皆さんは普段どこでタイヤを購入していますか?
定期的に実施しているアンケート調査ですが、今回は普段どこでタイヤを購入するかを調べてみたところ、2,501票もの得票をいただきました。
■ 「普段タイヤを購入する場所」アンケート結果
最も多いのはオートバックスとかイエローハットのカー用品店なんだね。
タイヤ通販も5人に1人は使ってるみたい。
タイヤは通販が最も安く、安心して買えるタイヤ安い店ランキングのトップ3はタイヤフッド・オートウェイ・フジ・コーポレーションです。
店舗型より2~3割は安いので、オススメ人気ランキング11選と題して特徴や価格等をまとめた以下の記事をぜひご覧ください。
今回のアンケート内容
今回のアンケート調査「普段はどこでタイヤを購入していますか?」というお題でR5.1.30~R5.9.3の約7ヶ月半に渡り調査しました。
■ アンケート調査フォーム
いつも投票にご参加いただきありがとうございます。
選択肢をどうしようかいつも迷うんだよねぇ。
タイヤは様々な場所で購入&交換できますが、今回は主な場所として6つに絞ってアンケート調査を行ってみました。
- ディーラー
- カー用品店(オートバックス・イエローハット・ジェームス等)
- タイヤ専門店(タイヤ館・コクピット・ミスタータイヤマン・タイヤガーデン等)
- タイヤ通販(タイヤフッド・オートウェイ・Amazon・楽天等)
- ガソリンスタンド
- 修理工場
ディーラーは便利ですが価格が高いので、タイヤの実売価格を知っている人はあまり利用しないと思われます。
ポピュラーなのはやはりオートバックス等のカー用品店ですが、タイヤ館等のタイヤ専門店を使っている人もそれなりにいるハズです。
やっぱりタイヤって結構高いから、みんな頑張って安いお店探してるもんね。
定期的な交換が必須のパーツだからね。
調査の信頼性について
アンケート調査を行う時は、その信憑性がよく問題となります。せっかく頑張ってサンプルを集めても、母集団を反映しない結果なら意味がありません。
母集団と抽出したサンプルには必ず誤差が生じますが、この誤差は「許容誤差」と呼ばれており、この許容誤差を何%以内に収めるかで必要なサンプル数が異なってきます。
例えば許容誤差3%となれば、実際の母集団ではアンケート結果から±3%上下にブレる可能性があるということになります。
ふむふむ、3%くらいなら全然アンケート調査としては信憑性があると言えるね。
誤差を低くしようとするほど、たくさんのサンプルが必要なんだ。
「母集団の大きさ」と「許容誤差」から必要なサンプル数を求めたグラフが以下のとおりです。許容誤差1%・3%・5%でグラフが分かれており、右に行くほど母集団が大きくなります。
上のグラフを見ると、許容誤差を1%しか認めないとなると、10,000サンプルくらいは取らないと安定した結果が出ないこととなります。
一般的には許容誤差を5%と設定して、「母集団に関わらず385人≒約400人のデータがあれば信頼できるデータが取れる」というように説明されることが多いです。
許容誤差3%なら母集団10,000人以上で概ね1,000サンプルが必要となりますが、今回は2,500票集まったことから誤差は3%以下と予測できます。
1,000人よりはだいぶ多くなったから、誤差3%以下は間違いないね。
十分有用なアンケート結果じゃないかな。
タイヤはどこで買うのが一番安い?
