ここ数年は、
運転席のメーターがデジタル化され、
視認性や機能が大きく向上しています。
アナログメーターと比較すると、
表示領域をかなり自由に設定できるため、
メーカーごとに大きく特徴が異なります。
今回は主なドイツ車である、
アウディ・BMW・ベンツ・ワーゲンの、
4社を比較してみたいと思います。
まずは、
マットな質感が美しいアウディと、
個性的な表示のBMWを見てみましょう。
※ベンツ・VWはこちら!
デジタルコックピットとは?
これまで運転席のメーターと言えば、
速度計と回転計の大きな円が2つあり、
その周囲にガソリン残量等がありました。
これまでも、
速度計(スピードメーター)と、
回転計(タコメーター)以外を見ると、
一部デジタル表示の部分はありました。
しかし多くの場合、
最近は輸入車・国産車問わずに、
コックピット全体が液晶画面です。
そんなデジタルコックピットでも、
速度計と回転計の基本配置は踏襲され、
パッと見た感じでは違和感はありません。
しかし、
画面全体が表示領域であるため、
メーター類の表示は自由に変更できます。
例えば、
メーターを小さく表示させることで、
ナビ画面を広く表示することができます。
コックピットのナビ画面が大きいと分かりやすくて便利だよね。
自然と視界に入ってくるよね。
その他メーター類の形状も、
円形と決まっている訳ではないため、
様々な形状が採用されていたりします。
コックピット画面は、
車に乗るたびに必ず見る部分なので、
品質が運転時の満足度に直結します。
メーカーによる違いを見ながら、
自分の気に入った液晶画面があれば、
ディーラーに足を運んでみましょう!
アウディは質感の高さが魅力
アウディでは、
このデジタルコックピットを、
「バーチャルコックピット」と呼びます。
液晶画面を見てみると、
太陽光の映り込みを上手く防ぐように、
マットな質感で仕上げられています。
速度計と回転計は、
両端に小さく表示させることもでき、
ナビ画面を大きく見やすく設定できます。
画面上段には、
再生中の曲名や燃費情報などが表示され、
ステアリングボタンで切替が可能です。
また各メーターの針は、
踏み込みに応じてスムーズに動くので、
ストレスは全く感じません。
今回の4社の中では、
このアウディの液晶画面が、
最も質感が高いのではと思います。
設定項目の幅では、
他のメーカーの方が多かったりしますが、
それでもカスタマイズの幅は十分です。
各モードごとに移る時の、
グラフィックも非常に滑らかで、
質感の高いものとなっています。
また細かい表示部分では、
クラシックからスポーツに変えると、
数字のフォントが傾きます。
これはアナログの時代だと、
Sモデルにのみ与えられた意匠で、
知る人ぞ知るオタクポイントでした。
たとえSモデルに乗っていても、「なんか雰囲気違うな~」って思ってるだけの人もいそうだね。
スピード感あっていいよねぇ。
少し変わり種の表示では、
エコ運転するための状況確認画面や、
クルーズでの車間距離等も確認できます。
この辺りは使う人が限られるけど、意外と使ってみると面白いよね。
単純に楽しいってのも大切だよね。
BMWは独特なメーター形状
BMWでは、
デジタルコックピットのことを、
「ライブコックピット」と呼んでいます。
こちらも、
非常に見やすい液晶画面で、
色合いやデザインはとても素敵です。
他のメーカーと違うのは、
速度計と回転計が真円ではなく、
横長の楕円形となっているところです。
実際に試乗で初めて見たときは、
特にタコメーター(回転計)の動きが、
アナログと違って不思議な感じでした。
メーター針が近づくと表示が大きくなるのが面白いね。
見やすさを考慮したんだろうね。
しかしスポーツ走行時には、
速度計と回転計が離れているので、
カエルでもないと上手く見れません。
このカエルちゃんの高画質画像、いる…?
え、視野の広さが分かるかなって…。
速度を見ると回転数が分からず、
回転数を見ると速度が分からず、
どうしても視線が大きく動きます。
距離が離れているので、
周辺視野で確認するのも難しく、
かなり慣れが必要になると思います。
あれじゃない?走り好きなら、エンジン回転数はシルキーサウンドを聞けばすぐ分かるっていう…。
な、なんだとそんな手段が…!?
走りを謳うBMWなのに、
どうしてメーターを見づらくしたのか、
少し疑問に感じるところではあります。
またその他の表示としては、
左右のメーター内部の表示を変更して、
音楽や走行情報を見ることが可能です。
表示は美しく機能的ですが、
メーター中心部分に表示させていくと、
メーター針がどんどん短くなります。
標準でも針は短めなので、
楕円形のメーターであることもあり、
パッと見ただけでは少し読みづらいです。
見た目はクールでカッコいいんだけど、真剣に走るときはちょっと辛いかなぁ。
ノーマル表示に戻しとかないとね。
またもう1点、
液晶パネルのセンター部分は、
地名等を簡略化したナビ表示です。
このナビ画面だと、
知らない場所では交差点や目印が見えず、
結局はセンターパネルを見てしまいます。
ナビ表示とメーターの境界を示さず、
浮き上がるようなデザインはスマートで、
惚れ惚れする仕上がりなのに残念です。
今何号線を走っているか、
目の前にあるのは何という交差点か、
そういった必要な情報が分かりません。
メーターの間にスタイリッシュな幾何学模様が入っている感じ…?
うーむ、高尚な現代アート…。
ただメーカーとしては、
コックピットのナビ表示は、
あくまでも補助的な位置づけです。
そのため、
ナビとして必要な情報を見る時は、
センターナビの確認を推奨しています。
知らない道を走るときは、
この画面を見ながら走ることは難しく、
見た目を重視したナビという印象です。
しかし表示は本当にきれいで、
HUDにも様々な情報を映せるため、
見た目を重視するなら最もオススメです。
今回の4つの中では1番きれいでカッコいいと思うよ。でもやっぱりメーターは円形がいいなぁ…。
慣れてくると見やすくなるのかもね。
クルマ関係のお買物!
ここで少し休憩して、
クルマに関するグッズ等を、
いくつかご紹介したいと思います。
まずは、
隠れたオシャレを楽しめる、
燃料キャップにつけるカバーです。
クロームメッキのボディは、
給油の際にチラッと見えるだけでも、
カッコよくてテンションが上がります。
次は、
コインパーキングでの精算に使える、
オシャレなコインケース5選です。
お札切れの時には、
小銭で支払う必要があるため、
もしもの時に非常に重宝します。
続いては、
快適なドライブが楽しめる、
クルマ用の高機能クッションです。
新素材のエクスジェルは、
医療の現場でも長く愛用されていて、
背中・腰・お尻への負担を軽減します。
ただ運転時の腰痛の原因は、
実は車自体にあることもあるので、
気になる人はチェックしてみましょう。
最後はサイト内で、
タイヤ購入と交換予約をあわせて、
簡単に依頼できるサービスです。
タイヤ購入と同時に、
取付場所も指定できるため、
最小限の手間で交換が可能です。
まとめ
同じドイツ車でも、
メーカーごとに個性があり、
見ているだけで楽しめると思います。
アウディは正統派ですが、
BMWは思い切った個性派で、
今回の中では最も独特な表示方式です。
次の記事では、
残りのベンツとVWについて、
レイアウトや表示内容を見ていきます。