S3 Sportsbackオーナーレビュー、今回は乗り味に大きく影響する足回りの印象と操舵した時のステアリングフィールについてご紹介します。
私はS3スポーツバックは7年以上、その前はA3スポーツバックに8年ほど乗っていた経験を活かして、A3との違いも含めて徹底解説します。
Sモデルだと足回りがカッチカチだと思ってる人もいるから、その辺りも説明しないとね。
うん、最近のホットハッチはそこまで硬くないんだよね。
- アウディで使える便利な車内グッズ50種類超
- 楽天市場の人気カー用品TOP30
以上をまとめた記事もあるので、併せてチェックしてみましょう!
コンテンツ
ドイツ車らしい心地よい硬さ
S3やA3に限らず、ドイツ車は全般的に足が硬くパキッとした乗り味が特徴で、この感覚は国産車とは大きく違うところです。
ただ「硬い」と言っても軽自動車で思い浮かぶ、薄いベニヤ板の上に乗っているようなガツンガツン突き上げる感覚ではありません。
あぁ、全くクッション性が無くて地面のコンクリートに直接ぶつかってるような感じのやつだね…。
そうそう、30分くらいで腰が痛くなりそうな。
S3とA3の足回りの違い
S3の足回りは、入力はそれなりにダイレクトに入ってきますが不快な突き上げはしっかり抑えられ、路面情報が正確にステアリングに伝わるといったものです。
足回りはA3のスポーツサスと比較すると意外と近い印象で、S3になったからといって突然一気に硬くなるということはなく、実はこれはRS3にも当てはまります。
■ A3に用意される2種類のサスペンション(カタログ抜粋)
A3のスポーツサスと比べると近い印象だよね。
元々のダイナミックでもそこまで柔らかくはないからね。
S3とA3のサスペンション仕様
A3(8V)のサスペンション仕様は以下のようになっているので、S3の硬さが気になるという人はA3のスポーツサス仕様に試乗してみて、心地良いかどうかチェックしてみましょう。
■ A3スポーツバック サスペンション仕様一覧
カタログ上はA3のスポーツ仕様とS3は同じスポーツサスペンションですが、実際に乗ってみるとやはりS3の方が締め上がった印象です。
特に段差を乗り越えたときの「いなし」はS3の方がボディ全体で受け止めて流すイメージで、よりスポーティで楽しいです。
足回りが硬くてもシートクッションで調整したりすれば柔らかくなるので、好みやシーンに応じて調整できます。
純正タイヤはコンチネンタル製
S3の純正タイヤは、アウディと同じドイツ製のタイヤでコンチネンタルというメーカーの製品となっています。
タイヤ名は「Conti Sport Contact5」(スポコン5)で、さすがはアウディの赤バッジだけあって輸入タイヤの中でも高価な部類に入るタイヤです。
しかし非常に性能も高く硬すぎず柔らかすぎず絶妙なセッティングで、下道から高速から峠走りまで何でもバッチリこなします。
コンチネンタルタイヤは、バリバリにスポーツもできるんだけど柔らかいのが凄いんだよね。
快適スポーツやS3スポーツバックにピッタリ。
ミシュランのパイロットスポーツ4へ履き替え
以前タイヤ交換をした時には一度新しいものを試してみようということで、ミシュランの「PILOT SPORT 4」に変えてみました。
乗ってみた感じ確かに優秀なタイヤだと思うのですが、少し硬めの乗り味はピレリに近い印象で、万能さではやはりコンチネンタルです。
■ 欧州タイヤメーカーの硬さ比較
タイヤはタイヤ通販が一番安い
タイヤの中でも輸入タイヤは特に高価なので、少しでも安く手に入れたいものです。価格的にはディーラーやタイヤ専門店よりネット通販が最安となります。
その中でも特に輸入タイヤのラインナップが豊富なのはタイヤフッドで、全国約5,000店舗でのタイヤ交換予約・無料6ヶ月パンク保証が付いていてお得です。
タイヤフッドでは店舗型と比較してタイヤ価格がかなり安くなっています。人気メーカーでタイヤ価格を比較すると以下のような感じです。
■ タイヤフッドのタイヤ価格一覧
タイヤ種類/販売店 | 店舗型(※1) | タイヤフッド |
ブリジストン REGNO GR-XⅡ | 60,200円 | 39,900円(-34%) |
ブリジストン POTENZA S001 | 59,300円 | 35,090円(-41%) |
ピレリ CINTURATO P7 | 35,600円 | 26,730円(-25%) |
ミシュラン Pilot Sport 5 | 41,800円 | 23,320円(-45%) |
コンチネンタル SportsContact5 | – | 36,080円 |
※1 オートバックス・イエローハット・タイヤ館いずれかの実売価格
※2 18インチ 225/40(45)にて市場価格を独自調査(2023)
適度に機敏なハンドリング
ハンドル操作は、S3に標準装備されている「プログレッシブステアリング」により機敏な動きが可能となっています。この機構は、原則としてハンドルを深く切り込むほどに、少しの舵角で大きく曲がるため、スポーツ走行でその真価を発揮します。
スポーツ走行ではこの機能があるかないかで、全っ然走りが違ってくるよね!
この劇的変化はホント驚きだよね。
プログレッシブステアリングは日常使用でも役立つ
しかもこのプログレッシブステアリングは、スポーツ走行の時だけに効果を発揮するだけでなく、日常シーンでもなかなかに重宝します。
切り込んだ時は鋭くなる一方、センター付近では反応が鈍くなるために、直進安定性が向上するという別の一面もあります。
直進安定性の向上は確かに感じるよね。最初はずっと曲がるためだけの機構って思ってたよ。
日常の全てのシーンで役立つ機構ってコトだね。
まとめ
S3に初めて乗ると、カッチカチの足回りと思いきや意外とA3と似ていて快適であることに驚きます。硬さはあるものの心地良い上質さで日常使用も全くのストレスフリーです。
一方のハンドリングは、プログレッシブステアリングによる機敏な動きが痛快で癖になるようなクイックさです。A3には設定が無くS3オーナーとしての満足度を高めてくれる特別仕様です。
タイヤ交換の際には、ぜひタイヤフッドを初めとしたタイヤ通販を検討してみましょう。「オススメ人気タイヤ通販ランキング7選」の記事で徹底比較しているので、ぜひ参考にご覧ください。