タイヤはカー用品店や専門店、ガソリンスタンドや修理工場でも買えますが、結局一番安く買えるのはネット通販です。
タイヤは実売価格に大きな開きがあるため、タイヤ通販では実店舗と比較して30%以上安く販売されることも少なくありません。
当然タイヤの銘柄や流通量、購入時期によって価格は変動しますが、購入場所ごとのザックリとした特徴について見ていきましょう。
最も安いのはタイヤ通販
例えば大手カー用品店のオートバックスと、二大人気タイヤ通販であるタイヤフッド・オートウェイで価格を比較すると以下のような感じです。
ミシュラン・ピレリは人気のある輸入タイヤで、ブリジストンと同じくらいの高めの価格帯ですが高性能で非常に良い走りを見せてくれます。
■ オートバックスとタイヤ通販の価格比較
タイヤ名 | オートバックス価格 | タイヤフッド価格 | オートウェイ価格 |
ミシュラン パイロットスポーツ5 | 48,000円 | 23,320円(-52%) | 28,340円(-41%) |
ブリジストン レグノ(GR-XⅡ) | 53,000円 | 39,900円(-25%) | 46,240円(-13%) |
ブリジストン ポテンザ(S001) | 54,000円 | 46,640円(-14%) | 21,010円(-62%) |
ピレリ P-ZERO | 65,000円 | 41,030円(-37%) | 23,320円(-44%) |
結果を見てみると低くても2割程度、高いと4〜5割とほぼ半額に近いくらいディスカウントされているのが分かります。
タイヤフッドやオートウェイの他にもホイールが得意なフジ・コーポレーション等、今は安くタイヤ・ホイールを購入して取付店舗へ直送できるタイプのタイヤ通販がたくさんあります。
「ネットでタイヤを買ってみたいけどよく分からない」という人は、人気のオススメタイヤ通販をランキング形式で徹底比較した以下の記事をご覧ください。
タイヤ通販ではスタッドレスタイヤも豊富に揃っているので、毎年タイヤ館やオートバックスを利用している人は一見の価値があるハズです。
普段は雪道を走ることが無い人は、以下の記事に初めての雪道運転におけるコツや注意点をまとめましたので、併せて参考にしてください。
カー用品店も特価セールなら安い
ディーラーやカー用品店では店頭展示のタイヤ以外はメーカー取り寄せとなるため、メーカー希望価格そのままで販売となってしまいます。
ただし、オートバックスやイエローハットのようなカー用品店では特価セール・キャンペーンを実施している時だと安く買えることもあります。
■ オートバックス タイヤ特価チラシの一例
※クリックで拡大
解氷剤のプレゼントだって。…解氷剤ってなに?
朝の凍ったフロントガラスに吹き付けるやつだね。
特価セールのタイミングならタイヤも安く購入できる上に、交換工賃もお手頃でスタッフも作業に慣れているので安心して任せられます。
オートバックスにおけるタイヤ価格の比較、タイヤ交換工賃の比較等について以下の記事で詳しくまとめているので、併せてご覧ください。
ディーラーは定価に近い価格
ディーラーではタイヤ在庫を大量に抱えられないことから仕入数も少なくなるため、どうしても他の場所と比較して売値が高くなりがちです。
タイヤは正規ルートに沿ってメーカー取寄せとなる場合が多く、その場合は基本的にほぼ定価での販売となるためあまりオススメできません。
さすがにメーカーが初めからガリガリ値引きするのはおかしいもんねぇ…。
自ら利益を削ぎ落としていくスタイル…!
一方で、OEタイヤ(新車装着タイヤ)ならディーラー経由だと手に入りやすく価格も割り引いてもらえる可能性があります。
OEタイヤとは新車の標準装着タイヤのことで、自動車メーカーとタイヤメーカーが乗り味や走行性能について目標を掲げて共同開発を行います。
■ BMW純正(OE)タイヤについて
そのため、そのクルマに最も適した調整がなされており、コンフォートでもスポーツでも最大のパフォーマンスが期待できます。
ガソリンスタンドも値引きは少ない
大手ガソリンスタンドではタイヤ販売も行っていいるものの、緊急時でなければ購入したことのある人は少ないのではないでしょうか。
