フォルクスワーゲンでは、
人気ハッチバックとされている、
ゴルフの3モデルを徹底比較します。
今回は総まとめとして、
スペック・価格・走行性能を、
総合的に考えてみたいと思います。
お金がいくらでもあれば、
ゴルフRが最も優れているかといえば、
意外とそうでもない気がします。
新車が高いという人や、
中古車の維持費が怖いという人は、
カーリースなら維持費も月額コミコミです。
- スペック編
- 価格編
- 走行性能編
- 総合評価編(本記事)
400万程度に抑えたいなら?
まず、
価格を低く抑えたいと思うなら、
ゴルフ7.5しか選択肢がありません。
ゴルフGTIなら約450万円から、
ゴルフRなら約600万円からとなり、
Cセグメントとしては相当高価です。
ゴルフ7.5でも、
十分にフォルクスワーゲンの質感や、
ドイツ車の乗り味を実感できます。
全くスポーツ走行しないなら、
ポロなら300万円少々で狙えますが、
ゴルフ7.5の1.4Lでも約370万円です。
ポロもゴルフ7.5も、結局同じエンジンだと価格はあまり変わらないもんね。
それだとやっぱりゴルフがいいよなぁ。
ポロも乗り味は良いですが、
ドイツ車のカッチリしたイメージは、
やはりゴルフ7.5の方が強く感じます。
ゴルフ7.5も、
ハンドリングはかなり緩く、
激しい操作はほとんど無理です。
同じくらいの価格帯なら、
いっそポロGTIを選んだ方が、
絶対にスポーツ走行は楽しめます。
スポーツ走行はしないなら?
次に、
特に峠やサーキットは走らず、
ほぼ街乗りならどうでしょうか。
お金に糸目はつけないとすると、
やはりゴルフRがオススメかと言うと、
そうでもないような気がします。
確かにゴルフRだと、
街乗りでもパワーがあり楽に乗れて、
軽くアクセルを踏むだけで走れます。
アクセルに足を乗せておくだけで大丈夫ってやつだね。
低速トルクもかなり太いしね。
高速の追い越しも楽々で、
チョイと踏み込めばシフトダウンして、
胸のすくような加速を味わえます。
しかし、
ゴルフRは演出過剰な部分があり、
それが普段乗りでは煩わしく感じます。
まず、
出足が想像以上に鋭いため、
軽く踏んだだけで車が飛び出します。
気持ち良いというレベルを越えて、
少々やり過ぎ感を受けるような設定で、
アルテオンを思い出すような印象です。
あれは凄かったね、誰があれでOK出したんだろう…。
尖った感じが欲しかったのかなぁ…。
逆にその対比で、
中間加速は穏やかに思えてしまうため、
なんだかもったいない感じがします。
またエンジン音は、
とてもやる気のある音ではありますが、
街乗りでは大き過ぎる印象です。
特に低速では、
車内にこもるような音質であり、
静かに音楽を聞くには向きません。
アクセルオフで鳴る、
バックファイヤー的なボボッという音は、
それなりに振動も車内に伝わります。
走る気マンマンの時は楽しいけど、頻繁にあるわけじゃないもんね…。
街乗りだとあんまり踏めないしね。
そのため、
街乗りメインならとにかく懐の深い、
ゴルフGTIがオススメだと思います。
加速もハンドリングも、
ゴルフRよりは随分と穏やかな反応で、
ゴルフ7.5の延長線上といった感じです。
それでも、
奥まで踏み込めば十二分な加速で、
周囲の車に負けることはありません。
またゴルフRと比べて、
デザインも押し出しが強くなっていて、
随所に見える赤色がカッコいいです。
たまには峠を攻めて走りたい!
でもたまには、
やっぱりバリバリと峠を走って、
ストレス解消したい時もあるはずです。
そうなると、
穏やかなゴルフシリーズの中では、
選択肢はゴルフRの一択となります。
ただゴルフRですら、
他のホットハッチと比べると、
加速・ハンドリングは緩めです。
特にハンドリングは、
ゴルフRのレースモードであっても、
急ハンドル時は物足りない感じです。
加速感も穏やかな印象ですが、
実際の0-100km/h加速のタイムは、
スポーツカー顔負けの4.6秒です。
実はS3の4.9秒よりも速いんだけど、なぜかそこまで速く感じないのが不思議だよね。
踏み込みに対する反応のせいかな?
確かに深く踏み込むと、
スイスイーッと即座に加速して、
気がつくと法定速度に達しています。
しかし逆に、
この穏やかさが王者の貫禄であり、
ゴルフRの魅力だとも言えます。
攻撃的な印象で言うと、
ポロGTIの方が激しかったものの、
やはり走行性能は比較になりません。
大人しめの外観も相まって、
最速のフォルクスワーゲンらしい、
控え目なカッコよさを感じさせます。
小物アクセサリーのお買物!
ここで少し休憩して、
ワーゲンに関するパーツ等を、
いくつかご紹介したいと思います。
まず最初は、
ポロGTI・ゴルフGTI・Rなどで使える、
カーボン仕様の本格派パドルシフトです。
見た目のカッコよさだけでなく、
スポーツ走行でも非常に操作しやすく、
実用性もあってオススメです。
アルミ製もあるから、好みに応じて選べるよね。
どちらも標準より全然いいよね。
次は、
インテリアをスポーティに彩る、
メッキ仕様のクールなシフトノブです。
アウディ仕様のRSモデル用や、
VWでは「GTI」や「R」等から、
自分の好きなデザインが選べます。
続いては、
エクステリアをスポーティにする、
ピアノブラックのVWロゴです。
正面なので非常に目立ち、
貼るだけの簡単ドレスアップですが、
費用対効果は高いと思います。
まとめ
今回はゴルフ3車種について、
価格や走行性能など様々な面から、
徹底的に比較をしてきました。
どのモデルも、
それぞれの良さがあると同時に、
どれも均質なクオリティが魅力です。
※VW対応のキーカバー5選!