今回は、私がアウディS3スポーツバックに乗っていて出会った故障・修理のうち、エンジンの冷却水(クーラント)交換についてご紹介します。
アウディの中でもスポーツ仕様であるSモデルですが、冷却水関連についてはA3スポーツバックと同じものなので修理費用は約3万円で済んでホッとしました。
- タンク脱着工賃…9,000円
- リザーバータンク…7,000円
- クーラント追加…3,000円
- その他技術料や諸費用…16,000円
⇒合計35,000円
何か特殊なクーラントだったらどうしようかと不安になっちゃった…。
10万くらいかかったらどうしようかと。
修理に至る経過・本当の原因について色々と書いていきます。A3スポーツバックや他のアウディでも似たような仕様だと思うので参考になる人も多いと思います。
S3スポーツバックの故障・修理事例は以下の通り他にもたくさんあります。どれも詳しく分かりやすく説明しているので、ぜひ気になる項目をチェックしてみてください。
- 車検費用…100,000円
- オイル交換…12,000円
- サーモスタット交換…250,000円
- クーラント周辺修理…35,000円
- バッテリー交換…55,000円
- ホイールガリ傷補修…25,000円
- ボンネット剥がれ補修…70,000円
- 18インチタイヤ交換…110,000円
また、S3スポーツバックの前に8年間乗っていたA3スポーツバック(2007年式)の維持費についても同様にまとめています。こちらも故障・修理事例としてご活用ください。
冷却システムの警告音が…
先日いつも通り運転していると、あのたまに突然鳴りだす心臓に良くないピーッという警告音とともに、赤い警告灯が点灯してしまいました。冷却水の警告は波の上に温度計が乗ってるみたいなマークです。
↓こんなやつ
あー見たことある!黄色は注意だけど、赤色は警告だからすぐ対応しないとダメなんだよね?
しかもエンジン関係だから心配になるよね。
メッセージを見ると「エンジンを止めてクーラント量を点検します!」となっており、アウディの取扱説明書には警告が出る理由として以下のように記載されています。
冷却水の量が低すぎる、または冷却水の温度が高すぎます。走行を中止し、エンジンを停止してください。冷却水量を点検します。
※アウディ取扱説明書より引用
冷却水量(クーラント量)の点検を行うには、車を止めてボンネットを開け、リザーバータンクという楕円形の球体に入っている液量をチェックします。側面にMAX-MINの表記があるので、その間ならOKです。
冷却水はエンジンの周りをグルグルと回っていますが、回っていない液体がリザーバータンクに待機しているイメージです。冷却水は少しずつ蒸発して減っていくので、リザーバータンクの液量も少しずつ減っていきます。
取扱説明書には「冷却水量を点検します」としか書いてないので、思わずフタを開けたくなりますが、エンジン始動中や停止直後は絶対にダメです。内部は圧力がかかっているので、熱湯が吹き出します。
どれくらい待ってたら開けられるようになるの?
ううーん、最低でも3時間くらいかなぁ…?
エンジンに関する部分であり、放っておくと高熱になり過ぎてオーバーヒートしたりと危険なので、基本は即座に対策を施す必要があります。アウディの取扱説明書では以下の対応を推奨しています。
対策1:冷却水量が少なすぎる時は冷却水を補給してください。警告灯が消灯するまで走行しないでください。
対策2:冷却水量が正常な場合は、ラジエーターファンの故障によるオーバーヒートが考えられます。走行しないでください。正規ディーラーサービス工場に連絡してください。
※アウディ取扱説明書より引用
ただ私はすぐに対策をする必要は無いかなと感じていました。なぜなら、実は半年くらい前にも同様のエラーがあり、ディーラーで見てもらっていました。
その時にはクーラントは適量あるものの、少しラジエーターから滲み出ているので様子見をしようという程度でした。なので、警告が出たとしてもしばらくは走れるだろうと思っていたからです。
それでもやはり気になることには違いないので、2週間後くらいにもう一度ディーラーへ持っていくこととしました。
原因はセンサー故障によるもの
改めてディーラーでチェックしてもらうと、ラジエーターからの漏れはほとんどなく冷却水量は適量のままでした。では原因は何なのかと調べてもらうと、リザーバータンクに付いているセンサーの故障でした。
修理については、センサーはリザーバータンク単体では交換できず、マルッと交換(アセンブリ交換)となりました。ザックリとした費用は以下のとおりです。
- タンク脱着工賃…9,000円
- リザーバータンク…7,000円
- クーラント追加…3,000円
- その他技術料や諸費用…16,000円
⇒合計35,000円
クーラントも減っていたので、1.5リッター追加してもらいました。少し追加するくらいなら普通の水を足しても構いませんが、せっかくディーラーに来ているのできちんとした純正品を足してもらいました。
純正クーラントはAmazonでも売っていて、1.5Lで3,000円ほどで簡単に買えます。リザーバータンクを見て液量が減っていれば、自分で買って継ぎ足しておくと安心です。
ただ、規格は「G13」以外に「G11」や「G12」もありますので自分のクルマに合うか確認してください。数字が増えるほど新しく、「G12」には「G12+」や「G12++」もあります。
「G12」の類と「G13」は混ぜてもOKですが、「G11」は「G12」以降とは混合禁止となっています。…が、やっぱり同じ規格同士がいいような気はするので、事前にどの規格なのかはチェックしておきましょう。
- G11…G12類・G13ともに混合できない
- G12…G12類・G13は混合OK、G11は混合できない
- G13…G12類・G13は混合OK、G11は混合できない
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実際の修理事例を聞いたけど、20%以上安くなることもあるみたいだよ。
やっぱりディーラーは高いんだよなぁ。
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まとめ
冷却水(クーラント)の警告はエンジンに影響がある可能性があるので、基本はすぐに対応すべき項目です。黄色は注意の意味合いですが、赤色は警告なので緊急性を要するものが多いです。
しかし、定期的にメンテナンスをしていれば、なぜその警告が出るのかが分かったりもするので、少しずつクルマと仲良くなれる感じがして心地よくもあります。
冷却水量は実際の液量をチェックしているワケではなく、リザーバータンクのセンサーによるものなので、液量が十分であっても警告が表示される可能性がある点は覚えておくと役に立つかもしれません。
その他にも、S3スポーツバックオーナーの管理人が実際に経験した故障・修理の事例をコチラにまとめましたので、輸入車の維持費・A3スポーツバックの維持費が気になる人もご覧ください。