そこで、実際にタイヤ価格について大手ガソリンスタンドのENEOSにヒアリングしてみましたが、結果は以下のような感じでした。
■ ENEOS(大曽根SS)への聞き取り結果
聞き取り項目 | 回答 |
タイヤ価格(ブリジストン レグノGR-XⅡ) | 55,000円/本 |
タイヤ価格(ブリジストン ポテンザS007) | 55,000円/本 |
タイヤ価格(ブリジストン ポテンザS001) | 56,000円/本 |
交換工賃(店舗購入) | 4本で税込6,600円 |
交換工賃(持ち込み) | 4本で税込13,200円 |
※タイヤサイズは225/40 18インチ(アウディ・S3スポーツバック適合)
オートバックスでも2,000~3,000円安いくらいだったから、定価はこれくらいなんだろうね。
しかし4本で200,000円はさすがに高い…。
ブリジストンの最高級タイヤであるレグノ・ポテンザだと1本当たり50,000円を超える価格で、これはほぼ定価そのままといった感じです。
18インチかつハイクラスタイヤであることを考慮しても、以下の一覧表のようにタイヤ通販系と実売価格を比較すると相当な乖離があります。
■ ブリジストン レグノ(GR-XⅡ)の価格比較
販売店 | 価格 |
ENEOS(大曾根SS) | 55,000円/本 |
タイヤ館 | 60,200円/本(+9%) |
タイヤフッド | 39,900円/本(-28%) |
オートウェイ | 45,800円/本(-17%) |
フジ・コーポレーション | 43,300円/本(-22%) |
※タイヤサイズは225/40 18インチ(アウディ・S3スポーツバック用)
どのタイヤ通販を見ても2~3割は安い価格となっており、金額的には4本合計で50,000円以上の差が生じるため、購入のメリットを見出すのはなかなか難しそうです。
またあまり普段タイヤ交換をしないガソリンスタンドだと、作業が不十分で交換後にパンクしてしまうリスクもゼロではないので注意する必要もあります。
修理工場のタイヤ価格は未知数
地元の修理工場でも車検等と同時にタイヤ交換をしてもらうケースがあります。「今なら安いタイヤがあるから」と、お得な価格で交換してもらった人もいるのではないでしょうか。
修理工場を長く経営していると、近所のタイヤ販売店や卸業者と仲良くなったりすることでタイヤを安く仕入れることが可能となるためです。
「いつも仕入れてくれるから安くしとくよ!」みたいやつね。
そう、やっぱりビジネスは付き合いだからね。
もちろん修理工場によって千差万別で一概にどこが安いとは言えませんが、一度は価格をタイヤ通販で調べて比較してみることをオススメします。
定価よりかなり安くても、タイヤ通販の実売価格には及ばないケースも多いハズなので、まずはタイヤフッドやオートウェイで相場を調べてみましょう。
ただ、タイヤの交換時期が迫っていたりヒビ割れが酷かったりする場合は、近所に修理工場があればすぐにお願いできて非常に便利でもあります。
「10秒で分かるタイヤ交換時期」を以下のリンク先にて詳しくご紹介していますので、タイヤ交換のタイミングを把握して早め早めの交換を意識しましょう。
タイヤのネット購入が安心な理由3選
タイヤ通販が安いことは知っていても、ディーラーやタイヤ専門店等の実店舗でしか買ったことがないと、少し不安に感じるかもしれません。
ここでは「タイヤのネット購入って何だか怪しくて不安なんだけど…」という人に向けて、タイヤ通販の安全・信頼性についてご紹介します。
実はすでにたくさんの人が使ってるんだけど、周りで見ないから分からないんだよね。
実店舗にお客さんが集まるワケじゃないからね。
信頼できる運営会社
最近はかなり少なくなりましたが、普段インターネットで買い物をしない人の中には「ネット購入」と聞くだけで怪しい情報商材のようなものを想像する人もいます。
そこまで極端でなくとも、実態が無く得体の知れない会社が販売していると考えている人は意外と多く、それがタイヤのような高価な商品だと余計二の足を踏んでしまうようです。
