S3 Sportsbackのオーナーレビュー、
今回はアウディドライブセレクトの、
「efficiency」モードをご紹介します。
走行モードの中では、
最もエコで燃費重視のモードとなり、
操作に対しては非常に穏やかな反応です。
またこのモードでのみ発生する、
コースト状態という特殊な走行もあり、
意外と工夫が施されたモードとなります。
アウディドライブセレクトの概要は、
別記事でご紹介しているので、
まとめはそちらをご参照ください。
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コンテンツ
「efficiency」モードについて
このモードは、
アウディドライブセレクトの中では、
最もエコな設定となります。
アウディドライブセレクトでは、
4つの設定項目それぞれについて、
3つのモードから選ぶことが出来ます。

efficiencyモードでは、
最もエコなドライブモードなので、
全て「コンフォート」設定となります。
ちなみにこの設定自体は、
もう1つ通常寄りのモードである、
「comfort」とまったく同じです。
各部分ごとの設定は、
- ハンドルは軽い
- アクセル反応はゆっくり
- エンジン音は静か
と、comfortモードと同じです。

そのため、
アクセルやハンドル操作の感覚も、
「comfort」とほぼ同じです。
これらのモードは、
ドライブセレクトボタンを押すたびに、
1つずつ順番に切り替わっていきます。

S3スポーツバックには、
全部で5つのモードがありますが、
これは車種や年式によって変わります。


車種やオプションによっては、サスペンション設定も変更できるね。
マグネティックライドだね。

しかしefficiencyモードには、
他とは違う変わった特徴があり、
それが大きく燃費に貢献しています。
その特徴は、
コースティングと呼ばれる機能で、
これにより燃費向上が見込めます。
ただこれが、
運転する上ではかなり走りづらく、
気持ちよいドライブができません。
ドライブセレクトの各モードを、
スポーツ走行を基準に比較してみると、
おおよそ以下のような印象となります。


efficiencyモードはとっても扱いづらいんだね…。
日常ではほとんど使わないなぁ。
comfortモードとは、
似たような運転感覚ではあるものの、
コースティングの影響は大きいです。
このコースティングを含め、
ハンドリングや加速感についても、
詳しくご紹介していきたいと思います。
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コースティング機能とは?
efficiencyモードの最大の特徴は、
コースティングモードと言われる、
燃費向上を目的とした機能です。
通常の走行だと、
走っているときにアクセルを離すと、
エンジンブレーキがかかり減速します。
しかし、
「efficiency」の時にアクセルを離すと、
ギアがニュートラルに入ります。

そのため、
車が停止するまでの走行距離が伸び、
結果として燃費が向上します。
また、
エンジンもアイドリング状態となり、
車内も静かなまま滑っていきます。


エンジンが大人しくなるときにブルルルーっていうの可愛いよね(笑)。
スッと静かになったらカッコいいのに…。
アクセルを離すと、
1秒弱かけてエンジンが停止して、
コースティング状態になります。

確かに滑走距離は伸びますが、
スルスルーっと加速する印象もあり、
カーブではスピードに注意が必要です。
コースティング中は、
メーターのギアが何速か表示する所に、
「E」とだけ表示され確認できます。
実際の表示画面は、
以下の走行中の動画を見ていただくと、
アクセルを離した時の様子が分かります。
コースティングの使い心地は?
燃費に重点をおいたモードですが、
日常的に使用すると考えてみると、
使いづらい点がいくつかあります。
総合的に見ると、
燃費向上によるメリット以上に、
操作性が犠牲になっています。
先ほどもご説明したように、
コースティングではギアが外れるため、
下り坂では加速します。
普段の感覚で曲がれると思っても、
意外とスピードが出ていることが、
街中でしょっちゅうあります。


うん、あるある!焦ってブレーキを踏んだことが何回かあったよ。
大体20㎞ほど加速してるよね。
もう1つは、
コースティングモードを抜けて、
再加速する時のレスポンスです。
コースティング中にアクセルを踏むと、
1秒弱のラグが生じたあと、
その速度に応じたギアに入ります。
加速がワンテンポ遅れるため、
クルマの流れに思うように乗れず、
ストレスが溜まることがあります。

