ベンツのエントリーモデルであるAクラスのセダン版となる、A250セダンの試乗レポートをお届けします。
AMGモデルを除くベースモデルの中では唯一の2.0Lガソリンエンジンとなり、最もパワフルな部類となります。まずはサイズやエンジン性能・価格等をハッチバックと比較してみます。
程良いサイズでエンジンは3種
まずはAクラスの呼び方ですが、何もつけずに「Aクラス」と呼ぶとそれはハッチバックのことを指します。
アウディで言うような「スポーツバック」的な呼び名は無く、セダンはそのまま「Aクラスセダン」と呼びます。
基本はハッチバックってことなの?
う〜ん、どうなんだろうね。
次にサイズですが、全幅はボディ形状に関わらず基本は1,800mmとCセグメントとしては標準的な大きさとなっています。
全長はセダンが4,550mm・ハッチバックが4,420mmとなっており、セダンの方が13mm長い仕様です。
一方のハッチバックは、アウディA3やBMW118iといった同クラスと比較すると10mmほど長めのボディサイズです。
次にエンジンは3種類あり、ガソリンエンジンは1.3Lと2.0Lで、今回試乗したA250は2.0Lエンジンとなります。224ps/350Nmとトルク重視の仕様は普段の街乗りにバッチリです。
ハッチバックとはどう違う?
今回はなぜセダンに試乗したかというと実はちょっとした理由があります。ハッチバックのエンジンはセダンと同じく2種類あるのですが、2.0Lはディーゼルのみとなっています。
1.3Lエンジンは136ps/200Nmと少し控えめ・ディーゼルエンジンは高回転まで回らないので、今回は2.0Lガソリンエンジンを選びました。
ディーゼルも高トルクで気持ちいいんだけどね。
燃費も良いし選択肢としてはアリだけど。
Aクラスの価格は400万から
Aクラスの価格は、セダン・ハッチバックでそれぞれ分けると以下のような設定となっています。
◆セダン
A180(1.3L)⇒4,190,000円
A200d(2.0D)⇒4,780,000円
A250(2.0L)⇒5,480,000円
A250e(2.0e)⇒6,000,000円
◆ハッチバック
A180(1.3L)⇒4,090,000円
A200d(2.0D)⇒4,680,000円
A250e(2.0e)⇒5,900,000円
エントリーグレードのA180でも、419万の税込価格からオプションを入れて最終価格は450万は超えるかと思います。
最近はCセグメントも高くなったよね、ゴルフ8だって安くないもんなぁ…。
モーター付きとは言え1.0Lで高くなったよねぇ。
A250セダンでは車両価格が500万を超えるため、他の車種も少しずつ選択肢に入ってきます。
例えばオシャレ感のあるCLAシリーズのうち、お尻が特徴的なシューティングブレークだと1.4Lターボモデルが500万から狙えます。
乗る前の印象は?
ベンツは昔はラグジュアリーさが前面に出ていましたが、最近はスポーティに変わってきました。ただそれでも、やっぱりガッツリしたスポーツはAMGに任せている印象です。
C63ワゴンにこの間乗ったけどとんでもない音…。
今どきV8エンジンってのも凄いよね。
しかしAクラスはもともと若者向けのスポーティな売り出しでA45AMGも話題になっていたので、以前からどのような味付けか気になっていました。
まとめ
Aクラスはハッチバックとセダンがありますが、大人っぽさを求めるならやはりセダンです。荷室もハッチバックと比較して50Lほど広く、旅行・スポーツ・ゴルフ等でも安心です。
次はスタンダードだけと何だか物足りないエクステリアについてご紹介していきたいと思います。