まぁ確かに変な情報商材売ってたり、怪しげなコンサル会社とかも多いのは事実だけど…。
でもタイヤ通販って巨大な倉庫とかが必要だから、なかなか簡単には参入できないんだよ。
例えば人気タイヤ通販の1つである「タイヤフッド」はオートバックスセブンというオートバックスの親会社と三菱商事グループの共同事業で、誰もが知る大企業による運営となっています。
タイヤフッドでは製造2年以内のタイヤが保証されていて、この基準はタイヤ通販の中では最も厳しい基準となっています。
また、低価格タイヤを中心に販売する業界最大規模のタイヤ通販「オートウェイ」は年間250万本という驚異的な販売本数を誇り、各地に巨大倉庫を抱えています。
■ オートウェイのタイヤ保管倉庫
本社倉庫 | 東海第一倉庫 |
このように大手企業や実際に巨大な物流倉庫を抱えている通販サイトが多いため、今や信頼の面では実店舗と大差ありません。
他にも誰もが知っているAmazonや楽天市場でもタイヤ購入と同時に交換予約が可能となっていて、今やネットで軽くショッピングする感覚でタイヤ交換が可能になっています。
ただし、確かに中にはよく分からない怪しげな通販ショップもあるので、サイトの造りや利用者の口コミを調べて判断することも必要です。
多くのタイヤ通販から厳選して、「人気オススメタイヤ通販ランキング11選」としてまとめてご紹介している記事もあるので、ぜひ併せてチェックしてみてください。
サイズを間違えることが無い
カー用品店やタイヤ専門店でタイヤを購入する際は、店員さんにメーカー・車種を伝えて適合タイヤを探してもらうことが多いと思います。
店員さんに探してもらった場合は、万が一タイヤの取付ができなかったとしても返品する理由が付く点においては安心と言えます。
バックヤードから分厚い本を取り出して、グレードとか型式で調べてくれるんだよね。
型式は車検証で見てもらったりもするよね。
一方のタイヤ通販では、タイヤのインチ数・タイヤ幅・扁平率は全て自分で決めてからタイヤ銘柄を選ぶ必要があります。
ですが決して難しくはなく、メーカー・車種・グレードを順に選択することで自動的に適合タイヤ一覧が表示されることが多いです。
■ 適合タイヤの検索イメージ(タイヤフッド)
1.今乗っているクルマのメーカーを選択 |
2.カタログ等からグレードを調べて選択 |
3.適合タイヤの一覧から好きなタイヤを選ぶ |
タイヤ幅や扁平率の見方・ロードインデックスの目安等の基本的知識については、以下のリンク先の記事を併せてチェックしてみてください。
さらにインチアップする場合でも、タイヤ幅やロードインデックス等のルールがいくつもありますが、タイヤ通販では簡単に検索できます。
元々のインチアップにおける規定を知りたい人や、通販サイトでは検索できない場合は以下のリンク先で無料検索サイトをご紹介しています。
全国の取付店と提携済み
店舗型でタイヤを購入した場合は、ほぼ100%のケースでそのまま購入した店舗でタイヤ交換してもらうことになります。
一方のタイヤ通販では「交換する店舗を探すのが大変」と思っている人もいますが、今はタイヤ購入&交換予約が同時にできる通販がほとんどなので自分で探す必要はありません。
持ち込み交換できるお店を探すのって意外と大変だもんね。
タイヤ交換はお店の利益が少ないからねぇ。
タイヤ交換費用はディーラーやガソリンスタンド、タイヤ専門店等によって様々ですが、いずれも持ち込み交換は高価なことが多いです。
色んな場所でのタイヤ交換費用について、実際にヒアリング調査も含めて徹底比較した記事もありますので、ぜひ参考にしてください。
タイヤフッドでは全国約5,000店舗、オートウェイでは全国約3,000店舗の取付店と提携しており、全国一律工賃で取付予約ができます。
他にはフジ・コーポレーションでは全国に約50店舗ある実店舗でタイヤ交換が可能だったりと、お店によって対応は様々となっています。
例えば、タイヤフッドでは以下のような画面で交換店舗を探すことができます。購入と同時にタイヤ交換する日程も決められるのが便利なポイントです。
■ タイヤフッドの交換予約画面
