ゴルフR試乗レビュー、今回はクルマに乗るたびに見て触れることになるインテリアを見ていきます。
ただ、ゴルフのトップモデルと言えども基本的にはゴルフシリーズでほぼ共通なので、ゴルフ7.5の記事も併せてご覧ください。
正直もう少し差別化が欲しいところではあるよね。
お金がかかってない感が伝わるんだよね…。
コンテンツ
内装やボタンの質感は今一歩
車内に乗り込んで周囲を見渡してみると、シンプルで機能的な造りで非常に使いやすそうな印象を受けます。
センタークラスターには一部ピアノブラックが使われているなど、それなりにこだわりを感じる部分はあります。
プラスチック感が強いパーツ類
しかし全体的な質感は決して高くはなく、所々でプラスチック感が目立っていてドイツ車としては少々物足りない印象です。
特にエアコン付近のボタン類を見ると、国産車のコンパクトカーと変わらないコストダウンされた安っぽい質感です。
まぁリーズナブルなフォルクスワーゲンだから、仕方ないとも言えるけど…。
でもせっかくの「R」なんだしねぇ。
ステアリングボタンが押しづらい
次にステアリングを見ると、ボトム部分に「R」の文字が刻まれ所有欲を満たすデザインとなっています。
しかし利便性には多少難があり、シルバーのボタンフレームが分厚くなっていてボタン自体の幅が狭くて押しづらく感じます。
しかも、そのシルバーのフレームもボタンになっているという…。
これホントに試してみたのかな…?
デジタルコックピットは標準装備
ゴルフRのコックピットはデジタルメーターが標準装備なので、オプション追加の必要が無いのは嬉しいポイントです。
ちなみに、フォルクスワーゲンではコックピットのデジタルメーターを「デジタルメータークラスター」と呼びます。
左右に速度計と回転計で、その中に追加情報を表示するスタンダードな感じだね。
まぁ一番違和感も無いしイイと思うよ。
デジタルコックピットは、ベンツやBMWではまた表示が異なっていて、各社様々な特徴があって比較するとなかなか楽しめます。
中央のナビ表示は思ったより狭い
左右のメーター間にある中心部分の情報は色々と選べますが、おそらく多くの人がナビ表示を使うのではないかと思われます。
しかし、ナビとして利用するには意外と表示範囲が狭くなってしまっているため、旅行で知らない道を走るにはちょっと厳しそうな気もします。
そして知ってる道だとナビなんていらないという…。
そ、そんなこと言っちゃダメ!
ポロ・ポロGTIなら全画面表示が可能
左右のメーターは小さく表示させることも可能ではありますが、肝心な中央の表示スペースはほとんど広がりません。
この第7世代では、ゴルフシリーズよりもポロ・ポロGTIの方がナビの全画面表示ができるためより優秀な仕様となっています。
まとめ
ゴルフRのインテリアは、通常のゴルフと比較すると確かに追加装備は設定されていますが、いまいちパッとしない印象が残ります。
もう少し見た目に分かりやすい部分を差別化して、所有欲を満たしてくれるデザインにしてほしかったところです。
シートとかは結構目立ってて素敵じゃない?
確かにシートはスポーツ仕様でカッコいいかも。
次は最も大切なチェックポイントである走行性能について見ていきます。300ps超のエンジンフィールをS3スポーツバックオーナーが語ります。