フォルクスワーゲンのポロGTI試乗、
今回はこれまでの全項目をまとめて、
総合的な評価を付けたいと思います。
ゴルフGTIの弟分として、
3代目ポロより設定されるようになり、
今日まで続いている歴史があります。
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/wagen-golf-gti-1999.jpg)
GTIモデルに偽りは無く、
ドライビングプレジャーに溢れた、
爽快な乗り味が魅力の1台です。
- 概要編
- エクステリア編
- インテリア編
- 走行性能編
高評価なポイント
ポロGTIの試乗で、
最も良いと感じたポイントは、
もうこの1点しかありません。
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/icon-mina.jpg)
走行性能だねっ!久しぶりにこんなにヤンチャな車乗ったよ~。
元気いっぱいだったね。
走行性能編でもお伝えした通り、
かなりアグレッシブな走りで、
小さくても完璧にGTIモデルです。
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/wagen-polo-gti-drive-start.jpg)
街乗りの範囲であれば、
スポーツカー顔負けの気持ち良さで、
痛快なドライビングを堪能できます。
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/wagen-polo-gti-drive-engine.jpg)
出足は非常に鋭く、
街乗りの70km/h辺りまでは、
心地よい加速感が続きます。
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/wagen-pologti-testdrive-drivingevaluation.jpg)
また、
ローンチコントロールにも対応し、
キュルキュルしながら急加速できます。
ローンチコントロールとは、
0-100km/h加速を計測する時等に、
よく使用される特別な操作です。
ESCをスポーツモードにした後、
ブレーキとアクセルを同時に踏み込んで、
一気にクラッチを繋ぐことで急加速します。
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/wagen-polo-gti-drive-meter.jpg)
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/icon-mina.jpg)
ブレーキとアクセルを同時に踏んで、スタンバイしてる時がすごく興奮するよね!
女の子が興奮するとか言っちゃダメ!
ただ峠やサーキットでは、
ハンドリングの鈍さが気になり、
クイックな操作は得意ではありません。
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/wagen-polo-gti-drive-handling.jpg)
ドライブモードを変更しても、
そこまで印象は変わらなかったので、
ポロGTIの仕様なのだと思います。
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/wagen-polo-gti-drive-drivemode.jpg)
またもう1つ、
エクステリアもまとまりが良く、
完成されたデザインだと感じました。
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/wagen-polo-gti-side2.jpg)
正面から見ると、
ブリスターフェンダーなどは無く、
迫力に欠ける面は確かにあります。
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/wagen-polo-gti-fender.jpg)
しかし、
パキッとメリハリが効いていて、
無駄を省いた印象で魅力的です。
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/wagen-polo-gti-side.jpg)
リヤビューを見ても、
小さなテールライトがスマートで、
シンプルでポロらしいデザインです。
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/wagen-polo-gti-rear.jpg)
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やっぱりこのテールライトってQ2に似てるよねぇ…。
ま、まぁ偶然じゃないかな?
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/audi-q2.jpg)
もしクルマは魅力的だけれど、
新車は高くて狙いづらいと思うなら、
中古車なら新車の6割ほどで乗れます。
年式や価格帯の希望を入れて、
事前に要望を伝えることができる、
ガリバー連携のサービスがオススメです。
もう一歩なポイント
一方、
もう少しがんばって欲しい点は、
高めの車両価格の設定です。
同じGTIファミリーとして、
兄貴分にあたるゴルフGTIとは、
約40万の差額となります。
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/wagen-gti-r-price-pologti.jpg)
ゴルフGTIと言えば、
大人気スポーツモデルですが、
あと40万出せば手に入ってしまいます。
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/wagen-golf8-gti2.jpg)
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/icon-mina.jpg)
大きい金額だけど、何年も乗ると考えてたら買いたくなっちゃうよね。
めったにない高い買い物だもんね。
最も近い価格帯では、
ゴルフ7.5で10万程度の差なので、
様々な点から徹底比較してみました。
またこの価格帯では、
他のメーカーのドイツ車でも、
1ランク上が射程圏に入ってきます。
例えば、
VWグループの上位ブランドである、
A1スポーツバックも検討可能です。
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/a1-front3.jpg)
排気量は1.5Lと下がりますが、
非常に重厚感のある乗り味は、
優劣をつけ難い魅力があります。
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/audi-a1-price.jpg)
アウディやBMWやベンツなど、
これらのBセグメントモデルでも、
廉価グレードなら手が届きます。
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/importedcar-price-from300to400.jpg)
特にミニクーパーは、
ゴーカートフィーリングと呼ばれる、
小気味よい操作感が魅力です。
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/mini-coopers.jpg)
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コンパクトにオシャレさも加わった感じだよね。
こちらも2.0Lターボエンジンだね。
こちらも、
軽快なポロGTIとは異なって、
BMWらしいカッチリした感覚です。
上記の300~400万の範囲では、
ポロGTIが最も軽快なフィールで、
ヒラリヒラリと走り回れます。
ポロGTIの走行フィールは、
このクラスでは非常に刺激的で、
運転する楽しみは大きいです。
しかし、
エクステリアや乗り味の重厚感など、
高級感では劣る部分があります。
時には高い質感を感じながら、
優雅なドライブを楽しむつもりなら、
他のモデルも一度検討すべきだと思います。
10段階評価すると?
ポロGTIを、
各視点から総合的に判断すると、
10段階のうち7となります。
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/wagen-pologti-testdrive-evaluation.jpg)
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このクラスで「drive」7点はすごいね。118iと同じスコアだー。
こんな爽快感は久々に味わったよ。
118iと比較すると、
ポロGTIの方が軽快ではありますが、
足回りの接地感がかなり違います。
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/bmw-118i-testdrive-evaluation-1.jpg)
118iの乗り味は、
重厚感たっぷりの心地よさで、
低速でも質感の高さを感じます。
![](https://tone-edge.com/wp-content/uploads/bmw-118i.jpg)
その点ポロGTIは、
少し路面のいなしが甘いところがあり、
足回りが硬くバタバタとした印象です。
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これはこれで小気味良い振動とも言えるんだけどね。
軽さを求めるならポロGTIかな。
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小物アクセサリーのお買物!
ここで少し休憩して、
ワーゲンに関するグッズ等を、
いくつかご紹介したいと思います。
まず最初は、
多くのワーゲン車で使える、
お手頃価格のキーカバー5選です。
見た目のカッコよさだけでなく、
傷や汚れから保護する役割もあるため、
実用性もあってオススメです。
次は、
ポロGTI・ゴルフGTI・R等で使える、
カーボン仕様の本格派パドルシフトです。
見た目のカッコよさだけでなく、
スポーツ走行でも非常に操作しやすく、
実用性もあってオススメです。
最後は、
快適なドライブが楽しめる、
クルマ用の高機能クッションです。
新素材のエクスジェルは、
医療の現場でも長く愛用されていて、
背中・腰・お尻への負担を軽減します。
まとめ
ポロGTIに試乗する前は、
「プチGTI」かなと思っていましたが、
中身は正真正銘のGTIモデルです。
細かい部分での高級感は、
他のモデルに譲る部分もありますが、
痛快な走りは唯一無二で素晴らしいです。
とにかくコンパクトなモデルで、
どこでも気軽に乗り回したい人には、
最高のホットハッチだと思います。