1.都道府県や郵便番号で地図検索 |
2.取付希望日および時間を指定する |
現在はタイヤ通販だけでなく、Amazonや楽天市場でもタイヤ購入&取付予約ができるようになっていて「時代は進んだなぁ」と感じます。
Amazonでは購入時に登録住所近辺の店舗が表示され、場所や工賃を見比べながら取付店舗を選択することができる上に支払いもまとめて済ませられます。
■ Amazonのタイヤ取付店舗の選択画面
タイヤフッドみたいに全国一律工賃じゃないから、しっかり見比べてチェックしないとね。
逆にかなり安いお店もあったりして、探すのもなかなか楽しいけどね。
ちなみにAmazonはタイヤ価格も安く、カー用品店・タイヤ専門店・タイヤ通販等と比較して最安値を叩き出すことも決して珍しくありません。
以下のように、タイヤ径によってはタイヤ単体でも送料・工賃込みの支払総額でもAmazonが全てコミコミで最も安くなることもあります。
■ 激安16インチタイヤ価格一覧(4本セット)
販売店 | タイヤ価格(4本) | 支払総額(送料+工賃) | メーカー | 製造国 | モデル名 |
イエローハット | 30,600円 | 40,960円(10,360円) | PRACTIVA | 日本 | BP01 |
オートバックス | 29,800円 | 38,600円(8,800円) | KUMHO(クムホ) | 韓国 | マーシャル MH15 |
タイヤフッド | 33,880円 | 48,840円(14,930円) | KUMHO(クムホ) | 韓国 | ECSTA HS52 |
オートウェイ | 30,640円 | 40,320円(9,680円) | MOMO | 中国 | OUTRUN M-3 |
フジ・コーポレーション | 27,600円 | 41,720円(14,120円) | NEOLIN(ネオリン) | 中国 | ネオグリーン プラス |
Amazon | 19,680円 | 35,680円(16,000円) | APTANY(アプタニー) | 中国 | RA301 |
楽天 | 23,020円 | 35,380円(12,360円) | TRIANGLE | 中国 | Advantex TC101 |
カーポートマルゼン | 21,600円 | 38,120円(16,520円) | WINRUN | 中国 | R330 |
タイヤ激安王 | 19,680円 | 35,680円(16,000円) | APTANY(アプタニー) | 中国 | RA301 |
※1 16インチ(205/55)における税込価格を独自調査(2023)
※2「青色」は最安値、「オレンジ色」は管理人のオススメ
※3 オートウェイはゴムバルブ交換・廃タイヤ処理を0円で算出
※4 Amazon・タイヤ激安王の支払総額は、持ち込み交換費用の相場価格(4本セットで16,000円)にて算出
※5 楽天の支払総額は、ゴムバルブ交換+廃タイヤ処理代の相場価格(1,000円/本)にて算出
※6 カーポートマルゼンの支払総額は、廃タイヤ処理代の相場価格(500円/本)を追加して算出
上記のような感じでインチ別にタイヤ4本とタイヤホイール4本セットの価格を徹底調査した記事もあるので、限界まで低価格を狙いたい人はぜひ一度チェックしてみてください。
14・15・16・17・18・19インチのそれぞれについて上記同様の一覧表にまとめた上で、最安店舗や費用対効果でのオススメタイヤ等について詳しくご紹介しています。
タイヤ購入先のアンケート結果
ではここから、6ヶ月以上に渡るアンケート結果をサクサクッとご紹介していきます。
結果は記事冒頭で既に公開しているので、それぞれの順位ごとの場所における特徴やタイヤ通販との価格差についてご紹介していきたいと思います。
■ 「普段タイヤを購入する場所」アンケート結果
第6位 修理工場(126票/5.0%)
今回のアンケートで最も得票数が少なかったのは、皆さんの身近に点在する修理工場です。
車検を安く済ませるためにディーラーを避けている人や、昔から付き合いが場合には意外と地元の修理工場を利用しているケースも多いハズです。
