日本で高い人気を誇るフォルクスワーゲンのゴルフ8、今回はそのアグレッシブな外観に迫ります。
全幅は狭くなったけど、むしろ迫力は増したよね。
水平基調が先代より強調されているからかな。
◎サイズ…全長4,295mm×全幅1,790mm×全高1,475mm
ひと言…全幅-10mmでコンパクト、全高-5mmでスタイリッシュに。
◎エンジンスペック
1.0eTSI…110ps/200Nm(2,000~3,000rpm)
1.5eTSI…150ps/250Nm(1,500~3,500rpm)
◎ホイールベース…2,620mm
◎最小回転半径…5.1m
◎トランスミッション…7速湿式DSG
ひと言…ゴルフ7.5は乾式であるものの、実際ダイレクト感はそこまで違わない。GTI・Rは湿式だが、それでもあまり違わない。
◎車両重量
1.0eTSI…1,310kg
1.5eTSI…1,360kg
◎JC08・WTLCモード燃費
1.0eTSI…20.4km/L(JC08)、18.6km/L(WLTC)
1.5eTSI…18.7km/L(JC08)、17.3km/L(WLTC)
ひと言…実燃費は大体カタログ値の60~70%が目安です。
◎モーター出力…13ps/62Nm
ひと言…ゴルフ8は1.5eTSIでもモーターアシストがあります。A3は30TFSIのみ。
◎タイヤサイズ…16インチ 205/55、17インチ 225/45
◎コンセプトカラー…ライムイエロー
ひと言…フロント下部のオシャレな3本羽は「Active」と「Style」で、「R-line」にはありません。
【参考】VW公式サイト(Golf)
- 概要編
- エクステリア編
- インテリア編
- 走行性能編
- 総合評価編
※ゴルフ7のお勧め中古車
ちょいワルなフロントビュー
まず正面から見ると、先代からはかなり攻撃的な顔つきで、ちょっとしたヤンチャくれです。
ボンネットには左右一本ずつプレスラインが追加され、先代より引き締まった印象を与えています。目力も強く、パッと見た印象はかなり攻めた感じです。
全幅は狭くなっているものの、水平基調がより強調されていて迫力は増しています。
- 中央からヘッドライト端までのライン
- フロントバンパーの3本羽
水平基調の考え方はインテリアにも貫かれてるよね。
限られた空間を広く見せるためだね。
ただ正面の一直線ライトは…?
ただ一点苦言を呈するなら、左右ヘッドライトとその間を繋ぐライティングは、少々デザイン性に欠けています。
ポルシェのようにテールランプが一直線なのはクールですが、フロントはムリして繋げなくてもよかったのでは…。
ヘッドライトはカッコいいんだけど、間のライトが細くて安っぽいというか…。
無理に水平基調にこだわる必要はなかったような。
VWロゴは平面的なものに変更されました。正直このロゴも、先代の立体感のあるVWロゴの方が高級感があった気がします。社外品でクールなデザインに変更するのもアリですね。
初出は2019年のフランクフルトモーターショー、日本では2020年6月に、従来より平面的になった新ロゴへと変更されました。デジタル化の流れを汲み、メディアでの活用を容易にするよう、フラットで無駄を省いたシンプルなロゴとなっています。
またカラーバリエーションも複数認められており、従来と比較して活用シーンは大幅に増えることが想定されます。
また、フロント下部の3本羽は「Active」と「Style」に適用され、最上位グレードの「R-line」は別デザインです。3本羽はカラーリングが違うので見た目で区別可能です。
3本とも同色の方がStyleよりオシャレだと思うんだけど?
シルバー加飾だと高級感はあるけどねぇ。
サイドビューも低くカッコよく
次にサイドから見てみると全高-5mmが非常によく効いていて、低くスタイリッシュな姿勢となりました。
プレスラインもヘッドライトの目元からリヤ部へ美しく繋がってるね。
ここはゴルフ7よりかなりクールだねぇ。
先代ゴルフ7.5ではドアハンドルの下側にラインが走っており、ゴルフ8の方がかなりスタイリッシュになりました。
ホイールの大きさは、グレードによって16インチ・17インチの2パターンです。
- eTSI Active Basic…16インチ(205/55 5ダブルスポーク)
- eTSI Active…同上
- eTSI Style…17インチ(225/45 10スポーク)
- eTSI R-Line…17インチ(225/45 5ダブルスポーク)
本国で設定された18インチが見た目は一番カッコいいものの、17インチと比べると相当割高となります。ゴルフRでもないのに18インチが求められるのかはいささか疑問です。
私たちのS3スポーツバックも18インチだけどかなり財布には厳しい…。
でも高くてもコンチネンタルが欲しいっ…。
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一瞬ハンドルが取られて側壁にぶつかりそうになってる!
