A1~A7までのスポーツバックシリーズ&TTのデザイン性に優れたアウディの人気モデルについて、エンジン性能順にズバッと一覧表にまとめてみました。
「カッコよくて速いアウディが欲しい」という人に向けて、予算と性能のバランスを両立できる最適解をご提案します。
公式サイトはキレイだけど比較しづらいんだよねぇ。
まぁあんまり細かく見られても困るから…。
アウディの新車価格の一覧表は以下のリンク先でもまとめていて、こちらは価格・排気量等で並び替えもできるのでより徹底的に比較することが可能です。
コンテンツ
A1・A3は乗り味重視がお勧め
まずは、
モデル・グレード別に分けて、
エンジン性能をまとめてみます。
■ アウディ スポーツバック&クーペエンジン性能一覧表(馬力順)
モデル順じゃなくて、ちょこちょこ入れ替わってるね。
200ps付近が若干多い感じかな。
A1より安い「A3 30TFSI」はどう?
まずは順番が入れ替わり、
性能がA1より低いところにある、
A3の30TFSIを見てみましょう。
このモデルは、
A3のエントリーグレードであり、
エンジンは1.4Lターボを搭載します。
122ps/200Nmという性能は、
決して低い訳ではありませんが、
アウディの中では見劣りします。
トルク200Nmなら2.0Lエンジン相当だから、性能は十分ではあるんだけどね。
最近はどれも高トルクだからねぇ。
では、
A1の35TFSIなら速いかと言うと、
決して150psだと速くはありません。
速さを求めるのであれば、
A3の40TFSI以上を狙わないと、
キビキビした反応は期待できません。
ただ、
A1は重厚な乗り味が特徴で、
A3にも負けない高級感があります。
またアクセルに対する反応も、
非常にクセが無く素直なので、
単純に気持ちイイと感じます。
そのため200ps以下であれば、
速さよりも高い質感を目的に、
モデル選びを進めた方が良さそうです。
A3・TTなら珠玉の2.0TFSIを!
次にワンランクアップして、
A3とTTの性能を比較してみると、
どちらも2.0TFSIが選べます。
しかし同じ2.0TFSIにも関わらず、
A3は190psで頭打ちですが、
TTは245psまで上がっています。
同じ2.0TFSIなのに、謎のコンピューター制御が入ってるんだよね。
アウディもこんな商売をするように…。
これがS3になると、
280ps/380Nmまで高まるため、
CPU制御の強さ加減が分かります。
A3・TTともに40TFSIだと、
200ps弱まで出力が上がるため、
それなりに元気よく走ってくれます。
TTは接地感の高さがウリ
特にTTは、
重心が低く設計されているため、
より接地感の強い走りを見せます。
仕立てもスポーティなので、
やる気にさせる造りが随所に感じられ、
乗る度にアドレナリンが湧き出ます。
スポーツ走行を楽しみたいなら、
A3ならドライブセレクトを付けて、
走行モードを選べるようにしましょう。
クワトロの場合は、
ダイナミックモードにすることで、
前後の駆動力が50:50に近づきます。
通常は燃費重視で95:5だから、ほとんどFFと変わらないんだよね。
強く踏み込んだ時は後輪に寄るね。
TTの45TFSIは、
245ps/370Nmとさらに魅力的ですが、
もうS3が買える価格帯になってきます。
となると、
ますます速くて荷物も積める、
S3の方がオススメな気がします。
S3オーナーである管理人が、
外観から乗り味まで語りつくした、
S3所有レビューも併せてご覧ください。
■ 管理人の所有するS3スポーツバック
A5・A7はディーゼル&ガソリンの選択が大事
A5とA7では、
ディーゼルエンジンが主流となり、
トルクはどれも400Nm弱です。
ガソリンエンジンの45TFSIなら、
250ps前後の出力があるものの、
ボディが重たい点がネックです。
やはりどちらかというと、
ラグジュアリーな走りがメインで、
スポーツ走行する感じではありません。
A7 55TFSIならメチャ速だけど高い…
ただA7の55TFSIだけは、
340ps/500Nmと凄まじい数値で、
バリバリと駆け抜けることが可能です。
ちなみに、
RS3の400ps/480Nmと比較しても、
最大トルクはさらに勝っています。
0-100km/h加速は、
カタログ公称値で5.3秒とされていて、
2トンの巨体としては素晴らしく速いです。
しかし価格は1,000万超で、
S5が十分狙える価格帯となるため、
スポーツ志向ならそちらです。
まとめ
エンジン性能順では、
いくつかのモデルが入れ替わり、
逆転現象が起きています。
また、
同じ2.0TFSIエンジンでも、
チューニングが異なっています。
そのため、
モデル・排気量・スペックを、
しっかりと把握することが大切です。
また例外として、
コンピューターを少し変更して、
馬力やトルクを上げることもできます。
DIGITAL-SPEEDなどが提供する、
ECUのチューニングを利用すると、
全く異なる走行フィールに変化します。
では続いては、
それぞれの乗り味の軽さについて、
数値化して徹底比較してみます。