人気タイヤ通販のタイヤフッドでは、タイヤ販売の実店舗と比較して2~3割安く購入できる上に、オートバックス等にタイヤを直送し取付してもらうこともできる便利さが魅力です。
しかし、数多くの種類のタイヤを大型倉庫に保管しておくために、「中には古いタイヤも混じっているんじゃ…?」と心配する人もいると思います。
そこで、公式サイトや購入者の口コミ・評判等から平均的に製造からどれくらいのタイヤが販売されているかを徹底調査してみたところ、結果は以下の通りとなりました。
■ タイヤフッドのタイヤ製造年まとめ
タイヤフッドでは、公式サイトのFAQに「製造から2年(104週)以内の商品(タイヤ)」と定められ、そのうち多くは当年製造の新しいタイヤであるとされています。
実際の購入者のレビュー記事を見てみると、製造2ヶ月~1年までの新しいタイヤでした。口コミやTwitterの評判も6例確認しましたが、いずれも製造6ヶ月以内でした。
■ 「タイヤフッド」概要
サービス名 | タイヤフッド(TIREHOOD) |
会社名 | 株式会社BEAD(ビード) |
株主 | ・株式会社カーフロンティア(三菱商事グループ) ・株式会社オートバックスセブン |
累計販売本数 | 70万本以上 |
タイヤ製造年週 | 2年(104週)以内を保証 |
パンク保証 | 無料6ヶ月保証(有料で24ヶ月まで) |
提携店舗数 | 約5,000店舗 |
オススメ度 | ★★★★★ |
特徴 | |
✔ 輸入・国産高級タイヤを豊富に揃える | |
✔ 無料で全国約5,000店舗へ交換予約が可能 | |
✔ ネット通販唯一のオートバックスが選べる! | |
✔ タイヤ交換費用は全国一律で追加費用なし! | |
こんな人にオススメ! | |
高品質なタイヤを大型店舗で安くタイヤ交換したい人へオススメ! |
今は一言で「タイヤ通販」といっても様々な通販サイトがあるので、どれを選べばいいか迷っている人も多いハズです。
ネット検索で出てくるタイヤ通販サイトを厳選して「オススメ人気ランキング11選」として徹底比較した記事もあるので、安く便利にタイヤ交換をしたい人はぜひ一度ご覧ください。
コンテンツ
タイヤフッドのタイヤは製造2年以内
タイヤフッドでは公式サイトのFAQにて、製造より2年以内のタイヤを販売していることが明記されています。
タイヤの製造国・製造年週について
当店では製造国・製造年週を指定してからのご注文を承っておりません。そのため該当商品の製造国・製造年週に関するご案内をしておりません。
TIREHOODでは原則として、製造から2年(104週)以内の商品を供給しております。
適正な状態で保管された新品タイヤで品質等に問題はないため、ご安心ください。
お客さまのカーライフの「安全」を一番に考え、国内外の一流タイヤブランドの商品のみを取り扱っています。
タイヤ通販だと店舗が無くて不安に感じる人もいるから、しっかり商品の質が担保されてるのは安心だね。
大型倉庫できちんと日の当たらない場所で保管されてるよ。
以前に公式が運営していた「教えて!TIREHOOD」というユーザーからの質問を受け回答するサイトでは、以下のような文言が残っています。
TIREHOODで取り扱うタイヤの製造年は基本的に”今年”か”昨年”製造された商品になります。大半は当年に製造されたものになりますが、在庫状況によっては昨年製造のものを出荷させていただく事もございます(年末・年初や一部メーカー在庫の都合上の例外もございます)。また、TIREHOOD OUTLETでは、一昨年以前に製造された商品をお求め安い価格で販売もしています(旧モデルの値引品もございます)、OUTLETでは明確に製造年を表記しておりますし、もちろん商品は保管用に建造された専用倉庫で厳正に商品を管理・保管していますので品質に問題はありません。色々と比較して、ご検討いただければ幸いです。
引用:教えて!TIREHOOD(タイヤの製造年月日について)
大切なポイントは「大半は当年に製造されたものになりますが、在庫状況によっては昨年製造のものを出荷させていただくこともございます」という部分です。
つまり、規定としては製造2年以内とありますが、基本的にほとんどのタイヤは当年製造であるという点です。そして、3年以上経過するとアウトレット品扱いとなります。
オートウェイのタイヤは製造3年未満
タイヤ通販最大手の「オートウェイ」では、ショッピングガイドと呼ばれるFAQページで製造より3年未満を新品として発送している旨が記載されています。
当社では、製造から3年未満の商品を適正に保管し、新品商品として販売しております。
