Q3スポーツバック試乗レビュー、
今回は新世代フォーマットに変わった、
インテリアをチェックしていきます。
センターディスプレイのタッチは、
音だけで振動のフィードバックは無く、
上位モデルとは差別化されています。
※アウディの記事まとめ
広さを感じさせるセンターデザイン
運転席に乗り込んで、
パッと周りを見渡してみると、
A1やQ2同様にシンプルな印象です。
やはりQ2と比べると、
一回り室内も広くゆったりとして、
コンパクトで狭い印象はありません。
シンプルな内装でも、
その中に上手く高級感を与える所は、
アウディらしい演出だと感じます。
センターパネルは、
グリル同様8角形に切り取られ、
中心部に画面が埋め込まれています。
このピアノブラックのパネル全面がディスプレイっていう訳じゃないんだね。
全面だと相当すごかったと思うなー。
ピアノブラックのパネルから、
助手席まで繋がるようなデザインは、
車内の広さを上手く強調しています。
また細かな所も拘っていて、
インナードアハンドル1つ取っても、
複雑なデザインでカッコいいです。
またエアコンも、
途中でパネルに折れ目がついていて、
スタイリッシュな見た目となっています。
これなら横長の吹き出し口でもカッコよく見えるね。
ぼってりした感じが全然無いね。
ボタン配置をチェックすると…?
次に、
センターコンソールのボタン配置を、
順番に押しながらチェックしてみました。
ボタンを押した感触は、
相変わらず非常に素晴らしく、
ハプティックチームの情熱を感じます。
アウディでは、
音・感触・匂いなどを調整するための、
特殊な専門チームが配置されています。
程よい押し込みの感触と、
小気味良いカチッという音により、
何度も押したい衝動に駆られます。
エンジンスイッチを見ると、
運転席に近い方に付いているため、
自然にスイッチを押すことができます。
実はS3だと助手席側に付いていて、
助手席の方がスイッチに近いという、
非ドライバーオリエンテッドな仕様です。
元々は左ハンドル仕様だからなんだろうけどね。でも意外と音量調整はしやすくて便利だったりするんじゃ?
ま、まぁ利便性ではそうなんだけど…。
ただ、
ドライブセレクトのボタンを見ると、
運転席から一番遠い配置にあります。
エンジンスイッチはすぐ押せるのに
ドライブセレクトが助手席側というのは、
なんだか非常に不便で残念に感じます。
ドライブセレクトを使いたい時に、
毎回わざわざ手を伸ばすとなると、
「面倒だしいっか」と思ってしまいます。
あるある!遠くのボタンを何度もカチカチ押してるうちにやる気無くなったりもするよね…。
dynamicとの切替が欲しいよね。
美麗なバーチャルコックピット!
コックピット画面は、
最近のドイツ車では定番となった、
液晶画面が埋め込まれています。
Q3スポーツバックでは、
バーチャルコックピットと呼ばれる、
10.25インチの液晶が装備されています。
ただ上位モデルでは、
12.3インチともう少し大型なので、
気になる人は必ずチェックしましょう。
表示はとても繊細で美しく、
日光の反射も上手く抑えられていて、
質感の高い液晶画面に仕上がっています。
通常の表示だと、
左右に速度計と回転計があって、
中心にナビゲーションが表示されます。
ただこれだと、
少し表示面積が狭くなっているので、
ナビで使うなら全画面表示がお勧めです。
センターディスプレイで慣れてる人は、あえてコックピットで見なくても問題ないけどね。
運転に慣れてない人向けな感じかな。
その他にも、
オーディオや燃費やクルーズなど、
様々な表示を選ぶことができます。
また、
メーターをスポーツ仕様にすると、
数字とレッドゾーンの表示が変わります。
デジタルコックピットは、
メーカーごとにレイアウトが異なり、
見てるだけで楽しくなってきます。
まとめ
Q3スポーツバックは、
ピアノブラックのパネルにより、
上位モデルと似た印象を感じさせます。
ボタン配置や液晶の大きさなど、
確かに一部残念な部分もありますが、
クラスに相応しい造りだと思います。
バーチャルコックピットは、
MMIナビとセットのオプションで、
ほぼ全ての車に装備されるはずです。
次は、
1.5Lターボの走行性能について、
詳しくチェックしていきます。