私たちも前のA3スポーツバックは地元でお世話になってたんだよね。
とにかく融通が利いて便利だからねぇ。
ただ、車検でタイヤ交換をお願いすることもあるかもしれませんが、タイヤの価格的には定価に近いことが多いのではと感じます。
近くのタイヤ屋さんと繋がりがあれば卸値近くで手に入ることもあるかもしれませんが、修理工場もあまり利益が出ないので難しいところです。
一方でタイヤ交換費用はほぼ人件費なので、修理工場と仲良くしていればほぼ無料に近い価格で作業してくれることもあるため、お付き合いが深いならお願いしてみてもいいでしょう。
第5位 ガソリンスタンド(150票/6.0%)
次にタイヤ購入場所として得票数が少なかった場所はガソリンスタンドで、全体の6%という結果でした。
ガソリンスタンドではガソリンを入れる他に洗車や車検・オイル交換に対応している店舗も多く、一部店舗ではタイヤ購入・交換も可能となっています。
ただし、タイヤ価格の競争力はそれほど高くなく、実際に街のガソリンスタンド(ENEOS)で聞いてみるとかなり割高であることが伺えます。
■ ブリジストン レグノ(GR-XⅡ)の価格比較
販売店 | 価格 |
ENEOS(名古屋市) | 55,000円/本 |
タイヤ館 | 60,200円/本(+9%) |
タイヤフッド | 39,900円/本(-28%) |
オートウェイ | 45,800円/本(-17%) |
フジ・コーポレーション | 43,300円/本(-22%) |
※タイヤサイズは225/40 18インチ(アウディ・S3スポーツバック用)
タイヤ通販では2~3割安い価格となっており、1本だけで10,000円以上の金額差が生じており、ENEOSで購入するメリットはあまりありません。
ちなみにタイヤ館はブリジストン直営店なのにENEOSより高く出ていますが、交換工賃を含めた値引きがかなり効くことで結果的には結構安くなります。
第4位 タイヤ通販(474票/19.0%)
タイヤ自体は最も安く買えるタイヤ通販ですが、投票率19%と約5人のうち1人が利用するに留まりました。利用者はたくさんいるものの、まだまだ知らない人がいるのが現状です。
ネットで全国の提携店舗へのタイヤ交換予約も同時にできるのが現在の主流です。特にタイヤフッドでは、オートバックスも選べるのが大きな魅力の1つとなっています。
交換店舗に大手カー用品店を選べるタイヤ通販って実は他に無いんだよねぇ。
タイヤフッドがオートバックスが運営元だからね。
価格面ではオートバックス・イエローハット等の特価セール品、修理工場が付き合いのあるタイヤ販売店から仕入れた商品等の特別な事情以外では最も安いことが多いハズです。
最大手タイヤ通販のオートウェイでは、年間250万本を超えるタイヤが販売されています。全国3,000店舗以上と提携していてタイヤ購入+交換予約が同時に完了します。
オートウェイではアジアンタイヤを中心とした低価格タイヤが数多く販売されており、国産タイヤと比べると同程度の性能でも半額以下で手に入ります。
オートウェイの取扱いタイヤで13~20インチの最安値を並べると以下の通りです。17インチでも1本5,000円というのは相当安いと感じるのではないでしょうか。
■ 13~20インチ オートウェイ最安タイヤ価格
タイヤサイズ | メーカー・タイヤ名 | 1本当たり価格 |
13インチ | MAXTREK SU-810 | 2,820円 |
14インチ | MAXTREK MAXIMUS M1 | 3,010円 |
15インチ | ZEETEX ZT1000 | 4,390円 |
16インチ | ZEETEX ZT6000 ECO | 5,090円 |
17インチ | MAXTREK MAXIMUS M1 | 5,490円 |
18インチ | ZEETEX HP6000 ECO | 6,030円 |
19インチ | ZEETEX HP3000 vfm | 11,360円 |
20インチ | MAXTREK FORTIS T5 | 12,610円 |
国産の人気タイヤ1本分の価格で4本まとめて買えちゃうもんね。これぞまさに激安タイヤ!