タイヤ公正取引協議会からあるように、スタッドレスタイヤは製造から3年間(2シーズン前)は同等の性能を持つ事が確認されています。
多くのお客様が気にされる冬用のスタッドレスタイヤで3年ですので、夏用のタイヤ(サマータイヤ)はそれ以上と思われます。
スタッドレスタイヤは雪道走行の安全性を確保する必要があるため、夏タイヤよりも厳しい条件とされています。その3年間という条件を全体に適用しているということになります。
雪道運転は危険を伴います。初めて雪道運転をする人向けに、注意点や運転のコツについて詳しく解説した記事も以下にありますので、ぜひ参考にしてください。
同時に、購入時における製造年の指定・4本とも製造年を揃えての発送はできず、製造年を理由とした返品・交換も受けていないことが併せて明記されています。
まぁタイヤ2本とか1本でも買えるんだし、全て4本セットで保管しておくわけにもいかないよね。
実使用には問題ないから気にしなくて良いってコトだね。
フジ・コーポレーションも製造3年未満
タイヤ販売に加えて、豊富なホイールが揃う人気タイヤショップのフジ・コーポレーションも、基本はオートウェイと同じく製造3年未満のタイヤです。
タイヤ詳細ページを見ると、以下のような注意事項が掲載されています。他のタイヤ通販同様に製造年週の確認・指定は行っていませんが、一部在庫品では製造年週が確認できます。
■ タイヤ製造年週に関する注意事項
※クリックで拡大
「製造後3年間は同等の性能を保つ」っていうのはオートウェイと同じ考え方だね。
経過年数が大切なスタッドレスで3年ってコトだね。
ちなみに「タイヤセリアル」とは製造番号のことでサイドウォールに記載される4ケタの数字を指します。4ケタの数字で製造年・製造週が分かるので経過年数が判別できます。
- 後ろ2ケタが「製造年」…3521なら2021年製、2219なら2019年製
- 前2ケタが「製造週」…3521なら35週(9月頃)、2219なら22週(6月頃)
週数が分かりにくいよねぇ…、分かりやすい考え方は無いの?
1ヶ月4週として、4で割って何ヶ月目かを判断してみよう。
フジ・コーポレーションでは、検索の際に「スペシャルプライス」・「アウトレット」の条件で検索することでお買い得なタイヤが検索できます。
安くなっているタイヤは「限定2021年製」や「限定2020年製アウトレット品」等と記載され、タイヤの製造年が事前に分かるケースもあります。
一部アウトレット品にはサイドウォール部分に汚れや欠けがある可能性もありますが、走行性能への影響はなく、走っていればまず分かりません。
アウトレット品はサイドウォールのホワイトレター・ホワイトリボンが汚れたり欠けたりしていることがあるが、対象商品自体がかなり少なく走行には全く問題ない。
- ホワイトレター…タイヤ側面にブランド名やタイヤ名が白い文字で描かれているもの
- ホワイトリボン…タイヤ側面にグルッと一周白いラインが入っているもの
Amazonは製造年を指定できない
今は誰もが知るAmazonの通販でもタイヤを購入することができます。さらに自分のクルマをガレージ登録することで、適合タイヤを簡単に検索することができて非常に便利です。
さらに全国のタイヤ交換店とも提携しているため、タイヤ購入と同時に無料で交換予約もでき、タイヤフッド・オートウェイと同様にワンストップでタイヤ交換が完了します。
■ Amazonの「お客様のガレージ」
ただし、Amazonではタイヤの製造年は不明なことがほとんどです。検索窓に「ピレリ 2021年製」と指定したところで100件に1件引っ掛かるかどうかといった印象です。
そもそも商品タイトルに製造年が入っていないことがほとんどだからね。
まぁ発送側も1本1本確認してられないもんね。
販売元によっては、紹介ページに以下のように製造年について言及している丁寧な販売業者もいるので、一度チェックしてみるのも良いと思います。
商品は地域最大の卸問屋さまより直接仕入れており出来るだけ新しいものをご用意いたします。
(令和5年2月現在 夏タイヤ(2022(一部令和5年製))・冬タイヤ(令和4年製)です)
引用:Amazon公式サイト(WRAP-UP アマゾン市場店)
もう1つの方法としては、「カスタマーQ&A」を利用して実際の購入者にヒアリングする方法です。タイヤ購入では最も大きな関心事なので、似たような質問が非常に多く見られます。
「製造年はいつでしょうか?」という質問に対しての回答と投稿日を併せてチェックすることで、おおよその製造年を判断できるハズです。
