A35セダン試乗レビュー、
今回は全てのチェック項目を含めた、
総合的な評価をつけてみたいと思います。
AクラスのAMGモデルとして、
入門用AMGであるA35セダンの、
全体的な印象を見てみたいと思います。
- 概要編
- エクステリア編
- インテリア編
- 走行性能編
高評価なポイント
A35セダンの試乗で、
最も良かったと感じたポイントは、
やはりその優れた走行性能です。
出足の鋭さを保ったまま、
100km/h近くまで同じ感覚で、
踏み込みに対して素直に反応します。
最近の低排気量ターボでは、
驚くようにリニアな加速感で、
これだけでAMGの価値があります。
さすがにC63のような、
6.3Lの自然吸気には適いませんが、
その感覚を思い出すレスポンスです。
ハンドリングも鋭く、
コンフォートモードとは名ばかりで、
ガンガン車の向きが変わります。
確かにスポーツプラスに比べると、
切り始めは穏やかさもありますが、
それでも相当スパルタンな印象です。
ただ、
その鋭い走行性能のおかげで、
街乗りは少し大変そうな感じです。
慣れの問題かもしれませんが、
30分弱ほど試乗しただけでも、
少し身体が疲れてしまっていました。
S3もスポーツモデルですが、
普段の街乗りにもよく適合していて、
激しいスポーティさはありません。
A35セダンでこれなら、
トップモデルのA45になると、
どんな乗り味なのか気になります。
もしクルマは魅力的だけれど、
新車は高くて狙いづらいと思うなら、
中古車なら新車の6割ほどで乗れます。
年式や価格帯の希望を入れて、
事前に要望を伝えることができる、
ガリバー連携のサービスがオススメです。
もう一歩なポイント
一方、
少し物足りないなと思ったのは、
保守的なエクステリアです。
通常のAクラスとの差も少ない上に、
CLAやCクラスと比べると目立たず、
これといった特徴がありません。
もう少し、
ボディ造形を鋭くするか、
迫力が欲しいかなと思います。
このちょっとボッテリした感じがかわいい気もするけど…。
AMGに可愛さっているのかな…?
AMGモデルにも関わらず、
マフラーも2本出しなので、
少し物足りない感じがします。
ボンネットにパワードームや、
サイドにエアダクトがあれば、
よりスポーティに見えそうです。
10段階評価すると?
最小AMGのA35セダン、
すべての要素を総合的に判断すると、
10点満点のうち8点です。
走行性能については、
当ブログ開設より最高得点である、
納得の9点をマークしています。
やはり全てにおいて、
非常に高い動力性能を持ち、
操る楽しさも群を抜いています。
ちなみに8点だと、
ミニクーパーSや118iがあり、
こちらも気持ちよくてオススメです。
ただやはり、
エクステリアが今一歩で、
このサイズのセダンは難しいです。
やはりAクラスは、
ハッチバックの収まりがよく、
スポーティな雰囲気がよく出ています。
コンパクトセダンも、
確かに便利で量感はありますが、
伸びやかさの表現が難しいです。
まとめ
最小AMGのA35セダンは、
非常にキビキビと痛快な走りで、
ドライビングプレジャーに溢れています。
軽快なスポーティさでは、
VWのポロGTIも似た印象なので、
価格を抑えたい人にはオススメです。
もちろんA35セダンには及ばないけど、似た雰囲気なら十分味わえるよね。
街乗りなら全然楽しいと思うよ。
価格は634万円からと、
Aクラスと考えると高価ですが、
AMGとしては破格の価格設定です。
優れた走行性能が欲しいなら、
コストパフォーマンスは優秀なので、
一度試乗してみることをオススメします。