今はほぼ国際規格を通過してて安心だしね。
タイヤ専門店の「タイヤ館」を基準として、実店舗とタイヤ通販で価格帯を比較してみると以下のような結果となります。
タイヤ館はブリジストン直営店なのでブリジストンタイヤと比較してみても、いずれもタイヤ館より20~40%以上安い結果となっており安さの魅力が伝わると思います。
■ 販売店別のタイヤ価格一覧
タイヤ種類/販売店 | タイヤ館 | タイヤフッド | オートウェイ | フジ・コーポレーション |
REGNO(レグノ) | 60,200円 | 39,900円(-34%) | 45,800円(-24%) | 43,300円(-29%) |
POTENZA(ポテンザ) | 59,300円 | 35,090円(-41%) | 33,200円(-45%) | 38,000円(-36%) |
Playz(プレイズ) | 43,500円 | – | – | – |
ECOPIA(エコピア) | 44,100円 | -30,000円(-32%) | – | – |
NEXTRY(ネクストリー) | 38,700円 | -21,800円(-44%) | 20,200円(-48%) | – |
※18インチ 225/40(45)にて市場価格を独自調査(2023)
タイヤ館は実際に店舗に足を運んでヒアリング調査したんだよね。
丁寧な対応でとても好感触だったよ。
今はタイヤ通販と言っても多くの通販ショップが乱立しており、中には商品が全然揃ってなかったり送料が相当高く設定されていたりもするので、きっちり選別が必要です。
数あるタイヤ通販の中から、価格が安く簡単利用で安心できるショップを「オススメ人気タイヤ通販ランキング11選」として記事にまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
第3位 ディーラー(523票/20.9%)
第3位はディーラーで、全体の20%と約5分の1が普段からタイヤを購入するとの回答でした。私の感覚ではもっと少ないと思っていたので驚きです。
確かにワンストップで完了するので便利ではありますが、価格は定価に準じたものとなることも多くお得なケースは限られると思われるためです。
新車用に大量に仕入れたタイヤが余ってるとか、タイヤメーカーから安く買い取った商品があればいいけど。
安いタイミングで買ってる賢い人が多いのかもね。
ディーラーの場合、OE(Original Equipment)タイヤという新車装着用のタイヤが他の一般の店舗よりも手に入りやすくなっているのは、1つメリットとして挙げられます。
OEタイヤは、車種ごとに自動車メーカーとタイヤメーカーが共同開発して乗り味や走行性能を追求するタイヤなので、各車種にぴったりハマる乗り味を堪能できます。
■ BMW純正(OE)タイヤについて
第2位 タイヤ専門店(571票/22.8%)
第2位はタイヤ専門店で22.8%となりました。タイヤ専門店とはタイヤ館・カーポートマルゼンといったタイヤ・ホイールを専門に扱う店舗のことを指します。
ただしメーカー直営店のタイヤ専門店、例えばタイヤ館ならブリジストン・タイヤガーデンならヨコハマと言った関係性なので派手な値引きは期待できないのが現状です。
各メーカーのタイヤを探しているなら、説明はバツグンに詳しいけどね。
地元にあるなら長くお付き合いしてみるのもイイね。
一方で、カーポートマルゼンのような大きなタイヤ・ホイール専門店はしっかりと価格競争しているので、できればこういった店舗と価格を比較してみることをオススメします。
タイヤ価格について、タイヤ専門店を中心とした店舗型とタイヤ通販で比較してみると以下のような感じになります。タイヤは人気メーカーに絞ってみました。
18インチなので高価ではありますが、その分価格差がよく分かります。タイヤ通販では店舗型と比較して20~40%以上安く、何となく実店舗で購入するのがもったいなく感じるハズです。
■ タイヤフッドのタイヤ価格一覧
タイヤ種類/販売店 | 店舗型(※1) | タイヤフッド |
ブリジストン REGNO GR-XⅡ | 60,200円 | 39,900円(-34%) |
ブリジストン POTENZA S001 | 59,300円 | 35,090円(-41%) |
ピレリ CINTURATO P7 | 35,600円 | 26,730円(-25%) |
ミシュラン Pilot Sport 5 | 41,800円 | 23,320円(-45%) |
コンチネンタル SportsContact5 | – | 36,080円 |
※1 オートバックス・イエローハット・タイヤ館いずれかの実売価格
※2 18インチ 225/40(45)にて市場価格を独自調査(2023)
ピレリはF1タイヤで有名な輸入タイヤメーカーだよね。
特に「P ZERO」はスポーツタイヤではとても人気だよ。
ただし、タイヤ専門店でも生産量の多いタイヤが一括入荷されたり、型落ちタイヤが特価セール品になるタイミングはそれなりにあります。
そのため、丁寧かつ詳しいタイヤの説明を聞きに行ったついでに、店員さんオススメもしくは特価品があれば検討するという感じで狙うならアリかなと思います。
第1位 カー用品店(657票/26.3%)
今回のタイヤ購入場所に関するアンケートですが、栄えあるトップはオートバックスやイエローハットを初めとするカー用品店となりました。
カー用品店はタイヤ以外にもナビ・ETC・洗車用品等の様々な商品を扱っているので、自動車オーナーなら誰もが一度は行ったことがあるお店です。
利用者も多いためタイヤ交換のピット作業にも慣れているスタッフばかりで、安心して任せられるのがカー用品店の魅力の1つです。
得票率26.3%だから、投票者2,500人のうち4人に1人はカー用品店でタイヤを買ってるってコトかぁ。
工賃も安いし、安心できるのが大きいんじゃない?
