ることができるサイトを利用して、大体の相場感を掴みましょう。以下のリンク先よりオススメサイトを5つご紹介しています。
車買取は、ディーラー下取りと比較して10~50万以上買取額がアップする可能性がある一括査定を強くオススメします。
400万件以上の実績がある人気サイトや、営業電話ゼロのオークション形式など人気ランキング7選としてまとめ記事を書いていますので、ぜひ併せて参考にしてください。