BMWの118i Mスポーツ試乗レポート、
今回は最近のドイツ車らしい装備満載の、
インテリアを見ていきたいと思います。
どういった装備があるかも大切ですが、
見て触れることによって感じる印象も、
所有する満足感に大きく関係します。
そのため、
内装の質感や触り心地といった点にも、
細かくフォーカスして見ていきます。
- 《概要編》
- 《エクステリア編》
- 《インテリア編》
- 《走行性能編》
- 《総合評価編》
センターコンソールについて
BMWに限らずドイツ車では、
シンプルかつ洗練されている上に、
機能的なインテリアが特徴です。
118iではシフトレバー付近を見ると、
平面的にスッキリまとまっていて、
車内空間を広く感じるのがイイ所です。
シフトレバーは、
ピアノブラック仕上げとなっていて、
高級感もあり良い感じです。
8シリーズだとクリスタルな感じなんだよね。
お金かかってる感がスゴイ…。
ジョグダイヤル上のボタン群は、
ナビ等を操作するものですが、
心地良い振動のフィードバックがあります。
シフトレバー左下を見ると、
3つのボタンが用意されていて、
それぞれ走行モードが変更可能です。
機能的には全く問題ありませんが、
3つのボタンが1枚のパネルとなり、
1つ押すと周りもカタカタ動きます。
できればボタンはセパレートにして、
1つのパネルに1つの機能が望ましいですが、
こういった点はBMWの漢らしさが出ています。
うん、褒めてないよねこれは…。
こういうトコ昔から変わらないなぁ。
さらにスイッチ類では、
大切なエンジンスタート/ストップは、
質感があまり高くありません。
スイッチの押し込みは浅く、
クリック感もほとんど無いので、
あまり気分が高揚しないのは残念です。
もっとカチッて鳴ってほしいよね…。
期待して押したんだけどなぁ。
コンソールは平面的で、
小物や小銭などは置けないため、
コインケース等があると便利です。
デジタルコックピットについて
BMWでは、
運転席のデジタルメーターを、
「BMWライブ・コックピット」と呼びます。
パッと見た感じ、
色合いは非常にきれいで美しく、
デザインもシンプルで洗練されています。
ナビ表示も簡易的ですが、
その分輝度が低く落ち着いた画面で、
夜間は見やすそうな印象です。
また表面の質感も良く、
液晶らしさを感じさせない印象で、
ごく自然にインテリアに馴染んでいます。
質感でいうと、アウディのマットな仕上げが一番良かったかなぁ。
高い質感を感じる作り込みだったね。
しかしライブコックピットでは、
メーターの刻みが荒いため、
速度や回転数が少し分かりづらいです。
こういったデジタルメーターは、
最近の自動車の流行りの装備であり、
他のドイツ車でも非常に人気です。
これまでのアナログメーターと違い、
自由にメーターや画面を配置できるため、
ブランドの個性がよく表れます。
これまで見てきた、
ドイツ車のデジタルメーターの印象は、
おおむね以下のようになります。
- BMW
とてもきれいな画面で自然にインテリアに馴染んでいる。
しかし、特別高い質感を感じさせるものでは無く、
メーター類が小さく視認性に多少欠ける。
- ベンツ
大きく見やすい文字で、時計だけの表示もできて便利。
表示のバリエーションはドイツ車№1。
- Audi
鮮明な表示で太陽光の映り込みもかなり抑えられ、
マットな仕上げは質感の高さを感じさせる。
メーターの視認性も高く巧みにデザインされており、
サイズも自在に変更できることからナビとの親和性も抜群に良い。
- フォルクスワーゲン
古いノートパソコンの画面のような、明らかに光沢のある液晶がはめ込まれた印象。
メーターは大きいが数字は小さく、視認性は可もなく不可もなく。
どのメーカーも、
レイアウトが少しずつ異なっていて、
見ても触ってもとても面白いです。
まとめ
インテリアの造り自体は、
上位モデルの3シリーズが元なので、
全体的な品質は上位モデルに匹敵します。
エントリーモデルである、
1シリーズでこの質感を得られるのは、
検討にあたり大きな魅力の1つです。
それでは次は、
BMWでもこのブログでも最も大切な、
走行性能を見ていきたいと思います!