2019年8月にモデルチェンジして、
従来のFRへのこだわりを捨て、
FFに生まれ変わった1シリーズです。
今回試乗しているのは、
3気筒の1.5Lターボを搭載した、
118i Mスポーツというモデルです。
この記事では、
具体的な走行フィールについて、
試乗インプレッションをお伝えします。
3気筒エンジンは決して速くはないが出足から心地よい加速感で、滑らかで心地よい魅力がある。サウンドシステムによる支援もあり、シルキースリーとでも呼べるような迫力あるエンジン音は魅力的。ただハンドリングはまだまだ重たく、他のドイツ車と比較すると運転が疲れると感じる人が多いかもしれないので注意が必要。
- 《概要編》
- 《エクステリア編》
- 《インテリア編》
- 《走行性能編》
- 《総合評価編》
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コンテンツ
軽快さに溢れる乗り味!
走り始めて感じたのは、
アクセルを踏み込んだ時の軽さで、
スイーッとどんどん加速していきます。
環境に配慮しながらも気持ちよく走れる、
ダウンサイジングターボエンジンによって、
出足は非常に軽快で心地よいです。
最大トルクは1,400rpmから発生するので、
アイドリングからわずかに踏み込むだけで、
イイ感じに性能を出し切って加速します。
最近のドイツ車は、昔みたいに出足の加速が鈍い車ってなかなか見ないよね。
街乗りを重視してるんだろうね。
速度別の加速感をチェック
40〜50㎞/hくらいから3気筒の限界か、
速度の乗りが落ちる感覚はありますが、
それでも街乗りでは十二分な加速感です。
同じ感覚が80~90㎞/hまで続き、
公道を静かに走る分には十分で、
BMWらしい駆けぬける歓びを堪能できます。
■ 118i試乗 各速度域での印象
ずーっと途切れなく加速していったよね。
回転数が上がっても良い感じだったね。
ただしそれでも3気筒の1.5Lなので、
速さの基準となる0-100km/h加速は、
8.5秒と決して速くはありません。
意外と迫力のあるエンジンサウンド
意外だったのがエンジン音で、
3気筒の安っぽさがほとんど感じられず、
なかなかに野太い音が響き渡ります。
実際はアクセル開度に応じた、
スピーカー支援のおかげですが、
聞いていて違和感は全くありません。
足回りはドイツ車でも硬め
1シリーズと言えども、
BMWらしい走りの良さは変わりなく、
締まりのある足回りです。
ドイツ車では標準的ですが、
Mスポーツだと少し硬めの印象で、
国産車と比べると疲れるかもしれません。
ただ乗り味というのは、
サスペンション以上にタイヤによって、
大幅に変化するものです。
ブリジストンのレグノ等の、
プレミアムコンフォートタイヤなら、
随分と改善すると思われます。
スポーツ性も維持したいなら、
少し値は張りますがコンチネンタルなら、
快適かつ攻撃的な走りにも対応できます。
私たちのS3スポーツバックはコンチネンタルが標準タイヤなんだよね。
そう、超優秀だけど高いんだこれが…。
ちなみに、
タイヤを購入する場合は店舗型より、
通販の方が2~3割は安く購入できます。
■ 販売店別のタイヤ価格一覧
タイヤ種類/販売店 | タイヤ館 | タイヤフッド | オートウェイ | フジ・コーポレーション |
REGNO(レグノ) | 60,200円 | 39,900円(-34%) | 45,800円(-24%) | 43,300円(-29%) |
POTENZA(ポテンザ) | 59,300円 | 35,090円(-41%) | 33,200円(-45%) | 38,000円(-36%) |
Playz(プレイズ) | 43,500円 | – | – | – |
ECOPIA(エコピア) | 44,100円 | -30,000円(-32%) | – | – |
NEXTRY(ネクストリー) | 38,700円 | -21,800円(-44%) | 20,200円(-48%) | – |
※18インチ 225/40(45)にて市場価格を独自調査(2023)
今は無料でタイヤを取付店へ送付して、
当日は手ぶらで向かうだけで交換完了、
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BMW的重厚なステアリング
BMWの伝統として、
昔からステアリングが太く、
つまむような持ち方は少し力が必要です。
さらに、
操舵感もカッチリで重めなので、
サラッと運転する雰囲気は薄めです。
それでも昔に比べたら大分軽くなったよね、片手で運転するの大変だったもん。
みなちゃん、片手で運転してたの…?
10年くらい前までは、
男性が片手運転するにも重たく、
パワステかを疑う時代もありました。
しかしその分、
とても素直な反応で感覚を掴みやすく、
交差点を曲がるだけでも心地よいです。
この辺りは、
走りの楽しさをスポイルしない、
BMWらしさが如実に表れます。
ただ通常モードの「Comfort」から、
「Sport」モードに変更しても、
ステアリングの重さは変わりません。
おそらく、
標準設定が重めとなっていて、
操るには十分なのだと思います。
走行モードでレスポンスに変化
走行モードは、
標準で「Comfort」となっていて、
あと「sport」と「eco pro」があります。
「sport」に変えてみると、
出足は一瞬穏やかで解りませんが、
少し踏むとギュンッと加速します。
少し無理に鋭くした印象はあるよね、何か「切り替わったでしょ!ホラ!」みたいな感じで…。
ちょっと設定が無理しちゃった感じかな?
出足は鋭く変化しているものの、
その後の加速感はさほど変わらないので、
クルマ好きは騙されないような気がします。
日常的に乗るときは、
「Comfort」でも十分しっかり走るので、
快適かつ踏み込んでも心地よく走れるハズです。
まとめ
新たな118iに搭載された、
1.5Lターボの3気筒エンジンは、
想像を超える気持ちよさでした。
これは以前に試乗した、
- フォルクスワーゲンのゴルフ7.5 TSI
- アウディのA3スポーツバック 30TFSI
を大きく上回る仕上がりです。
このクラスのハッチバックで、
走行性能にこだわるなら、
1シリーズはオススメだと思います。
それでは、
次は試乗レポートの総まとめとして、
総合評価をつけてみたいと思います!
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