今、毎月定額でサービスが利用できるサブスクが流行っています。
あれだよね、Amazon Musicとかだよね。
そう、1億曲が月額980円で聞き放題!
…と、無料プランのシャッフル再生で不満続出のAmazon Musicはさておき、今は自動車でも月額で新車に乗れるカーリースが人気です。あ、でもAmazon Musicもオススメです。
要はレンタカーの超ロングVerといった位置づけですが、「気楽に乗れて車検もメンテナンスも心配不要」という声が多く若者を中心に流行しています。
これまでの新車購入と比較してどこが優れているのか、今回はカーリース(自動車サブスク)の主なメリットを5つご紹介します。
カーリースは元々法人利用が主だったので、馴染みがない人も多いハズです。そのため色々な方面から分かりやすく解説した記事がたくさんあるので、コチラも参考にしてください。
※オススメのカーリース5選…人気カーリース5社を厳選してそれぞれの特徴を比較
※契約期間の決め方…3年・5年・7年の他に最長11年まで、ライフスタイルと選び方の基準
※走行距離の決め方…主な月間1,500kmの使用イメージと、必要な距離が分かる方法をご紹介
※カーリースと任意保険…任意保険が付くカーリースと、自動車保険の保障内容を分かりやすく説明
※カーリース契約の流れ…ネット申込みからリース審査、その後の納車までのフローを整理
※契約満了時のクルマは?…返却するかもらうか、その際の精算方法についても言及
※カーリースと新車購入の違い…新しいカーリースとこれまでの新車購入の違いを解説
※カーリースが向いている人5選…クルマの乗り方によってはカーリースが適合する人も多い
※カーリースのメリット5選…「カーリースは何が良いのか?」を5つに絞ってご紹介
※カーリースのデメリット5選…「カーリースで気をつけること」を5つに絞ってご紹介
コンテンツ
月々の支払いがずっと定額
最も魅力的なカーリースの利点といえば、やはり支払金額が毎月一定であるということです。車検・各種税金・メンテナンス等、クルマの所有に必要な費用は全て月額コミコミとなっています。
通常、新車や中古車で購入する時には車両価格の10~20%が諸費用として必要となります。カーリースではこういった頭金が不要であることも大きなメリットとされています。
- 自動車税⇒約30,000円
- 自動車重量税⇒約30,000円
- 自賠責保険⇒約30,000円
- 自動車リサイクル料⇒約10,000円
- 登録代行費用⇒約50,000円
- 納車費用⇒約10,000円
- 下取り代行費用⇒約20,000円
- ディーラーへの謝礼⇒ほんの気持ち
上記合計…180,000円+α
etc…
ディーラーへの謝礼って今もあるの…?
まぁ無くても全然構わないけどさ…。
月々の支払いが一定で臨時的な出費が無くなることで将来に向けたマネープランが立てやすくなります。突然の故障で10万、税金でまた3万…といった支払いの凸凹を平らにしてくれます。
車検費用にタイヤ・バッテリー交換、想定外の出費も結構あるからねぇ…。
かといってギリギリまで使うのも怖いし…。
契約期間はサービスごとに違う
契約期間中は毎月定額でクルマに乗れます。期間は3年・5年・7年が一般的ですが、最近は9年や11年といった長期契約も月額が抑えられるため人気となっています。
契約期間が5年なら、5年間は車検も税金も全てコミコミで月額はずーっと変わらず一定です。自分で所有すると一定額をプールしておく必要がありますが、カーリースでは不要です。
最近では頭金・ボーナス払いプランもあり、契約期間はそのままに月々の支払額を減らすことも可能です。ただし、ボーナスは景気により変動しやすいので頼りすぎると危険と言われます。
車の維持に手間がかからない
カーリースならクルマの購入から維持~返却まで全て運営会社が間に入ってくれます。契約時も、一部の電話・書類のやり取り以外は全てネットで完結です。
クルマに乗っている契約期間中は、車検やメンテナンスのタイミングを随時通知してくれるので、調整した日程にディーラーへクルマを持ち込むだけで丁寧にメンテナンスしてくれます。
自分でクルマを所有しているとメンテナンス時期は把握しておく必要があり、その内容も修理内容と費用を天秤にかけて担当者と相談していく必要があります。
タイヤの溝が残り5mmなので交換してください!…って言われても、まだ限界の4mmまで1mmあるからいける!とかね…。
まぁタイヤは早めに交換しようね…。
私はアウディに10年以上乗っていますが、やはり常にクルマの状態を気にかける必要があります。クルマとは仲良くなれますが煩わしく感じる人も多いはずです。
