このシリーズでは、
同じCセグメントのハッチバックである、
ゴルフ7.5とA3を比較します。
今回は、
それぞれ特徴のあるエクステリアを、
アングル別に比較してみたいと思います。
※2台の詳細レビューはこちら
洗練されたフロントビュー
ゴルフ7.5は、
水平基調のラインが特徴的で、
シルバーの装飾が両端まで届きます。
A3スポーツバックは、
グリル部分がデザインアイコンとなり、
キュッと中央に引き締まった印象です。
シングルフレームグリルはもう完璧にアウディに馴染んだよね。
和田さんはホント凄いことしたよなぁ…。
ゴルフ7.5は、
ヘッドライトやボディのプレスラインなど、
A3よりは全体的に丸みを帯びています。
フォルクスワーゲンは、
アウディより柔らかいブランドイメージで、
ファミリーカー的な雰囲気があります。
その優しい雰囲気に合うデザインで、
かつドイツ車のカッチリした印象もある、
いいトコ取りなエクステリアだと感じます。
一方A3のヘッドライトやパンパーは、
鋭い折り返しがつけられているため、
エッジの効いた意匠となっています。
アウディもワーゲン同様に、
ファミリーカーとしても人気ではありますが、
やはり少し洗練されたクールな雰囲気です。
そのため、
高い技術を要する鋭いプレスライン等、
どこか男性的な強さを感じるのが特徴です。
ただゴルフ7からゴルフ8になると、
一変してアグレッシブなルックスで、
これまでの可愛らしさは相当遠ざかりました。
うん、遠ざかったよね、遠ざかったよ…。
か、可愛らしいデザインが好きだったの…?
サイドは身長差が目立つ
横から見ると、
全高1,480mmと高めのゴルフ7.5は、
コロンとした可愛らしい雰囲気です。
スタイリッシュかと言われると、
そう言えなくもない…いや言えない…いや、
とギリギリでスタイリッシュでない感じです。
その分車内の居住性は高く、
狭いと言われがちなCセグメント車では、
かなり広くゆったりとした部類に入ります。
シートに座ったときは空間が広く感じるから、そこは良いトコだね。
その点A3はかなり狭く感じる気がするなぁ。
一方A3スポーツバックは、
全長4,300mmと程よい長さでありながら、
前後に伸びやかなスタイルが特徴です。
パッと一瞬だけ見ると、
アウディのモデルを知らない人からは、
1つ上のA4アバントに見えたりします。
実際に比較すると、
A4アバントはかなりロングなので、
A3はコンパクトなんだなと再認識します。
ゴルフ7.5と比べると、
やはりサイドは明らかにA3がカッコよく、
整ったエクステリアだと思えるはずです。
5ドアハッチバックですが、
アウディ的には「4ドアクーペ」なので、
確かにクーペライクなルーフラインを感じます。
リヤは水平基調でクール!
ゴルフ7.5のリヤデザインは、
フロントと同じ水平基調が保たれ、
シンプルにまとまっています。
マフラー部分は、
フィニッシャーで目立つように整えられて、
ジェントルな雰囲気を感じさせます。
でも、ホントは下からちくわみたいなやつが生えてるんだよねぇ?
言っちゃダメ!アウディもやってるんだから…。
A3もゴルフ7.5と同じく、
ナンバープレートの上側のラインで、
直線を基調にしたデザインがクールです。
マフラー部分は異なっており、
力強いツインマフラーが見え、
スポーティさをアピールします。
これはホンモノだもん!えへんっ!
しかも2本出しは今の時代では珍しいよね。
まとめ
ゴルフ7.5は、
優しく・丸く・紳士的なデザインで、
洗練された印象を与えます。
一方A3は、
直線的・伸びやか・力強い印象で、
ゴルフ7.5よりはやや威圧感があります。
長さが少し短い点を除くと、
どちらもほぼ同じサイズであるため、
取り回しにはそれほど差はありません。
パッと5秒ほど両者を見て、
直感的に好意を抱く方を選んでみると、
どちらがお気に入りか分かると思います。
うん、パッと見た印象って結局最後まで変わらないことが多いかも。
色々と考える前に見ておくといいよね。
では次は、
乗るたびに見て触れることになる、
インテリアの違いを見ていきます。