最近の輸入車では、
コックピットがデジタル化され、
メーカーごとにデザインが異なります。
今回は、
代表的なドイツ車4社それぞれの、
デジタルメーターを比較しています。
前回に引き続き、
ベンツ・VWの液晶画面について、
画像や動画を交えて見ていきます。
※前回のアウディ・BMWはこちら
ベンツは表示が自由自在
ベンツでは、
デジタルコックピット単体では、
特に名称は定められていません。
よく耳にするのは、
MBUXという言葉ですが、
これはシステム全体を指しています。
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/benz-mbux.jpg)
「Hi,Mercedes」でおなじみの、
会話が楽しめる音声認識だけでなく、
ナビや音楽機能などを含めた総称です。
液晶が埋め込まれた大きなパネルが、
コックピットとセンター部分にまたがり、
非常にインパクトのあるデザインです。
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/benz-aclass-sedan-monitor.jpg)
ただ、
ステアリングで見にくい部分があるため、
キッチリと画面は左右で分けられます。
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/icon-mina.jpg)
せっかくだから1枚で何か表示できれば、ますますカッコ良かったのになぁ。
車が端から端まで走り抜けたりとか。
表示項目のバリエーションは、
今回の中では最も自由度が高く、
右・左・中心部分の3つを変更できます。
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/benz-mbux2.jpg)
ナビや走行距離などの他にも、
円いっぱいに時計を表示することもでき、
使い勝手が良さそうな印象があります。
2枚の液晶画面はむき出しで、
物が当たって傷付く可能性もあり、
ガラスフィルムでの保護がお勧めです。
ちなみに、
上記の動画の冒頭部分を見ると、
3種類のメーター表示が確認できます。
- 「Classic」表示
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/benz-display-classic.jpg)
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/icon-mina.jpg)
最もベーシックな、メーター針が長くて見やすいやつだね。
今までのアナログのイメージに一番近いね。
- 「Sport」表示
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/benz-display-sport.jpg)
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/icon-mina.jpg)
黄色く光って、背景にラインが入ってやる気が出るデザインになったね。
文字の大きさや数値の間隔は特に変わってないね。
- 「Progressive」表示
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/benz-display-progressive.jpg)
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/icon-mina.jpg)
おおお、なんだか斬新なデザインだね。右側はタコメーターなのかな?
「G-FORCE」表示で見えなくなってるけど、本来はここに回転数が見えるよ。
表示項目を選択すると、
速度や回転数の表示はすべて消えて、
円の内側全体が表示領域となります。
そのため、
表示面積が広く情報が見やすくなり、
スッキリとしたデザインが保たれます。
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/icon-mina.jpg)
速度やエンジン回転数は見えなくなっちゃうけど、こっちの方が欲しい情報が分かりやすくていいかも!
中途半端だと両方見にくくなるもんね。
また特筆すべきは、
3つの表示部分すべてを1画面として、
巨大なナビ表示もできるところです。
BMWとは異なり、
地名や詳しい道路情報も表示されるため、
センターナビの代わりに使用可能です。
運転にあまり慣れていない人だと、
センターのナビを見ながら走るよりは、
視線の動きが少なく便利だと思います。
ちなみに、
ベーシックなメーター表示にすると、
円の根本から長い針が伸びています。
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/benz-mbux3.jpg)
アウディとBMWでは、
円の中心部分には別の情報が表示され、
メーター針が少し短くなってしまいます。
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/audi-vc2.jpg)
その点ベンツでは、
今までのアナログと同じ長い針が選べ、
視認性の高さは魅力の1つだと言えます。
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/icon-mina.jpg)
アウディもBMWも見にくいワケでは無いんだけどね。そういえばフォルクスワーゲンは?
ワーゲンはクラシック表示できるよ。
ただ1つ弱点と言えば、
液晶パネルに日差しを防ぐカバーが無く、
少し画面が薄っぺらく見えることです。
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/benz-mbux4.jpg)
液晶画面がむき出しで立っているため、
降り注ぐ太陽光は直接当たるものの、
反射はかなり上手く抑えられています。
ただやはり、
1枚の薄い画面ががんばっている感が強く、
もう少し装飾を加えて欲しかったです。
ワーゲンは基本に忠実
フォルクスワーゲンにおける、
コックピットのデジタル表示の名称は、
「デジタルメータークラスター」です。
青色をベースとして、
円の中心に追加情報を表示するような、
シンプルで機能的なデザインです。
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/wagen-golf7.5-digitalmeter.jpg)
通常は、
センター部分にはナビを表示して、
左右に好きな項目を選ぶイメージです。
左右のメーターを小さくして、
ナビ表示を大きくすることも可能ですが、
ゴルフ7.5では全画面にはなりません。
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/wagen-golf7.5-navi.jpg)
しかし、
ポロシリーズの液晶タイプだと、
全画面が選べるようになっています。
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/wagen-dm.jpg)
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/icon-mina.jpg)
どうしてゴルフよりポロが優遇されてるの…?
ま、まぁ画面自体は少し小さいし…。
ゴルフ7.5・ポロのどちらも、
対応する液晶の保護シートがあり、
ピタッと貼っておくと傷が入りません。
当然に精密機械なので、
画面の交換は非常に難しい上に、
壊れると修理は相当高額となります。
ちなみに、
新型ゴルフ8の液晶パネルは、
ナビの全画面表示ができそうです。
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/wagen-golf8-dm.jpg)
センター部分には、
ナビ以外に音楽や車両情報など、
好きな表示を選択できます。
ただベンツのように、
円の面積いっぱいいっぱいまで、
各種情報を表示させることはできません。
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/wagen-dm2.jpg)
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/icon-mina.jpg)
まぁでもこれが普通で、どちらかというとベンツがすごいんだよね。
表示の柔軟性はベンツがピカイチだね。
1つ気になるのが、
画面の質感がそれほど高くなく、
昔のPC液晶のような印象を受けます。
表示も大人しく控えめなので、
フォルクスワーゲンらしい遊び心を、
液晶表示でも見たかったところです。
クルマ関係のお買物!
ここで少し休憩して、
クルマに関するグッズ等を、
いくつかご紹介したいと思います。
まず最初は、
どのメーカーのどのモデルでも使える、
シートの隙間に差し込む収納ポケットです。
シートの横に差し込むだけで、
スマホ等の小物や飲み物も入る、
便利な収納ポケットが手に入ります。
続いては、
インテリアをスポーティに彩る、
メッキ仕様のクールなシフトノブです。
アウディ仕様のRSモデル用や、
VWでは「GTI」や「R」等から、
自分の好きなデザインが選べます。
続いては、
快適なドライブが楽しめる、
クルマ用の高機能クッションです。
新素材のエクスジェルは、
医療の現場でも長く愛用されていて、
背中・腰・お尻への負担を軽減します。
ただ運転時の腰痛の原因は、
実は車自体にあることもあるので、
気になる人はチェックしてみましょう。
![](https://s3.tone-edge.com/wp-content/uploads/icon-mina.jpg)
まとめ
今回は2回に分けて、
主な4台の人気ドイツ車それぞれの、
個性的なデジタル液晶を見てきました。
各社デザインに特徴があり、
こだわりの部分も違っているため、
見ているだけで楽しくなります。
コックピット画面は、
運転する度に目にする部分なので、
自分が好きなデザインを選ぶべきです。
各メーカーの特徴を見て、
気に入ったコックピットがあれば、
一度ディーラーに足を運んでみましょう!