道路の道幅って意外と狭いからね。
水平基調が強められたリヤビュー
最後に後ろから見てみるとこちらもフロント同様に引き締まったデザインとなっていて、先代よりガッチリとアグレッシブになりました。
まずパッと見て違うのはVWロゴの下にある「GOLF」の文字です。
これはロゴ変更と合わせて意匠が変更されたポイントとなっており、GTIやRではまた違ったデザインとなっています。
なんかマフラーも太いしスポイラーも大きいねぇ、ワルそう…。
なんか「R」のロゴも攻めてるよね。
リヤのプレスラインを見ると、テールランプのトップ部分と平行になるようにデザインされているのは先代同様ですが、よりラインが上に寄りました。
マフラー付近のメッキモールもボディ端まで直線部分が伸びているため、幅感が強調されて狭くなっても迫力は一切ダウンしていません。
ただ、マフラーはゴルフ7.5と同じダミーで、本物は奥にチョコンと下向きに付いています。
統一感もアップしてカチッとした印象が強まったね。
威圧感も先代より増しているような。
最近はドイツ車でもダミーマフラーが増えていて、時代の流れかなという感じではあります。新型アウディA3だと穴すら感じられないデザインで、もうマフラーとも言えないレベルです。
次にテールランプは、フルLEDですがライン+粒々のハイブリッドで新しい雰囲気です。
ラインのみの方がオシャレな雰囲気はあるかもしれませんが、個人的には粒々も結構好きです。
先代ゴルフ7.5もテールランプはライン+粒々の併用パターンで、リヤウインカーが流れました。
特にどこか「武装している」という感じではありませんが、各所が洗練されていてドイツ車らしさに溢れていると感じます。
無駄のないカチッとした造りはある種の威圧感を感じさせ、「国産車とは違うんだぞ!」という雰囲気を漂わせています。
細かな部分まで所有する満足度を上げてくれる造りは、輸入車の大きな魅力の1つです。
ちょっと気になるのは、日本のナンバープレートだと縦に長くて、リヤバンパーにペロンとくっついた感じがするトコだねぇ…。
まぁ日本では横長は付けれないからね…。
ゴルフ8は中古車も豊富にある
ゴルフシリーズはワーゲンの主力モデルということもあり、市場にはたくさんの中古車が出回っているため豊富な選択肢の中からお気に入りを選ぶことが可能です。
ゴルフ8の中古車の選び方は「ゴルフ8中古車購入マニュアル」として以下のリンク先で徹底解説しているので、人気グレード・仕様を安く手に入れたい人はぜひご覧ください。
例えばガソリンエンジン(eTSI)の中古車相場をグラフにまとめると以下のような感じです。Active Basicを除くと概ね250~350万がボリュームゾーンとなっています。
StyleとR-Lineの価格差は約10万しかないにも関わらず、R-Lineは装備が非常に充実しており中古車相場も高止まりしているため、せっかく選ぶならR-Lineが良さそうです。
■ ゴルフ8中古車(eTSI)の中古車価格相場
ただR-Lineは開口部が大きくて、デザインがStyle以下と違うから好みが分かれるところかも。
意外とフロント部の3本ラインもカッコいいもんね。
他に、上記のリンク先記事ではボディカラーも比較調査してみました。コンセプトカラーはライムイエローですが、実際の中古車を見るとそこまで比率が高くないことが分かります。
定番のホワイト・ブラックの次はレッドとなっていますが、ライムイエローは約6%とデビュー時のインパクトを考えると少なめの台数に落ち着いている印象です。
■ ゴルフ8中古車のボディカラー分布
海外ではグレー系って凄く人気だけど、やっぱり日本では不人気なんだね。
白でも黒でも無い中途半端な感じがイヤなのかな…?
ただ、やはり中古車は状態の判断が大切で、輸入車は維持費がかさみがちです。信頼できる知識のある人に相談して確認しておかないと思わぬハズレを掴む可能性もあります。
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まとめ
先代ゴルフ7.5と比べて5mm狭くなったゴルフ8ですが、巧みなデザイン性により迫力はむしろ増していると感じます。フロントのライティング・サイドのプレスライン・リヤのバンパー等、各所ラインワークのコンセプトが統一され、見ていて気持ちいいです。
先代までの丸っこくて可愛らしいデザインが好きだった人にとっては、もしかすると近寄りがたくなっているかもしれません。
ただワーゲンに限らず、どのメーカーも押し出しの強いデザインが好まれる時代なので、ある程度仕方ないかなと思います。
あ、もしかして豚さんの話してる?
おっと、キドニーグリルの話はそこまでだ!
それでは次は、こちらも全てが新しく進化したインテリアを見ていきたいと思います。
物議を醸しているエアコン温度のタッチ操作も、実際に触ってみた感想をお伝えします。
…ありゃだめだ…。
ちょっと!いくらWebライティングは結論が先っていっても早すぎだよ…!
いやだって、どう考えてもダメでしょあれは…。
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