A35セダン試乗レビュー、
今回は乗るたびに触れることとなる、
インテリアを詳しく見ていきます。
最近のベンツは、
運転席とセンターを1枚のパネルで繋ぐ、
斬新な液晶ディスプレイが特徴的です。
全体的に、
豪華な印象の漂うインテリア、
特徴的な部分を主に見ていきます。
ピアノブラックが目立つ内装
運転席に座ってみると、
何だか周囲がピカピカと輝いていて、
デザインの押し出しの強さを感じます。
よく見ると、
様々な箇所にピアノブラックが多用され、
分かりやすく豪華な見た目だと感じます。
Aクラスなのに、こんなにピアノブラックが使われてるって凄いよね。
アウディだとほとんど無いよね。
ピアノブラックは、
高級感のあるインパネとして、
上位モデルでよく使われる素材です。
すぐに指紋が付くため、
手入れが面倒という一面もありますが、
やはり見た目の華やかさは魅力的です。
他のドイツ車でも、
様々な手法で高級感を演出し、
見ているだけでもなかなか面白いです。
例えば、
アウディA1スポーツバックでは、
インパネの硬質パネルが特徴的です。
またフォルクスワーゲンでは、
ポロGTIで赤い装飾パネルが使われ、
見た目にとても華やかな印象です。
ミニクーパーでは、
弾力のあるスイッチが心地よく、
独特な感触で高級感を演出しています。
ゴムっぽい感じなんだけど、ほどよく硬くて気持ちいいんだよね。
BMWにも無い感触だよね。
美麗なデジタルコックピット
最近のドイツ車では、
コックピット部分も液晶表示となり、
様々な表示形式が楽しめます。
ベンツでは、
2つの液晶が1枚のパネルとなり、
ドドンと鎮座するスタイルです。
液晶画面は鮮明な表示で、
メーター針の動きも滑らかなので、
アナログ針との違和感も少ないです。
表示領域は3つあり、
左右のメーターと中心部について、
様々な表示に変更することが可能です。
また、
AMGモデルならではの表示もあり、
より気分を盛り上げてくれます。
ナビ画面は、
中心部と全面どちらも選べるため、
運転時の視線の動きを減らせます。
アウディやBMWなど、
他のドイツ車との比較記事もあるので、
あわせてチェックしてみてください。
ガッチリしたステアリング
次にステアリングを見ると、
ボトム部分にAMGロゴの入った、
いかつい見た目が特徴的です。
パドルシフトも、
かなり大きめでしっかりしていて、
攻めた走りをするには便利そうです。
押した感じも、
相当カッチリした操作感で、
まるで戦闘機に乗ったような気分です。
また持ち手の部分には、
多くのボタンやスイッチがあり、
表示切替やクルーズなどに使えます。
特に上部にある、
黒い部分にはセンサーが埋め込まれ、
ササッとなぞると画面が切り替わります。
ホントに多機能だよね、もう何でも出来ちゃう。
デジタルの一番のメリットだよね。
それぞれ、
右側のスイッチで右の画面、
左側は左の画面を変更できます。
確かに高機能ですが、
ボタンの押しやすさに配慮したのか、
ややぼってりした印象もあります。
もう少し幅を細くして、
シュッとしたデザインであれば、
さらにカッコよかったと思います。
まぁ高齢のドライバーも多いから、見やすさに配慮したんじゃ…?
最近は若者も多いはずだけどなぁ。
まとめ
A35セダンは、
ピアノブラックがふんだんに使われ、
豪華な印象のインテリアです。
同クラスのドイツ車では、
一部でピアノブラックが見られても、
ここまで多く使われるのは珍しいです。
そしてもう1つ、
デジタルコックピットは非常に便利で、
他の追随を許さない多機能ぶりです。
購入検討しているなら、
一度実車を触ってみると、
自由度が高さがよく分かります。
基本的にはA250と同じなので、
異なる視点からのレビュー記事は、
そちらをご覧いただければと思います。
では次は、
AMGの本領発揮となる、
走行性能をチェックしていきます。