タイヤだと質問の半分くらいは製造年に関するものだよね。
レビューが多いタイヤを選べば目安が分かるハズ。
タイヤフッドの交換事例まとめ
実際にタイヤフッドでタイヤ交換をした方々のレビューから、製造からどれくらいのタイヤが発送されてきたのかをチェックしてみました。
いずれも製造1年以内のタイヤであり、「大半は当年製造のタイヤ」というタイヤフッド公式の見解は間違っていないことが確認できます。
事例1:製造より3ヶ月
まず初めは2019年にタイヤフッドを利用されたユーザーの方によると、製造が3ヶ月前とかなり新しいタイヤに当たったようでした。
4本のうち3本が48週目で、1本のみ47週目と1本が1週間だけ古かったようですが、これくらいは全くの誤差と言えるでしょう。
実際に利用してみた結果
(交換済みの新しいタイヤです。)
注文したのが2019年1月31日で、タイヤの製造年は1本が(4718)で残りの3本が(4818)のタイヤでした。
製造年週がすべて一緒だとは限らないようですね。
一番古いもので製造年が2018年47週ということになります。
月に直すとだいたい2018年11月製造という結果になりました。
約3か月前に製造されたもののようで、まだ1年も経っておらず当たりタイヤでした。
もうすこし古いかと思っていたので、ラッキーでした
引用:たゆまぬブログ
事例2:製造より6ヶ月〜23ヶ月
続いては2021年に利用したユーザーの方のブログです。こちらは4本のうち3本が6ヶ月前、1本は23ヶ月前と少し製造年にバラつきのあるタイヤが発送されたようです。
筆者も、タイヤフットを利用しました。マイナーなスポーツタイヤでしたが、3本は6ヶ月前のタイヤ、1本は23ヶ月前のタイヤでした。
このように、タイヤフッドのタイヤは、必ず製造後 2年以内の製品が届くのです。
まぁ一応どれも製造2年以内ではあるね。ちょっと劣化具合に差が出るかも?
ギリギリまで使わなければ大丈夫。
事例3:製造より2ヶ月
最後は直近の2022年に購入されたユーザーの方で、製造より2ヶ月と最も新しいタイヤが発送されたようです。ほぼできたてホカホカの新品タイヤと言えます。
口コミを信用して、実際にTIREHOODでタイヤ交換してみました。
結果から言うと、製造から2ヶ月のタイヤに交換できました!
数ヶ月以内のタイヤに交換できるというのは本当だった。
交換した新しいタイヤには”4521”と表記されている。
2021年の45週目、つまり2021年11月8日〜14日に製造されたタイヤだ。
タイヤ交換を依頼したのが2022年1月10日。
なので、製造後、約2ヶ月経ったタイヤを発送してくれたことになる。
引用:小銭スト
口コミ・評判からみる製造時期
その他に口コミやTwitter等を見ていても、タイヤフッドが謳っている製造2年以内を超えるタイヤが発送された事例は見当たりませんでした。
むしろどれだけ古くても1年前くらいのタイヤで、他のタイヤ通販と比較してもかなり新しいタイヤが発送されている印象でした。
- 2021年購入…5ヶ月前のタイヤ
- 2021年購入…2ヶ月前のタイヤ
- 2020年購入…2ヶ月前のタイヤ
- 2020年購入…1ヶ月前のタイヤ
- 2019年購入…3ヶ月前のタイヤ
- 2019年購入…2ヶ月前のタイヤ
etc…
とってもマイナーなタイヤとかだったら、もしかすると古いタイヤが届くかもね。
オフロード系のゴツいタイヤとか…。
Web上で色々と探し回りましたが、タイヤフッドのスタッフが言う「大半のタイヤは当年製造のもの」という話は概ね正しいという印象を持ちました。
もちろん製造2年ギリギリのタイヤが届いたという人もいるかもしれませんが、これだけ良い意見が多いことを考えれば基本的には安心して利用できるのではないかと思います。
タイヤフッドは新しいタイヤが安い!
タイヤフッドは「製造2年以内」の新しいタイヤが手に入るだけでなく、価格も店舗型に比べ2~3割安く販売されているのも大きな特徴です。
さらにオートバックスを含む全国約5,000店舗から無料でタイヤ交換予約が手軽にできるのも魅力と言えます。他社では小さな修理工場も多いので、抵抗を感じる人にもオススメです。
ちなみに、アジアンタイヤ等の低価格タイヤで費用を安く抑えたい人にはオートウェイもオススメです。5,000円前後の激安タイヤがとにかく豊富に揃います。
19インチタイヤでも1本6,000~7,000円という驚きの安さなので、4本だと100,000円近く節約できるケースも存在します。
価格は店舗型より20~40%安い!
