ベンツA250セダンの試乗レポート、
今回は最新インターフェースを搭載した、
インテリアについて見ていきます。
タッチやスワイプにも対応し、
まるでスマホのようなシステムですが、
実際の使い心地はどうでしょうか。
センターコンソールのパッド
新型のベンツでは、
センターコンソールのタッチパッドで、
項目の選択や決定ができます。
スマホでスワイプする要領で、
ボタン下の空間を左右になぞることで、
サッサッと画面が切り替わります。
動きはそこそこスムーズだけど、今のスマホと比べると遅めの反応だね。
Snapdragonだと400番台相当くらいかな?
操作に合わせて、
カチッと心地よいクリック音が鳴り、
きちんとフィードバックを感じられます。
しかし、
操作性の面で気になるところが、
パッドで決定するときのクリック感です。
項目を決定するときは、
パッド上側にある3つのボタンではなく、
パッド全体を押し込む必要があります。
操作は簡単なのですが、
このパッドが予想外に重たく、
そこそこ力を入れないと押せません。
そのため、
選択時は滑るような心地良さですが、
決定のクリックは気合いが入ります。
そこまで意気込まなくても大丈夫だけど(笑)、確かに思ってたよりは強めに押す必要があるよね。
サッサッ、ポチって感じではないかな。
ステアリングボタンの操作性
A250のステアリングは、
上位モデル譲りのデザインとなっていて、
ボタンが多く機能的です。
右側ボタンはコックピットのメーター類、
左側ボタンはセンター画面のナビ類と、
左右で機能が分けられています。
左右のボタンの中心にある黒ボタンは、
タッチセンサーが埋め込まれていて、
左右にスワイプすると動かせます。
ただ、
黒ボタンの横にも別のボタンがあり、
スワイプする度に当たってしまいます。
まぁしょうがないと言えばしょうがないんだけど…。でも毎回当たるから少し煩わしく感じるね。
それに思わずボタン押しちゃいそう。
質感やデザインについて
さすがベンツというだけあって、
やはり全体的な質感は高く、
各所への配慮が行き届いています。
シフトノブ上部には、
- Qi規格対応のスマホ充電スペース
- 運転席&助手席のドリンクホルダー
の2ヶ所を覆うカバーがあります。
ピアノブラック仕様のカバーは、
ドリンクホルダーとの境界部分で、
引っ掛かりがあり固定できます。
そのため、
スマホを裏向けて隠さなくても、
気にすることなく飲み物を置けます。
また、
充電スペースにはUSBのType-Cもあり、
スマホを選ばず充電可能となっています。
しかし、
もちろん良い所ばかりではなく、
気になるところもあります。
内装の多くには、
ピアノブラックが頻繁に使われ、
パッと見ると豪華そうに見えます。
しかし、
逆にどこも同じ質感となり、
少し変化に乏しい印象を受けます。
またステアリングは、
ボタンが多く機能的ではありますが、
かなり余裕を持って配置されています。
そのため、
デザイン的には少しボテッとした印象で、
スマートな感じではありません。
高齢のドライバーの方も多いから、間違えないように配慮してるんじゃ…。
でも若者向けにアピールしてたよ?
内装のマテリアルは、
確かに直接的な質感に関わるため、
非常に大切なポイントではあります。
しかし、
操作性を含めたデザインという視点で、
どちらも両立させて欲しいかなと思います。
でもこのCセグメントのクラスで、これだけピアノブラックが使われてるってすごいよね。
確かに、全くなくても普通だもんね。
まとめ
新しいAクラスでは、
運転席とセンターの画面がつながり、
1枚の液晶パネルとなっています。
ステアリングのボタンで、
どちらの画面も操作できるため、
使い心地はとてもいい感じです。
モニター表示画面には、
様々なタイプが用意されていて、
選んでいるだけでも楽しめます。
デザインや質感については、
一部気になるところはありますが、
総じて高い水準にはあると思います。
次回は、
このブログでは最も大切な部分である、
走行性能について見ていきます!