このように、
- 加速はワンテンポ遅れる
- 減速(エンジンブレーキ)は効かない
となり加減速が思うようにできません。
そのため、
このモードは慣れることが難しく、
少し使いづらいのではと思われます。
ハンドリング・加速は?
ハンドリングは軽く、
comfortモードと同じで、
切り始めは遊び部分が結構あります。
車速感応式なので、
スピードが上がるにつれて、
少しずつ重たくなっていきます。
最初は軽いと言っても、
平均的な国産車と比較すると、
重たく感じる人が多いはずです。

あくまでスポーツタイプのモデルの中では軽めっていう感じだよね。
でもこの重さがいいよね。
設定は「コンフォート」なので、
comfortモードと同じはずですが、
efficiencyモードの方が軽く感じます。

不思議ですが、
もしかすると同じコンフォートでも、
わずかに差があるのかもしれません。
踏み込んだときの加速は、
S3にしては穏やかな印象ですが、
普通に街乗りするには十分速いです。
踏み始めの反応は、
comfortモードよりさらに遅く、
足元はリラックスして操作できます。

ただ加速はしづらく、
autoモードでは踏み込むと、
すぐにググッと加速が始まります。
一方efficiencyモードでは、
エンジン回転数が上がりづらく、
強めの加速はかなり難しいです。

のんび~り乗るにはいいけど、ちょっと急いだりはよくあるもんね…。
所々で不満が溜まるかな…。
3,000rpmまで上げるなら、
8割くらいはアクセルを踏まないと、
エンジンが応答してくれません。

また、
2速以上のシフトダウンもほぼ無く、
流れに乗る専用のモードと言えます。
急加速するには、
アクセルを奥まで踏み込むと、
他のモード同様の加速を見せます。

それまでのエコが台無しのスーパー加速っ!
なんでこんな使いづらいんだ…。
当然かなりの加速なので、
思うように速度を調整できず、
利便性はかなり低く使いづらいです。
スポーツ走行はできるの!?
全くスポーツ走行に向かない、
このefficiencyモードですが、
一度だけ峠を走ってみました。
80km/h付近で走り抜けられる、
アップダウンのある短めのコースで、
サクッと何周か走ってみました。
結論から言うと、
「ほぼ無理」かなという印象で、
まぁおおよそ想像通りでした。

最も致命的なのが、
加速時のレスポンス具合で、
踏み込んでもかなりラグが酷いです。
クラッチが繋がるのを待っていると、
スピードが落ちてきてしまうため、
わざと早めに踏む必要があります。
空走している時も、
エンジンブレーキの感覚が掴めず、
次の目測を立てることができません。

しかし、
ハンドリングは思っていたよりは、
意外と反応してくれていました。
おそらく車速感応式なので、
速度が乗るとそれなりの反応で、
急ハンドル以外は大丈夫でした。
また深く切り込むと、
プログレッシブステアリングも効き、
さすがSモデルだなと実感しました。
プログレッシブステアリングとは、
深く切り込むとクイックに反応する、
Sモデルだけのオプション設定です。

efficiencyモードで、
万が一スポーツ走行をする時は、
なるべく高速で走ると良いです。

ふむふむなるほど…、ってefficiencyモードで峠走る人なんて絶対いないよっ!
や、やっぱりそうかな?
小物アクセサリーのお買物!
ここで少し休憩して、
アウディに関するグッズ等を、
いくつかご紹介したいと思います。
最初は、
丸型エアコンの吹出口に取り付ける、
カラフルなアルミ製リングです。
取り付けはとても簡単で、
シルバー・ゴールド・レッドなど、
全5色から選ぶことができます。
次は、
コインパーキングでの精算に使える、
オシャレなコインケース5選です。
お札切れの時には、
小銭で支払う必要があるため、
もしもの時に非常に重宝します。
最後は、
自宅でガラスコーティングが可能な、
ピカピカレインのご紹介です。
通常は専門業者に依頼すると、
10万円ほど費用がかかるところが、
驚きのたった9,980円で購入できます。
楽天ランキングでも第1位の常連で、
17年も続くロングセラー商品であり、
非常にオススメな逸品だと思います。
まとめ
この「efficiency」モードは、
単純に使いづらいことに加えて、
お勧めできない理由があります。
このモードではドイツ車の持つ、
走る・曲がる・止まるという、
走行性能の魅力を感じにくいです。

しかもSモデルならなおさらだね。
街乗りでも違いはあるけどね。
とにかく燃費重視で走るとき以外は、
ぜひ「efficiency」以外のモードで、
楽しくドライブしましょう!
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