ベンツのGLA200d試乗レビュー、
今回はこれまでの試乗をまとめて、
総合的に評価してみたいと思います。
非常に迫力のあるエクステリアや、
高効率で気持ち良い走行性能など、
なかなか好印象な点が多かったです。
良かった点とそうでなかった点を、
それぞれ順番にご紹介しながら、
全体的な印象をお話ししていきます。
- 概要編
- エクステリア編
- インテリア編
- 走行性能編
高評価なポイント
今回のGLA200dの試乗で、
最もいいなと思ったポイントは、
ディーゼルエンジンの走りです。
低速域の加速フィールは、
相当元気な感じに調整されていて、
非常にアグレッシブな走りです。
高回転の高揚感が不足する分、
実用域での心地良さは素晴らしく、
ドライバーを納得させる魅力があります。
思いっきり踏み込むと、
4,500回転ほどで頭打ちとなりますが、
意外とスムーズに回ってくれます。
ワイルドな外観に似合う、
豪快な加速といったイメージで、
SUVの走りにふさわしいと感じました。
もしクルマは魅力的だけれど、
新車は高くて狙いづらいと思うなら、
中古車なら新車の6割ほどで乗れます。
年式や価格帯の希望を入れて、
事前に要望を伝えることができる、
ガリバー連携のサービスがオススメです。
もう一歩なポイント
一方逆に、
今一歩だなぁと感じた点は、
インテリアの全体的なデザインです。
インテリア編でもご紹介したように、
インパネにはピアノブラックを多用し、
見た目にはとても豪華な質感です。
しかし、
どこを見ても黒くテカテカして、
少々のっぺりした印象もあります。
アウディやBMWのような、
シンプルなインテリアではなく、
ベンツだぞ!という雰囲気が漂います。
少し派手な印象があるのと、繊細というより大味な感じ?エアコン吹出口とか大きくてボッテリしてる…。
力強いとは少し違うんだよなぁ~。
ステアリングのボタン類も、
操作性は良いかもしれませんが、
配置面積が大きくボテッとしています。
ただAMGラインだと、
デザインもアグレッシブに変わり、
パドルシフトのクリック感も素敵です。
10段階評価すると?
ベンツのエントリーSUVである、
GLA200dを総合的に評価すると、
10点満点のうち6点です。
エントリーモデルながらも、
全幅1,850mmと大柄で迫力があり、
ベンツの3本矢もしっかり目立ちます。
これぞベンツという、
王者の貫禄たっぷりな見た目は、
支持する人々も多いと思います。
2.0Lディーゼルエンジンも、
ただ高トルクというだけでなく、
走行フィールも元気で好印象です。
上は4,500回転前後であるものの、
街乗りではスキッと回りきる印象で、
そこそこスポーツ走行も可能です。
まぁガソリンエンジンには及ばないけど、ディーゼルにしてはいい感じだよね。
安価なガソリンモデルよりいいかも。
一方インテリアは、
ピアノブラックの派手な印象と、
何となく大味な感じが漂います。
素材は豪華なので、
点数としては高くなっていますが、
少し食傷気味な感じも受けます。
ステアリングの操作系は、
高齢者に忖度していそうな配置で、
スタイリッシュとは遠い印象です。
AMGラインにすれば、シルバー塗装になってスタイリッシュになるかな。
AMGラインは必須オプションだね。
まとめ
今回ベンツの中では、
エントリーモデルのAクラスである、
GLA200dを試乗してみました。
ベンツの迫力が欲しいなら、
十二分に魅力的なパッケージで、
ディーゼルエンジンもいい感じです。
価格は500万からですが、
輸入車のSUVとしては安い部類で、
装備も考えるとお得だと感じます。
特にエンジンフィールは、
非常にキビキビと気持ちいいので、
気になる人は試乗をオススメします。