ただしタイヤ価格は商品によって大きな差があり、店頭に並んでいるタイヤは値引きが効いているものが多いですが、メーカー取寄せするとかなり高くなってしまいます。
実際にオートバックスへ聞き込みをして、S3スポーツバックに適合する18インチ(225/40)でメーカー取寄せタイヤの価格を比較してみると以下の結果となりました。
■ オートバックスと人気タイヤ通販の比較
タイヤ名 | オートバックス | タイヤフッド | オートウェイ |
ミシュラン パイロットスポーツ5 | 48,000円 | 23,320円(-52%) | 28,340円(-41%) |
ブリジストン レグノ(GR-XⅡ) | 53,000円 | 39,900円(-25%) | 46,240円(-13%) |
ブリジストン ポテンザ(S001) | 54,000円 | 46,640円(-14%) | 21,010円(-62%) |
ピレリ P-ZERO | 65,000円 | 41,030円(-37%) | 23,320円(-44%) |
店舗スペースには限りがあって人気のタイヤサイズしか置けないから、意外とメーカー取寄せになることも多いんだよねぇ。
スポーツタイヤになると余計見つからないんだこれが…。
タイヤフッドやオートウェイの他にもホイールが得意なフジ・コーポレーション等、今は安くタイヤ・ホイールを購入して取付店舗へ直送できるタイプのタイヤ通販がたくさんあります。
豊富なホイールラインナップが魅力のフジ・コーポレーションでは、自分の乗っている車種&欲しいホイールを選ぶと装着イメージがWeb上ですぐに確認できる「ホイールフィッティングルーム」がとても便利です。
カー用品店は店内を回るだけでも楽しく、スタッフと話しながら選んでいくのも醍醐味なので一概にタイヤ通販を勧めるワケではありませんが、価格面で相当差があることは知っておきましょう。
まとめ
今回はR5.1より約7ヶ月間をかけて実施したアンケート「タイヤは普段どこで購入しているか?」の結果についてご紹介しました。
第1位はオートバックスやイエローハットを代表とするカー用品店で、気軽に立ち寄れる雰囲気と安定したピット作業が魅力で人気があるのも頷けます。
イエローハットは専売タイヤをいくつも持っているのも人気の秘密で、例えばピレリと契約した「P7 EVO」では低価格でもカッチリとした走りを味わえると人気です。
世界の人気メーカーとコラボできるのは、やっぱり大手ならではだよね。
ピレリは硬めだけど攻めて走るにはバッチリ。
一方で価格的には最安と言えるタイヤ通販は第4位に留まり、まだまだ一般的な知名度は広がっていないことが分かりました。
店舗型と同じ新品タイヤが低価格で手に入るだけでなく、全国の提携店舗での交換予約&支払決済までワンストップなので非常に楽チンです。
値引き幅も大きく安心して利用できるタイヤ通販ショップを「オススメ人気タイヤ通販ランキング11選」として以下のリンク先にまとめているので、ぜひ一度チェックしてみましょう。
当日は店舗に行けば勝手に作業してくれるから、交換後はそのまま遊びに行けてとっても便利!
追加精算が一切不要なのもイイよね。
今回のようなアンケートはこれまでにも何回か実施していて、その度に面白い結果が出ているので気になる人はこちらも併せてご覧ください。
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