ベンツのGLA200d試乗レビュー、
今回は最小のSUVシリーズである、
GLA200dを詳しくチェックします。
最近は国産車・輸入車問わず、
SUVのブームが続いていますが、
このGLAもそれに乗ったモデルです。
ベンツではAクラス相当なので、
エントリーモデルに当たりますが、
どれほどの実力を持つのでしょうか。
GL「A」でも大柄ボディ!
試乗する前は、
エントリーモデルのSUVなので、
程よい大きさだと思っていました。
しかし、
パッと実車を見てまず驚いたのは、
その十二分な威圧感と迫力です。
- 全長4,440mm
- 全幅1,850mm
- 全高1,605mm
AMGライン付きだと、
なんと全幅は1,850mmにも達し、
これはEクラスと同等の車幅です。
エントリグレードの輸入車だと、
Cセグメントなら1,800mm付近で、
それを超えると大きい印象があります。
しかし一方で、
高さは1,605mmと抑えられて、
美しいクーペライクな見た目です。
AMGラインの場合だよね。GLA35だともっと低いんだっけ。
GLA35だと1,585mmになるね。
同じクラスの他メーカーと比べ、
迫力と美しさを兼ね備えており、
魅力的なデザインだと思います。
価格・エンジン性能は?
令和3年2月現在では、
AMGを除き1グレード展開で、
価格は約500万からとなっています。
AMGモデルを見てみると、
GLA35は+200万程となっていて、
意外とお買い得かなという印象です。
AMGの35シリーズの2.0Lエンジンはホントよく走るもんね!
A35セダンも気分爽快だったね。
GLA200dのエンジンは、
グレードに「d」と付いている通り、
2.0Lのディーゼルエンジンです。
スペックは150ps/320Nmと、
やはり高トルクが特徴的である上に、
4MATICなので4輪駆動となっています。
ただディーゼルエンジンは、
街乗りではグイグイと力強いですが、
エンジンが高回転まで回りません。
そのため、
スポーティさを求める人にとっては、
イマイチ食指が動かないエンジンです。
しかしそもそも、
この1,700kgを超える巨体を、
150psで振り回すのは難しいです。
やはりそういった人には、
最低でも306psの2.0Lターボを積む、
GLA35がお勧めかなと思います。
GLA200dの走りの詳しい印象は、
走行性能編でレビューしますので、
よければそちらもご覧ください。
乗る前の印象は?
ベンツのSUVには、
実は今まで一度も乗ったことが無く、
どんな感じかは興味がありました。
A250やA35の他、
C63等は現行モデルも知っていますが、
最近のベンツは結構硬派な印象です。
ジェントルではありながら、
意外と足回りも硬くシャキシャキして、
まさにドイツ車といった感じです。
そのためGLAでも、
SUVらしさを感じさせない、
軽快な走行感覚を期待していました。
そして、
ベンツのディーゼルエンジンも、
どんな印象か興味がありました。
停止時の振動や、
踏み込んだ時の加速フィール等、
メーカーにより意外と差があります。
直近では、
ミニのディーゼルに試乗しましたが、
非常に扱いやすくて好印象でした。
ベンツのディーゼルエンジンは、
自然な感覚で乗りこなせるのか、
乗る前からとても興味がありました。
まとめ
ベンツの中では、
エントリーモデルであるGLAですが、
価格は500万からとそれなりです。
しかし、
全幅は1,850mmと迫力満点で、
見た目だけでもその価値はあります。
また動力性能を見ても、
流行りの2.0Lディーゼルエンジンと、
4MATICもしっかり搭載されています。
では次は、
クーペライクで迫力たっぷりの、
エクステリアをチェックしてみます。