S3 Sportsbackオーナーレビュー、
今回はACCことクルーズコントロールの、
実際の使い心地をお伝えします。
基本的な操作方法から、
S3スポーツバックでの乗り味も含めて、
詳しくご紹介したいと思います。
ACCはアウディドライブセレクトと連動し、
加減速のレスポンスが多少変化するので、
その点も簡単にご紹介しています。
※アウディドライブセレクト
※S3オーナーレビューまとめ
クルーズコントロールって?
クルーズコントロールとは、
前を走る車をレーダーで捉えることで、
加減速して車間距離を維持する機能です。

前走車の速度に追従しますが、
放っておくと走行レーンから外れていくので、
ハンドルは握っておかないといけません。

ステアリング操作補助のあるレーンキープ機能が欲しかったなぁ。
2014年式だけど、この時代はまだ少なかったんだよねぇ。
クルーズ走行中の設定としては、
速度上限や車間距離が変更可能で、
詳しく解説した動画もあり参考になります。
最近はレーンキープ機能や、
停止後の再加速ができる制御も増えてきたので、
高速での渋滞等ではかなり楽になりました。
同じクルーズコントロールでも、
年式が新しくなるほどプログラムが刷新され、
同じ車種でもより自然な動作となっていきます。
クルーズ機能の基本操作
上級グレードのS3では、
クルーズが標準装備となり、
操作はアウディ共通となっています。
まず、
ボタンを押すとクルーズが起動し、
上下で速度上限の調節ができます。

車が停止すると、
クルーズも終了となりますが、
レバーを手前に引くと再開します。

クルーズ後の停車中は、
ブレーキを踏まなくても構わないため、
足がとても楽で助かります。


クルーズ機能の意外な使い方だよね。
バッチリ日常的に使える便利さだよ。
クルーズ機能の話に戻りますが、
レバーの上にはDISTANCEと書かれた、
左右に傾けるトグルスイッチがあります。
走行中でも停車中でも、
操作する度に車間距離が変更され、
4段階で選択することが可能です。
一番遠く設定すると、
かなり距離を開けるように走るため、
後ろの車が気になってしまいます。

たぶん何となく「時速=車間距離」の法則に近い感覚があるなぁ。
80km/hなら80mってやつね。
このレバーは、
軽く奥に押し込むと一時クルーズを止め、
さらに奥に押すと機能OFFとなります。
機能OFFの状態であれば、
そのままレバーが固定されるため、
ステアリング周りがスッキリします。
パドルシフトを触ったりする時、
手が引っ掛かって煩わしく感じるなら、
機能OFFにしておくとスッキリします。
パドルシフトを便利に使うなら、
別途アルミ製パドル等を使って、
大きくすると操作性が向上します。
ドライブセレクトと連動!
アウディには、
ドライブセレクトと呼ばれる、
走行モードを変える機能があります。
クルーズ機能にも、
きちんとモード設定があり、
CPU制御の感覚が変わってきます。
3つのモードとは、
- 「コンフォート」
- 「標準」
- 「ダイナミック」
と、ドライブセレクトと同じ表現です。

ドライブモードを変えると、
クルーズ時の加減速や車間距離など、
各種設定が変更されているようです。
ただ、
かなり安全性を考慮しているためか、
他の項目よりは緩やかな変化です。

ま、まぁ前走車がいなくなった瞬間に全力加速とか怖すぎるね…。
0-100km/h加速4.8秒だからね…。
モード別の印象だとこんな感じです。
- 「コンフォート」
⇒前走車への反応が早く、
かなり手前から減速する。
- 「標準」
⇒やはり減速タイミングが早く、
後ろの車の反応が気になる。
- 「ダイナミック」
⇒都会の平均的な運転となり、
キビキビと走ってくれる印象。
すべてのモードを試してみると、
周りの交通の流れを考慮しても、
ダイナミックでやっといい感じです。
「コンフォート」だと、
かなり手前からブレーキがかかり、
車間距離も相当広く取っています。
そのため、
後ろから「もっと前に詰めてくれよ」と、
言いたげな圧力を感じます(笑)。
一方「ダイナミック」であっても、
決して煽り運転のような設定ではなく、
都会なら一般的な距離の取り方です。

前走車が無くなったときの加速とかは、少し速すぎる感じはあるけどね。
減速する時はバッチリなんだけどなぁ。
また、
停車直前はカックンブレーキが多く、
後ろの車が距離を取り始めることも(笑)。
2019年以降のクルーズ機能では、
この辺りは上手く調節されていたので、
中古車の検討なら試乗をオススメします。

アウディアクセサリーのお買物!
ここで少し休憩して、
アウディに関するグッズ等を、
いくつかご紹介したいと思います。
最初は、
ステアリングの中心にはめ込める、
オシャレな金属製の装飾リングです。
レッドとブルーの2色展開ですが、
派手過ぎずインテリアにも馴染むため、
満足度の高いワンポイントです。
次は、
A3やS3に取り付け可能な、
カーボン調のサイドミラーです。
S3の証として知られている、
クロームのサイドミラーとも違い、
とても新鮮でカッコいいデザインです。
最後は、
快適なドライブが楽しめる、
クルマ用の高機能クッションです。
新素材のエクスジェルは、
医療の現場でも長く愛用されていて、
背中・腰・お尻への負担を軽減します。
ただ運転時の腰痛の原因は、
実は車自体にあることもあるので、
気になる人はチェックしてみましょう。
まとめ
Sモデルであっても、
日常使いがメインの方が多いと思うので、
やはりクルーズ機能はあると便利です。
ドライブセレクトを上手く使えば、
他は標準設定でクルーズだけ変更して、
キビキビ走る普段用の設定も可能です。
ただ、
年式によって操作感が結構違うので、
一度は試乗して確かめてみましょう!