Q3スポーツバック試乗レビュー、
今回はこのブログでは最も大切な、
走行性能を詳しく見ていきます。
乗り味の感想としては、
重たいボディでは1.5TFSIは力不足で、
強い加速感を味わうことはできません。
街乗りを中心にのんびり乗るのであれば、
TDI(ディーゼル)の方がスムーズで、
それなりに力強く走ってくれるハズです。
コンテンツ
出足はとても自然で好感触
運転席に乗り込んで、
エンジンスタートスイッチを押すと、
静かな音とわずかな振動が伝わります。
アイドリング音は静かですが、
A1やA3と同程度の遮音性+αで、
上位モデルほど静かではありません。
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でもA1やA3と比べると静かな感じはあるかな。
そうだね、音楽とかも聞きやすそう。
出足はスムーズな加速感
公道に出て、
アクセルを3割ほど踏み込んでみると、
自然な加速フィールで好印象です。
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/audi-q3sb-drive.jpg)
Q2ほど元気な出足ではありませんが、
A3ほど踏み込みへの反応は鈍くなく、
程よい加速感で心地よく運転できます。
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のんびり街乗りなら許容範囲
速いという感覚は無いものの、
遅いという感覚もあまり感じないので、
通常の街乗りではいい感じだと思います。
ただ、
60km/h辺りからの加速は鈍く、
あくまでのんびり巡航専用です。
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/audi-q3sb-testdrive-drivingevaluation.jpg)
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/icon-mina.jpg)
踏み込むと苦しいかな…。でもA3よりは軽快な感じもするね。
A3は30TFSIのことだよね。
全体的に穏やかですが、
急加速や追い越しを控えれば、
遅いと感じるレベルではありません。
ハンドリングは素直でゆったり
街中で乗る限りでは、
違和感なく扱いやすいハンドリングで、
ステアリングは少し軽めになっています。
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/audi-q3sb-drive2.jpg)
BMW・ベンツよりは軽いステアフィール
他メーカーと比べると、
フォルクスワーゲンよりは重たいものの、
BMWやベンツよりは多少軽い印象です。
118iは明らかに重く、
A250もカッチリ感が強く出ていて、
やはりもう少し力が必要な印象です。
アウディらしい心地よい硬さ
また乗り味は、
アウディでは平均的といった感じで、
カチッとした重厚感はよく伝わります。
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でもこれだと、もしかしたらA1の方が重厚感あったかも…。
A1はクラスを超えた高級感があったね。
ただ、
スポーツ走行するには遊びが多く、
緩さが気になって思いきり走れません。
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/audi-q3sb-drive3.jpg)
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/icon-mina.jpg)
結構遊びは多めだよね。まぁでもガツガツ走るモデルじゃないから…。
でも「スポーツ」バックなんだし…。
Q2ほどプログレッシブステアリングは効かない
ちなみにQ2は、
プログレッシブステアリングがよく効き、
明らかにキビキビ走る印象があります。
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Q3スポーツバックにも付いている、
プログレッシブステアリングですが、
なぜかあまり効果が感じられません。
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ボディが重たいから分かりづらいのかなぁ。
S3との重量差は10kgだけなのにね。
ローンチコントロールを試すと?
ローンチコントロールとは、
停止状態から全開加速をするための、
特殊な発進操作のことを指します。
詳しい操作方法や動画などは、
S3レビューで紹介しているので、
ぜひそちらをご覧ください。
概ねどのモデルにも、
ローンチは搭載されていますが、
A1など非対応のモデルもあります。
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/a1-front3.jpg)
0-100km/h加速9秒台を試す
ちなみにQ3スポーツバックは、
しっかりとローンチ対応しており、
スポーティな全開加速が可能です。
0-100km/h加速は、
9秒少々と決して速くないため、
穏やかなシティドライブ向きです。
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/icon-mina.jpg)
これは普通のQ3の1.5Lグレードだね。いい音はしてるけど、そこまで速くはないかなぁ。
峠を走るとなると厳しいかもね。
アクセルをブレーキを同時に踏み、
ブレーキを離すとクラッチが繋がり、
1.5TFSIの全開加速が始まります。
シフトアップが遅くてもっさり…
加速感はほどほどですが、
試乗車ではシフトアップが遅く、
動画の2倍ほどかかっていました。
スポーツバックだからなのか、
日本仕様だからなのか不明ですが、
実際はもう少しもっさりした印象です。
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/audi-q3sb-drive4.jpg)
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/icon-mina.jpg)
あーあ、期待のオシャレクーペSUVなのに「もっさり」って言っちゃった…。
い、いやあくまでも急加速の話ね!
ドライブセレクトでも印象変わらず
アウディドライブセレクトは、
当然ダイナミックモードでしたが、
終始穏やかなレスポンスでした。
ただ、
ドライブモードはかなり多く、
全部で6種類も用意されています。
- Auto(オート)
- Comfort(コンフォート)
- Dynamic(ダイナミック)
- Offroad(オフロード)
- Efficiency(エフィシェンシー)
- Individual(インディビジュアル)
特にオフロードは、
SUV独自の新しいモードで、
悪路向きの設定へと変更されます。
しかしモードが多い割には、
変更可能な項目は2つだけで、
S3と比べて少なくなっています。
- ドライブシステム…3種類
Efficiency・Balanced・Dynamic
⇒アクセル反応・シフト制御
- ステアリング…3種類
Comfortable・Balanced・Dynamic
⇒ステアリングの重さ・反応
S3スポーツバックだと、
エンジン音やクルーズ設定もあり、
さらに細かな設定が可能となっています。
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/s3rev-s3-interior-cruise-audidriveselect.jpg)
試乗時には、
もちろんモード切替を試しましたが、
思ったより印象は変わりませんでした。
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/audi-q3sb-drive5.jpg)
S3やワーゲンでは印象は結構変わる
S3で走行モードを変えると、
どれも明らかに変化がみられるため、
同じドライブセレクトでも随分違います。
おそらく走行性能が高いと、
通常走行とスポーツ走行の差が大きく、
より顕著に差が表れるのだと思います。
フォルクスワーゲンでも同様に、
ゴルフ7.5では変化が薄かったものの、
ゴルフRではバチッと変化を感じました。
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/icon-mina.jpg)
それでも、まだS3の方がしっかり切り替わる感じがあるよね。
メーカーの味付けの違いかな。
まとめ
Q3スポーツバックの35TFSIは、
1.5Lのガソリンエンジンを搭載し、
150ps/250Nmの性能を発揮します。
ボディもそれなりに大きいため、
キビキビした印象はありませんが、
街乗りではパワー不足は感じません。
ただ、
やはりスポーティに走りたいとなると、
2.0TFSIは欲しいと思います。
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/icon-mina.jpg)
初期グレードでは2.0Lはディーゼルしか無いけどね。
そのうち出てくる気もするなぁ。
では最後に、
これまでの試乗レビューをまとめて、
総合的に評価してみたいと思います。