最近の輸入車では、
コックピットがデジタル化され、
メーカーごとにデザインが異なります。
今回は、
代表的なドイツ車4社それぞれの、
デジタルメーターを比較しています。
前回に引き続き、
ベンツ・VWの液晶画面について、
画像や動画を交えて見ていきます。
※前回のアウディ・BMWはこちら
ベンツは表示が自由自在
ベンツでは、
デジタルコックピット単体では、
特に名称は定められていません。
よく耳にするのは、
MBUXという言葉ですが、
これはシステム全体を指しています。
「Hi,Mercedes」でおなじみの、
会話が楽しめる音声認識だけでなく、
ナビや音楽機能などを含めた総称です。
液晶が埋め込まれた大きなパネルが、
コックピットとセンター部分にまたがり、
非常にインパクトのあるデザインです。
ただ、
ステアリングで見にくい部分があるため、
キッチリと画面は左右で分けられます。
せっかくだから1枚で何か表示できれば、ますますカッコ良かったのになぁ。
車が端から端まで走り抜けたりとか。
表示項目のバリエーションは、
今回の中では最も自由度が高く、
右・左・中心部分の3つを変更できます。
ナビや走行距離などの他にも、
円いっぱいに時計を表示することもでき、
使い勝手が良さそうな印象があります。
2枚の液晶画面はむき出しで、
物が当たって傷付く可能性もあり、
ガラスフィルムでの保護がお勧めです。
ちなみに、
上記の動画の冒頭部分を見ると、
3種類のメーター表示が確認できます。
- 「Classic」表示
最もベーシックな、メーター針が長くて見やすいやつだね。
今までのアナログのイメージに一番近いね。
- 「Sport」表示
黄色く光って、背景にラインが入ってやる気が出るデザインになったね。
文字の大きさや数値の間隔は特に変わってないね。
- 「Progressive」表示
おおお、なんだか斬新なデザインだね。右側はタコメーターなのかな?
「G-FORCE」表示で見えなくなってるけど、本来はここに回転数が見えるよ。
表示項目を選択すると、
速度や回転数の表示はすべて消えて、
円の内側全体が表示領域となります。
そのため、
表示面積が広く情報が見やすくなり、
スッキリとしたデザインが保たれます。
速度やエンジン回転数は見えなくなっちゃうけど、こっちの方が欲しい情報が分かりやすくていいかも!
中途半端だと両方見にくくなるもんね。
また特筆すべきは、
3つの表示部分すべてを1画面として、
巨大なナビ表示もできるところです。
BMWとは異なり、
地名や詳しい道路情報も表示されるため、
センターナビの代わりに使用可能です。
運転にあまり慣れていない人だと、
センターのナビを見ながら走るよりは、
視線の動きが少なく便利だと思います。
ちなみに、
ベーシックなメーター表示にすると、
円の根本から長い針が伸びています。
アウディとBMWでは、
円の中心部分には別の情報が表示され、
メーター針が少し短くなってしまいます。
その点ベンツでは、
今までのアナログと同じ長い針が選べ、
視認性の高さは魅力の1つだと言えます。
アウディもBMWも見にくいワケでは無いんだけどね。そういえばフォルクスワーゲンは?
ワーゲンはクラシック表示できるよ。
ただ1つ弱点と言えば、
液晶パネルに日差しを防ぐカバーが無く、
少し画面が薄っぺらく見えることです。
液晶画面がむき出しで立っているため、
降り注ぐ太陽光は直接当たるものの、
反射はかなり上手く抑えられています。
ただやはり、
1枚の薄い画面ががんばっている感が強く、
もう少し装飾を加えて欲しかったです。
ワーゲンは基本に忠実
フォルクスワーゲンにおける、
コックピットのデジタル表示の名称は、
「デジタルメータークラスター」です。
青色をベースとして、
円の中心に追加情報を表示するような、
シンプルで機能的なデザインです。
通常は、
センター部分にはナビを表示して、
左右に好きな項目を選ぶイメージです。
左右のメーターを小さくして、
ナビ表示を大きくすることも可能ですが、
ゴルフ7.5では全画面にはなりません。
しかし、
ポロシリーズの液晶タイプだと、
全画面が選べるようになっています。
どうしてゴルフよりポロが優遇されてるの…?
ま、まぁ画面自体は少し小さいし…。
ゴルフ7.5・ポロのどちらも、
対応する液晶の保護シートがあり、
ピタッと貼っておくと傷が入りません。
当然に精密機械なので、
画面の交換は非常に難しい上に、
壊れると修理は相当高額となります。
ちなみに、
新型ゴルフ8の液晶パネルは、
ナビの全画面表示ができそうです。
センター部分には、
ナビ以外に音楽や車両情報など、
好きな表示を選択できます。
ただベンツのように、
円の面積いっぱいいっぱいまで、
各種情報を表示させることはできません。
まぁでもこれが普通で、どちらかというとベンツがすごいんだよね。
表示の柔軟性はベンツがピカイチだね。
1つ気になるのが、
画面の質感がそれほど高くなく、
昔のPC液晶のような印象を受けます。
表示も大人しく控えめなので、
フォルクスワーゲンらしい遊び心を、
液晶表示でも見たかったところです。
クルマ関係のお買物!
ここで少し休憩して、
クルマに関するグッズ等を、
いくつかご紹介したいと思います。
まず最初は、
どのメーカーのどのモデルでも使える、
シートの隙間に差し込む収納ポケットです。
シートの横に差し込むだけで、
スマホ等の小物や飲み物も入る、
便利な収納ポケットが手に入ります。
続いては、
インテリアをスポーティに彩る、
メッキ仕様のクールなシフトノブです。
アウディ仕様のRSモデル用や、
VWでは「GTI」や「R」等から、
自分の好きなデザインが選べます。
続いては、
快適なドライブが楽しめる、
クルマ用の高機能クッションです。
新素材のエクスジェルは、
医療の現場でも長く愛用されていて、
背中・腰・お尻への負担を軽減します。
ただ運転時の腰痛の原因は、
実は車自体にあることもあるので、
気になる人はチェックしてみましょう。
まとめ
今回は2回に分けて、
主な4台の人気ドイツ車それぞれの、
個性的なデジタル液晶を見てきました。
各社デザインに特徴があり、
こだわりの部分も違っているため、
見ているだけで楽しくなります。
コックピット画面は、
運転する度に目にする部分なので、
自分が好きなデザインを選ぶべきです。
各メーカーの特徴を見て、
気に入ったコックピットがあれば、
一度ディーラーに足を運んでみましょう!