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S3 Sportsbackオーナーレビュー、
今回はS3の特徴の１つである、
プログレッシブステアリングについて、
乗ってみた印象などをご紹介します。
フォルクスワーゲン車全般でも使用され、
ON/OFFを切り替えることはできない、
出荷時より固定の機能となっています。
あまり知られていませんが、
実はスポーツ走行で欠かせない、
気持ちよく走れる素敵な機能です。
コンテンツ
プログレッシブステアリングって？
プログレッシブステアリングとは、
簡単に言うとハンドルがクイックになり、
スポーティな操作が可能となる機能です。
しかし逆に、
センター付近は反応が鈍くなるため、
遊びが多く直進安定性が向上します。
アウディやフォルクスワーゲンのスポーツモデルで使用される、クルマの曲がり具合をハンドルを切る深さによって大幅に変化させる機能。深く切った時はかなり鋭く曲がる一方、センター付近は反応が鈍くなり、直進安定性も向上する。
この機能は、
A3には無くS3だけの機能となりますが、
Sモデルには標準装備されることが多いです。
たぶんほとんどの人が分からないよね。私も乗るまでは気にしてなかったもん。
カタログの説明もあっさりだもんね。
舵角によりギア比が変化
この機能は、
車速や舵角(ハンドルの切る量)によって、
車の曲がる割合を変化させるものです。
S3のカタログを見ても、
ハンドルの切れ具合によってギア比が変化し、
操舵感が変わる旨が記載されています。
難しい言葉では、
走行シーンによってギア比が変わる機構、
などと記載されていたりします。
プログレッシブステアリングは、
システム設定で切り替えることはできず、
常に作動している状態となっています。
フォルクスワーゲンでも同様に、
ゴルフGTI/Rやアルテオンといった、
スポーツモデルに採用されています。
スポーツ走行で真価を発揮するので、
ノーマルゴルフやポロ等にはつかず、
所有の満足感を高める装備とも言えます。
またプログレッシブステアリングは、
プロの方々による試乗レビューでも、
解説されることが多い機構です。
ちなみに、
私のS3は2014年式なので、
少なくとも5年以上前からあるものです。
深く切ると2倍は曲がる！
ハンドルを深く切れば切るほど、
軽く回すだけで大きく曲がるため、
スポーツ走行ではとても便利です。
コーナーで深くハンドルを切ったとき、
ググッと車の向きが変わる感覚は、
通常と比べて明らかに鋭く感じます。
簡単に説明すると、
まず下段のイメージにあるように、
ハンドルとタイヤの角度が対応します。
プログレッシブステアリングだと、
同じタイヤの角度にする時であっても、
切るべきハンドルの角度が変わります。
通常は２回転弱（479度）必要でも、
１回転少々（378度）回すだけで、
同じタイヤの向きになります。
計算すると、
数値的には30％ほど小回りが効き、
運転した感じではさらに敏感に思えます。
実感で言えば、
だいたい2倍～2.5倍くらいは、
敏感に反応してくれる印象です。
うん、峠を走ってると明らかにノーマルじゃない感覚はあるよね。
かと言って不自然じゃないのが凄いよね。
そのため、
峠などで急ハンドルを切っても、
想像以上に鋭く追従してきてくれます。
この前なんて、髪が風になびくようにフワッとなったよ(笑)。
急ハンドルだとよりはっきり分かるね。
カーブが続くような山道だと、
まるで二輪車のように機敏に操作でき、
カーブをすり抜けるように走れます。
特に峠を攻める時は、
この機構が有るか無いかでは、
全く印象が異なると思います。
実は直進安定性も向上する
プログレッシブステアリングは、
強く曲がるときは鋭くなりますが、
逆に直進するときは反応が鈍くなります。
つまり、
センター付近はハンドルの遊びが大きく、
これが直進安定性に貢献します。
そのため、
高速道路で100㎞以上で走っていても、
ハンドルは指一本でも全然大丈夫です。
そんなの危ないからダメだよ！ちゃんとハンドルは両手で握るのっ！
た、例えばの話だから…ね？
街中で運転していても、
深くハンドルを切ることは少なく、
そこまで変化を感じないと思います。
しかし、
このプログレッシブステアリングは、
低速走行時にもギア比が変わります。
そのため、
例えば駐車するときなどには、
ハンドルが切りやすい利点もあります。
アウディ・ワーゲンに搭載
試乗したアウディでは、
Sモデルの他にQ2やQ3など、
SUVモデルにも搭載されています。
ただ、
レスポンスは車種ごとに違っていて、
試乗してみないと感覚は分かりません。
Q2の場合だと、
通常よりシャキシャキした感覚で、
機敏なハンドリングが実感できます。
「＃型破る」コンセプト通り、
少し荒々しさを演出するために、
割と元気な味付けなのかもしれません。
一方のQ3スポーツバックは、
サイズ感にしては機敏な印象ですが、
明確に効果を実感できるかは微妙です。
A1やA3等と同様の、
軽く遊びのあるステアリングで、
スポーツに振った感じはありません。
またフォルクスワーゲンでは、
ゴルフのスポーツモデルである、
ゴルフGTIやRに搭載されています。
どちらのモデルも、
元々スポーティな味付けであり、
それをさらに強調している感じです。
ゴルフGTIは懐が深く、
どこまでもしなやかな操作感で、
長距離移動には非常に適しています。
ゴルフRも、
ゴルフGTIよりはパキッと走りますが、
ジェントルな雰囲気は忘れません。
レスポンスを比べると、
S3が最も元気な味付けであり、
ゴルフRでも穏やかだと感じます。
ゴルフRは速いんだけど、乗り味は柔らかで不思議な感じだよね。
0-100km/hはS3より速いのにね。
またゴルフ8でも、
R-lineには搭載されているので、
ぜひ一度試乗でチェックしてみましょう。
ゴルフシリーズは、
別記事で徹底比較しているので、
気になる人はそちらをご覧ください。
アウディアクセサリーのお買物！
ここで少し休憩して、
アウディに関するアクセサリーを、
いくつかご紹介したいと思います。
まずは、
見えない部分から満足度をアップする、
燃料キャップのオシャレなカバーです。
上から被せるだけの簡単取り付けで、
走りや外観には全く影響を与えないため、
気軽にドレスアップすることができます。
次は、
シートの隙間に挟み込む、
意表を突いた便利クッションです。
アウディ・BMW・ベンツ対応で、
隙間に物が落ちるのを防げるという、
デザインと利便性を兼ね備えた逸品です。
最後は、
快適なドライブが楽しめる、
クルマ用の高機能クッションです。
新素材のエクスジェルは、
医療の現場でも長く愛用されていて、
背中・腰・お尻への負担を軽減します。
ただ運転時の腰痛の原因は、
実は車自体にあることもあるので、
気になる人はチェックしてみましょう。
まとめ
プログレッシブステアリングは、
意外とマイナーで知られていませんが、
効果は確実に実感できます。
特に峠などで急ハンドルを切ると、
相当鋭くノーズの向きが変わるため、
一回り小さい車に乗っている感覚です。
クワトロの安定性も相まって、
A3とは一味違うことを印象付けるため、
S3の満足度を上げる機能の１つです！
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