ここでは、アウディのA3を中古車で安く買うためのグレード選びについて詳しく説明します。
大きくはノーマルと「sport」の2つに分けられ、新車での差額は30万にも関わらず装備は随分違うため、オススメはやはり「sport」グレードです。
この記事は、本編である「A3スポーツバック中古車購入マニュアル」のサブ記事です。コチラでは年式や価格帯も含めた総合的にオススメなA3スポーツバックを紹介しています。
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「sport」グレードを選ぼう!
まずグレードは全部で5つありますが、気をつけるポイントはやはり「sport」グレードかどうかです。
1.1.4TFSI…ベースグレード、避けた方が…。装備は「2.0TFSI quattro」とほぼ同じ。
2.1.4TFSI sport…装備いっぱいオススメ!一番人気!
3.2.0TFSI quattro… 2.0TFSIは魅力だけど装備不足でオプション必須。
4.2.0TFSI quattro sport…装備いっぱいオススメ!速い!…高い。
5.泣く子も黙るS3…日本の道路では十分にスーパースポーツ。
6.泣く子もはしゃぎ回るRS3…S3と比べてもさらに別モノ。止まらないアドレナリン。

直列5気筒の音も特徴的でいいよねぇ。
排気量は1.4TFSIと2.0TFSIがありますが、2.0TFSIは中古車ではほぼありません。走行距離を絞らずに調べてみても、13台/413台の3.1%となりました。しかし、そのうち8台は走行距離3万km以下だったので、まだ全然走れるクルマもたくさんありました。

また、1と3の標準グレードでは装備は同じで排気量だけが違います。ちなみに「sport」グレードは主に以下の装備がプラスされています。
- 17インチホイール
- スポーツシート
- フロントシートヒーター
- アルミ調デコラティブパネル
- パドルシフト付きステアリング
- オートエアコン
- 光るカップホルダー
- スポーツサスペンション
- アウディドライブセレクト
- ホールドアシスト
これだけ違って新車で差額は30万なので、中古車ではほぼその差は埋まっている…と思いきや、中古車でも同じくらいの差額があります。
これはやっぱり「sport」グレードに人気が集中しているために、高くしておいても売れるのだと思います。

ううーん!安く買えると思ったのにぃ!
やっぱりオイシイ話はなかなか無いねぇ…。
ただ、17インチホイール・スポーツシート・スポーツサスペンションだけでも軽く30万以上の価値はあるので、その他装備を合わせると50万相当くらいの価値はありそうです。
ではここで標準グレードでは付いていない、特に付けておきたいポイントを3つご紹介します。
パドルシフトは必ず欲しい!
まずはスポーティな走りでは必須となるパドルシフトです。
スポーツ走行する時には、シフトレバーよりも手元で操作した方がハンドルから手を離さなくて済むので安心です。
高速で追い越しをする時でも、2回ほどポチポチ押すだけでスムーズに加速できて便利です。

シフトレバーの方が操作してる感はあるんだけど、一瞬手元見ないといけないから疲れるんだよねぇ…。
F1だってパドルシフトだからね。
停止する際にはブレーキだけでなく、パドルシフトによるエンジンブレーキを使うことでスマートな運転も可能です。足を頻繁に動かさずに済みラクな点と、なんだかちょっと運転が上手い人みたいに見えるのでオススメです。
ただ純正品のパドルシフトは小さく、機能的には問題なくても少し迫力が足りません。社外品パドルシフトを後付けするとカッコよくなります。
その他、アウディで使えるアクセサリーは山ほどあるので、気になる人はぜひチェック!
標準サスペンションはふわふわ
A3では標準サスペンションの他に、「sport」グレードで使用されるスポーツサスペンションがあります。スポーツサスの方が突き上げはわずかに増しますが、路面情報も多くなりスポーツ性能は大きく向上します。

ちなみに、カタログ上ではS3も「sport」グレードと同じスポーツサスペンションと記載されていますが、実際に3,4年乗っている私の感覚では、Aモデルよりさらにもう一段締め上がった感じを受けます。

うん、多分A3を買う人の中には別にスポーツじゃなくても、普通に街乗りを楽しめればいいと言う人も多いはずだけど、そんな人はS3の足回りはちょっと嫌がりそう…。
走り好きからすると全く快適なんだけどね。
アウディに限らずドイツ車は足回りが硬めであることが多いですが、それは路面の情報をしっかりと伝えてくれるからであって、高い接地感は国産車では味わえません。なかなか標準サスペンションは入力こそ柔らかであるものの、そんなドイツ車の良さを感じにくい仕様となっています。
そもそも柔らかい足を望むのであれば、ベンツ・BMW・アウディ・ワーゲン等のドイツ車はオススメできません。締まった足回りによる豊かなフィードバックと正確な操作性を味わえるのがドイツ車の魅力と言えます。
ただ、もしどうしても衝撃を和らげて乗りたいということであれば、エクスジェルのシートクッションを使ってみましょう。日本の医療業界でも愛用されている確かな逸品で、値は張りますが効果は折り紙付きです。

運転による腰痛は血行不良が原因と言われていますが、実はクルマ自体に原因が潜んでいる場合もあります。
腰痛予防の対策3選と一緒にご紹介していますので、お金をかけずに解決してみたい人はまずこちらの記事を参考にしてみましょう。
性能を引き出すドライブセレクト
最後のオススメ仕様は、走行モードを自在に変更できるアウディドライブセレクトです。エンジンレスポンスやステアリングの重さ等をボタン1つで変更できるので、元気に走りたい時・のんびりと街中を流したい時など、気分に応じて乗り味を変化させることができます。

基本は3つのモードですが、モデルによっては「エフィシェンシー」「オフロード」等のモードが追加されることもあります。最近増えている「エフィシェンシー」では、走行中にアクセルを離すことでコースティングモードと呼ばれる、クラッチが切り離された状態で惰性走行することにより燃費向上を図っています。
ドライブセレクトが無くても、Sモードにすることで多少はスピーディに走ることができますが、単純にエンジン回転を上まで引っ張るだけの変化なので、車両設定自体が変わるドライブセレクトとは違います。


まぁ確かにノーマルよりはキビキビ走れるとは思うけど、ドライブセレクトとはちょっと違うよね。
ステアリングが重くなったりはしないからね。
ドライブモードには「individual」というそれぞれの設定を自分好みに選べるものもあるので、スポーティさを求める人だけでなく、エンジン反応やステアリングの重さを個別にカスタムするという使い方もできます。
例えば、ステアリングは軽くゆったりとしながら、エンジン音だけダイナミックで迫力を出す、といったことが可能となります。
まとめ
A3スポーツバックのグレードによる価格差は、意外とそのまま中古車価格に反映されています。そのため、新車価格の30万円差が中古車では5万円に…ということはありません。
しかし、それだけ「sport」グレードには魅力があり、価格差以上の充実装備があると判断されているのだと思います。
年式・価格・グレード・オプションと色々と考えて中古車を探すのは大変ですが、購入前のアレコレは実際に乗っているのと同じくらい楽しいと思うので、ぜひ色々考えて迷って楽しんでください。

私たちも前のA3買う時は色々試乗したり調べたりして迷ってたよねぇ。
結局その後8年間も乗ってたんだもんね。
◇オプションが気になる人にはオプション編を!
◇「A3スポーツバック中古車マニュアル」本編