TTクーペ40TFSI試乗レビュー、
極限までシンプルに整えられた、
インテリアをチェックしていきます。
見た目に派手さはありませんが、
さすが特別なクーペモデルだけあり、
パーツの質感はさすがアウディです。
※アウディの記事まとめ
シンプルだけどハイクオリティ
運転席に乗り込んで、
パッと周りを見渡してみると、
非常にシンプルで驚きます。
確かにドイツ車の傾向として、
シンプルで機能的ではありますが、
ここまでスキッとした印象は珍しいです。
やはり最大のポイントは、
センターナビが無いところで、
前方視界が相当広くなっています。
このTTだけは、
ドライバーオリエンテッドを貫き、
「運転するための車」からブレません。
助手席がナビ案内するのは想定してないんだ…。デートでは使いづらいかも?
一緒にナビを見るのは難しいね。
次にエアコンを見ると、
フィンの中心部が液晶となっていて、
温度・風量・風向き等が調整可能です。
スタイリッシュでありながら
機能性も抜群に良いデザインは、
スマートなアウディらしいです。
エアコンは、
通年で22℃が推奨温度とされ、
実はマニュアルにも書かれています。
またエアコン下部には、
最低限のスイッチ類が並んでおり、
リヤスポイラーのリフトも可能です。
なんだか必要以上に上げたままにしてそう。
街中では少し恥ずかしくない…?
通常リヤスポイラーは、
120km/h以上で自動展開され、
80km/h以下で自動収納されます。
街乗りでは、
なかなか効果を実感できませんが、
高速道路なら体感できると思います。
各スイッチは、
しっかりと硬めの押し心地で、
カチッと小気味よい音が響きます。
実はアウディでは、
音や触感や匂いを専門とする、
特殊チームが配置されています。
ハプティックチームのことだね!よくネット記事とかで出てくるよね。
一体どんなハイセンスな方々が…。
そのおかげで、
1つ1つの操作系の質感についても、
他のドイツ車の追従を許しません。
美麗なバーチャルコックピット
最近のドイツ車では、
コックピット部分は液晶画面で、
自由に表示を変えることができます。
採用当初は、
ほとんどがオプション設定でしたが、
標準装備のケースも徐々に増えています。
今回のTTも、
アウディでいう液晶画面となる、
バーチャルコックピットが標準です。
ただTTの場合、
そもそもセンターナビが無いため、
コックピットもアナログだと困ります。
だよね。それだとナビをはめ込む場所がどこにも無くなっちゃう。
今やナビ無しは考えられないもんね。
設定される液晶画面は、
他のモデルにも採用されている、
12.3インチの液晶ディスプレイです。
アウディの液晶画面は、
いくつかのサイズがありますが、
これはA4等の上位モデルと同じです。
A3とかQ2も同じ大きさだよね。結構色々と表示できるからとっても便利だよね。
オプションでも必須だよね。
ちなみに、
A1だと10.1インチとなるため、
実は少し小さい画面となっています。
通常モードの表示では、
速度計と回転計の2つのメーターが、
大きく表示される設定です。
画面の中央部分を使って、
何か設定を行ったりする場合は、
メーターは左右端へ縮小されます。
また、
この状態でのナビ画面も表示可能で、
非常に表示範囲が広くて便利です。
ちゃんと目的地表示や交差点案内もしてくれるんだね。
表示もきれいだし分かりやすいね。
デジタルコックピットは、
他のドイツ車でも採用されていて、
それぞれ特徴があって面白いです。
別記事ではベンツやBMW、
フォルクスワーゲンの液晶画面を、
詳しくまとめ比較してみました。
まとめ
TTのインテリアは、
極限までシンプルな印象ですが、
質感の高さはさすがアウディです。
センターナビが無いため、
同乗者は寂しいかもしれませんが、
スキッとした視界は気持ちいいです。
また、
バーチャルコックピットは美しく、
TTでは標準装備となっています。
太陽光の映り込みを抑えた、
マットな質感がとても見やすく、
針の動きも非常にスムーズです。
では次は、
いよいよTTの本領発揮となる、
走行性能をチェックしていきます。