カーリースであれば所有者は運営会社なので、基本は任せておけば安心して乗れる状態にメンテナンスしてくれます。手間をかけずに乗りたい人にとっては楽チンです。
メンテナンス費用もコミコミ
カーリースではメンテナンス費用も月額に含まれているため、「大きな修理が出たらどうしよう…」という心配は無用なのも大きな魅力です。
特に輸入車だと一つ一つが割高なので、チリも積もると結構な金額になる上に、ディーラー車検だとまだ使えそうな部品も交換を勧められ、不信感を持ってしまったというケースもあります。
カーリースならメンテナンス費用もコミコミなので、言われるがまま全て交換しても月額が上がることもなく、車検にも安心して預けられディーラーとも良好な関係が築けます。
そう!自分のクルマだと車検の度にドキドキするんだよねぇ…。
初めはいいけど5年・7年ってなるとね…。
ただタイヤ・オイル・バッテリー交換等の消耗品は、メンテナンスプランには入っていないケースも多いので必ず確認しましょう。特にタイヤやバッテリーは高価です。
ただタイヤ交換については、メーカーが指定できないことがほとんどなので要注意です。輸入車に乗りたいクルマ好きにとっては、タイヤメーカーを選べないのは致命的です。
その場合は軽めのメンテナンスプランにして月額を抑えながら、タイヤは自分で選ぶのがオススメかと思います。
メンテナンスプランに「タイヤ交換」が入っていても、自分ではメーカーを選べないことがほとんどです。もし選べたとしても、ミシュラン・ピレリ・コンチネンタルといった輸入タイヤはまず含まれていません。
カーリースのWebサイトに記載が無ければ照会するか、タイヤ交換の無いメンテナンスプランを選び、自分でタイヤを購入することをオススメします。
新車に乗れて最後にはもらえる
クルマのサブスクリプションと聞くと、「カーリース」という言葉を思い浮かべる人が多くいます。そして「カーリース」と聞くと法人が経費計上のために中古車を借りるというイメージを浮かべる人もいます。
しかし、カーリースでは基本的に新車に乗れます。車種・グレード・オプションも自由に選べるので、その点では新車購入と違いはありません。
契約満了時のクルマの行方はカーリースによって異なっていますが、基本は返却・乗り換え・買取の3択となります。最もベーシックなのは、クルマをそのまま運営会社へ返す「車両返却」ですが、最近は車両買取も増えてきています。
「車両買取」では、オープンエンド方式という買取時に市場価格との差額を精算する方法が主ですが、そのままクルマを受け取るだけの方式を採用している運営会社もあります。
ただオープンエンド方式でも、通常の乗り方であれば差額は発生しない場合がほとんどです。
つまり残価が200万で契約したけど、契約満了時の市場価格が170万だったから30万追加で払ってね、ってことだよね。
まぁ特殊なスポーツモデルくらいじゃない?S3とか…。
クルマを返却するか受け取るかは契約満了時に選ぶことができるので、とりあえず乗ってみて気に入ったら受け取るという選択がオススメです。
短い契約期間だと1年や2年も選べるので、「何年か乗って気に入ったら自分のクルマに」という乗り方も現代らしい賢い方法で、カーリースのメリットと言えるでしょう。
乗り換え(返却)が超カンタン
さらに、カーリースでは契約満了時の乗り換えや返却もとってもカンタンです。
「クルマを借りる契約」なので車両の所有者は運営会社にあることから、難しい手続きはすべて代行してくれます。終了通知を受けたら近くの店舗へクルマを持っていくだけです。
1.事前にメールで連絡
⇒契約満了日のお知らせが届く
2.担当者より電話連絡
⇒車両返却日の予定合わせ
3ー1.近くの店舗へ車両返却
3-2.追加精算を行う
⇒車のキズ・走行距離超過など
車両の権利譲渡や配車、売却とかのややこしい手続きは全て不要ってワケだね。
手続きも勉強になって楽しいけどね。
車両の返却が終われば、新たに別のクルマを借りても構わないし、乗っていたクルマを受け取ることもできます。契約期間中だけでなく、契約満了時の手続きも省力化されていて、とにかく手間をかけずに気楽に乗ることができます。
まとめ
カーリースは、音楽や映画と比べると高くて契約期間も長いことから、初めは抵抗感を覚える人が多いと思います。
ただ、感覚的には少しの手数料を支払って「新車を楽に安心して乗る」というシステムであり、特に輸入車のように維持費が高額になりがちな場合にはよりメリットとして際立ちます。
最後にはクルマを受け取って自分の所有とすることもでき、気に入ったクルマは契約満了後も乗り続けることができるのも嬉しいポイントと言えます。輸入車が選べるのは「SOMPOで乗ーる」だけですが、しっかりメンテナンスも充実しておりイイ感じです。