Q3スポーツバック35TFSI試乗レビュー、
今回はこれまでの試乗を振り替えって、
総合的な評価を考えてみたいと思います。
アウディでは初めてのクーペSUVとなり、
低い全高や美しい滑らかなルーフラインで、
スタイリッシュな外観が特徴的です。
- 概要編
- エクステリア編
- インテリア編
- 走行性能編
※アウディの記事まとめ
コンテンツ
高評価なポイント
まずは良かったポイントから見ていきます。
スポーティなエクステリア
Q3スポーツバックの魅力のうち、
最も魅力的なポイントと言えば、
やはり美しいエクステリアです。
サイドからリヤにかけて、
キュッと絞まっていく美しいラインは、
まさにアウディのスポーツバックです。
A3スポーツバックを始めとして、
A5・A7スポーツバックの外観を見ると、
Q3スポーツバック同様美しいラインです。
ブリスターフェンダーもカッコいい
またサイドでは、
前後のブリスターフェンダーにより、
SUVの力強さが上手く強調されています。
Q3スポーツバックのデザインを見ると、
通常のQ3が物足りなく見えてくるほど、
魅力的なエクステリアだと思います。
ベーシックで堅牢なイメージが好きなら、Q3もいいかもね。
若い人はQ2とかも好きそう。
中古車ならアウディも安く乗れる
もしクルマは魅力的だけれど、
新車は高くて狙いづらいと思うなら、
中古車なら新車の6割ほどで乗れます。
アウディの中古車については、
100~500万まででどのモデルに乗れるか、
一覧表にまとめた記事が以下から見れます。
年式や価格帯の希望を入れて、
事前に要望を伝えることができる、
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もう一歩なポイント
次はイマイチなポイントを見てみます。
重たく感じる走行フィール
一方、
もう少し頑張って欲しかったのは、
全体的に重めの走行フィールです。
スポーツバックと謳うなら、
もっとスポーティな乗り味にして、
Q3との差別化が欲しかったです。
プログレッシブステアリングはあるけど…
確かにQ3スポーツバックのみ、
プログレッシブステアリングがあり、
機敏なハンドリングを実現します。
しかし、
エンジンフィールを含めた乗り味は、
決して軽快でスポーティとは言えません。
街乗りや高速を普通に走る分には、静かで重厚感もあっていいんだけどね。
Q3よりは確かに軽快だけどね。
ドライブセレクトも変化幅も少なめ
ドライブセレクトも標準装備ですが、
モードによる走行感覚の変化は少なく、
やはり物足りない印象があります。
エアダクトのダミーも残念ポイント
さらに欲を言えば、
エアダクトもダミーとなっていて、
走りへの拘りが足りない印象です。
10段階評価すると?
Q3スポーツバックを総合的に評価してみます。
10点満点だと5点
今回試乗したQ3スポーツバックを、
全ての面から総合的に評価すると、
10点満点のうち5点です。
エクステリアは非常に魅力的
後発のSUVクーペだけあり、
デザインは非常に練られていて、
一目惚れしそうなルックスです。
S-line仕様になると、
派手で目立つリヤバンパーも付き、
ますますカッコよくなります。
インテリアも高級感が漂う
インテリアを見ると、
8角形グリルのコンセプトが貫かれ、
ピアノブラックも多用されています。
機能面を見ても、
現行アウディの最新仕様となり、
細かい所にも配慮が行き届いています。
走行性能は見た目と一致せず
ただ一方、
走行性能は革新的とは言い難く、
サイズ相応の走りに留まります。
プログレッシブステアリングや、
ドライブセレクトもあるものの、
走行印象を変えるほどではありません。
スポーツバックの新モデルであれば、
やはり走りには特に重点を置いて、
何らかの工夫が欲しかったところです。
まとめ
アウディのQ3スポーツバックは、
400万円台で狙えるドイツ車としては、
非常にオススメと言えるモデルです。
通常のQ3と比べると、
概ね20万ほどプラスとなりますが、
価格差を超える魅力を持っています。
エクステリア・インテリアともに、
アウディの質感が詰まっていて、
各所の高いクオリティを堪能できます。
ただ走りを重視したいなら、
この価格帯ならA3の40TFSIか、
頑張ってSQ2辺りがオススメです。