国産・輸入タイヤの人気メーカーを例に、実店舗を持つタイヤ販売店とタイヤフッドのタイヤ価格を比較すると以下の通りです。
■ タイヤフッドのタイヤ価格一覧
タイヤ種類/販売店 | 店舗型(※1) | タイヤフッド |
ブリジストン REGNO GR-XⅡ | 60,200円 | 39,900円(-34%) |
ブリジストン POTENZA S001 | 59,300円 | 35,090円(-41%) |
ピレリ CINTURATO P7 | 35,600円 | 26,730円(-25%) |
ミシュラン Pilot Sport 5 | 41,800円 | 23,320円(-45%) |
コンチネンタル SportsContact5 | – | 36,080円 |
※1 オートバックス・イエローハット・タイヤ館いずれかの実売価格
※2 18インチ 225/40(45)にて市場価格を独自調査(2023)
ブリジストンやピレリ・コンチネンタル・ミシュランといった有名メーカーの価格を見ると、店舗型より少なくとも20%は安く、タイヤによっては40%以上安いことが分かります。
ネット通販が店舗型(オートバックスやイエローハット、タイヤ館など)と比較して価格が安いのには大きく3つの理由があります。
- 店舗を構える必要が無いため、設備投資が抑えられる
- 在庫管理と配送さえ管理できれば良いため、マネジメントに必要な人件費が相当程度圧縮できる
- メーカーから直接販売しているタイヤ通販が多いため、流通コストを最小限に抑えられる
適合タイヤ検索は30秒で完了
適合タイヤの検索は車種・グレードをポチポチと選んでいくだけなので30秒もあれば調べられます。店舗でスタッフに聞いたりしてタイヤを探す手間も必要ありません。
自分のタイヤサイズが分かる人は、最後の「225/40 R18」さえ分かれば、タイヤフッド内で直接サイズ指定して検索することも可能です。
タイヤサイズの見方は簡単で、サイドウォールを見れば『225/40 R18 92W』といった感じで表記されています。詳しく知りたい人は以下の解説記事をご覧ください。
規定を守ったまま、今履いているタイヤをインチアップしてクールな見た目・キビキビした走りを追及することもできます。適合サイズはツールで自動計算できます。
無料で約5,000店舗から交換予約
タイヤ購入と同時に、無料で全国約5,000店舗から取付店舗・日時を指定できるのもタイヤフッドの大きな魅力の1つです。
タイヤ購入時に事前予約するので、ワンストップでタイヤ交換にかかる全ての手続きを一度に完了させることができます。後日追加精算も無いので非常に安心です。
タイヤ交換費用は店舗によってかなり違うから、全国一律で事前に決まってると安心!
他社だと別請求で3,000円とか取られる時も…。
タイヤ交換の当日は店舗へクルマで向かうだけです。精算もWeb上で事前に済んでいるので当日は一切手続きは必要ありません。
購入タイヤは交換予約の時に指定した店舗に既に発送されており、交換後に不要となった廃タイヤもそのままお店で処分してもらえます。
タイヤには無料6ヶ月パンク保証!
タイヤはゴム製品かつ空気がパンパンに入っており意外と繊細なパーツです。タイヤフッドのアンケートでは、実に半数以上ものドライバーがパンクの経験があると回答しています。
購入~パンクまでの期間は3年未満が52%となっています。タイヤは買ったら終わりではなく、購入してからの保証も注意すべきポイントと言えます。
出典:タイヤフッド公式サイト
タイヤフッドでタイヤを買うと、無料のベーシック保証として6ヶ月のパンク保証が付いており、もしパンクしたとしても無償で工賃まで含めて新品交換を保証してくれます。
プレミアム保証では24ヶ月もの長期パンク保証だけでなく、1本パンクすると4本全てを新品交換でき、もしもの時のパンク・バーストに対して万全の備えを用意できます。
タイヤ交換はついつい後回しにしてしまいそうなメンテナンス項目ですが、交換時期は簡単にチェックできるので、事故等のトラブルを防ぐため定期的に見るように意識しましょう。
■タイヤフッドのパンク保証一覧
保証料 | 無料 | 550円/本 | 約1,300円/本 |
保証期間 | 6ヶ月 | 12ヶ月 | 24ヶ月 |
対象本数 | 1本から保証 | 1本から保証 | 4本の購入が必要 |
交換条件 | パンクしたタイヤのみ | パンクしたタイヤのみ | 1本パンクで4本とも新品交換 |
その他 | 取付工賃・新品交換保証つき | 取付工賃・新品交換保証つき | 取付工賃・新品交換保証つき |
まとめ
タイヤフッドで購入するタイヤは、他のブログ記事や口コミ・評判を見る限りほとんどが当年製造の新しいタイヤです。
タイヤ通販では製造3年以内という条件が多い中で、製造2年以内というユーザーに寄り添った規定を定めている点は非常に好感が持てます。