フォルクスワーゲンの人気モデル、「ゴルフ」のスポーティ版と言える新型ゴルフGTIのエクステリアをチェックします。
プラットフォームこそ先代のMQBと同じですが、パッと見た感じは相当大きく進化していて別のモデルになったんじゃないかと錯覚するくらいです。
- 全幅は10mm小さくなった
⇒1,800mmから1,790mとなり、巨大化の流れに逆行したまさかのコンパクト化。
- フロントに赤いラインが入る!
GTIらしさをアピールするとともに、水平基調を強めスタイリッシュな印象に。
- サイドのプレスラインが高く
⇒ドアハンドルとラインが揃ったため、よりシンプルかつスピード感を感じるようになった。
サイズ・スペック・燃費等はココでチェック!
◎サイズ…全長4,295mm×全幅1,790mm×全高1,465mm
ひと言…なんと全幅は先代-10mmと小さくなった。
◎エンジンスペック…2.0TSI 245ps/370Nm(最大トルク1,600~4,300rpm)
◎0-100km/h加速タイム…6.2秒
◎ホイールベース…2,620mm
◎最小回転半径…5.1m
◎トランスミッション…7速湿式DSG
ひと言…先代ゴルフ7GTIは6速湿式だったため、巡航ギアが追加されている。
◎車両重量…1,210kg
◎JC08モード燃費…13.7km/L
ひと言…WLTCモードだと12.8km/L。実燃費は大体カタログ値の60~70%が目安です。
◎タイヤサイズ…18インチ 225/40
ひと言…試乗車は大体オプションで19インチ 235/35搭載。これは結構硬い。
◎オススメカラー…ホワイト・ブラック・グレー(2色)
ひと言…フロントの赤いライン装飾が特長なので、ボディが赤だと目立たなくて何だかもったいない。
- 概要編
- エクステリア編
- インテリア編
- 走行性能編
- 総合評価編
今、ゴルフGTIの兄貴分となる最速ワーゲンのゴルフRも、中古車なら200~300万あれば状態の良い中古車が狙えます。
GTIはゆったり速い感じですが、Rは出足からバリバリスポーティ&やる気全開で全く別のクルマです。人気のラピスブルーも多く、ひと際目立つ存在できっと満足できるハズです。
※ゴルフGTIのお手頃キーカバー
正面から見るとヤンチャな顔に
真正面から見てみると随分と凛々しく、むしろイカツサを感じさせるルックスとなりました。
フロントバンパーはかなり大開口となりましたが、これはノーマルゴルフでも「R-line」を選ぶことで似たような見た目にできます。
…何か両端の口角部分がどう見てもヒゲに見えるんだよねぇ…。
開口がより強調されて強そうではあるけど。
この黒いヒゲ部分はデザイン的にはエアダクトですが、バンパーにピッタリくっつく超薄型で、完全なダミーデザインとなっています。
せっかくなら、フロントサイドにはもう少しきちんと空力を感じさせるパーツを配して欲しいところです。例えニセモノだとしても…。
左右のライトを繋ぐラインは白と赤の2本があり、赤はGTIのみのデザインですか、実際に光るのは下側の白いラインとなります。
赤いラインが光ればGTIらしさがアピールできてカッコいいのに…と思いますが、灯火類の保安基準で赤はどこに付けてもダメなので仕方ありません。
あ、そうだ!後ろのGTIロゴをストップランプとしてブレーキ踏んだときに点灯させるとか!
わざわざ中央まで配線して光らせるの…?
次にフォグランプの場所を見ると、チェッカーフラッグ柄の5点LEDライトが両側に見えますが、これはとってもクールです。
光の色はヘッドライトと同様非常に明るい白色である上に、一つ一つの粒も実物は予想以上に大きく威圧感&先進性を印象付けています。
昔みたいにすごく黄色とかじゃないんだ。
今はヘッドライトがほぼ全天候型だからね。
サイドビューは19インチが光る、けど…?
次にサイドを見ると、試乗車は大体オプションの19インチ(235/35)を履いているので、標準の18インチとは迫力がかなり違います。
ちなみに先代ゴルフGTIは17インチ、ゴルフGTI Performanceになるとジャンプアップして19インチになっていました。また先代ゴルフRは標準で18インチです。
- ゴルフ8 GTI
⇒標準18インチ・オプション19インチ
- ゴルフ7 GTI
⇒標準17インチ・オプションなし
- ゴルフ7 GTI Performance
⇒標準19インチ・オプションなし
- ゴルフ7 R
⇒標準18インチ・オプション19インチ
19インチに試乗しましたがコンフォートモードでも相当硬く、私のアウディS3と比べても同じかもう少し硬いほどでした。先代ゴルフGTIよりも硬さはワンランク増しており、先代ゴルフRに近いくらいの突き上げを感じます。
街乗りは大丈夫だけど、スポーティな乗り味に慣れてる人じゃないとイヤかも…。
国産コンパクトカーからの乗り換えはキツそう…。
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もう一点、プレスラインはドアハンドルと一直線に入っていて10mm低くなった上にデザインも変わり、非常にスッキリとしたイイ感じの見た目となっています。
先代はドアハンドルの下側に入っていたため高さを感じるデザインとなっていました。
リヤはGTIロゴとLEDテールが印象的!
最後に後ろから見ると、上下にキュッと凝縮したような見た目で、フロントと同じく締まった印象を受けます。
このゴルフ8からフォルクスワーゲンロゴが平坦なデザインへと変わったため、実際のエンブレムのデザインも変わりました。
エンブレム下には「GTI」と表記されますが、通常のゴルフでは「GOLF」と表記され少し違いがあります。ちなみに「GTI」は赤文字です。
私ねぇー、これは前の立体的な方が高級感もあって良かったと思う派なんだけど、どう?
確かにどことなくコストカット感が漂うよね…。
テールライトのLEDはラインと粒々の合わせ技で複雑な表示となり、デジタルっぽくて男受けしそうな意匠だと感じます。
粒々は3つ・4つ・5つと点灯しておりゴルフ7.5の一直線とはまた違った印象ですが、何か理由があるのかもしれません。
電力消費を抑えるため?デザイン?
デザイン重視な気はするけどね。
マフラーは先代同様に左右2本出しとなっており、シルバーの縁も太くてガッツリしていてスポーツモデルらしく好印象です。
通常のゴルフはフィニッシャー付きとなるため、そもそもの見た目が異なるので、後ろから見たときの違いはより分かりやすくなりました。
ちなみに車高は通常のゴルフから-10mmとなっていますが、よく見ると低いかなという感じで、あくまでも上品な仕上がりとなっています。
まとめ
ゴルフ8となって大幅にデザインが変更されましたが、ゴルフGTIはさらにスポーティ要素を付け足したものになっています。
フロントのLEDフォグランプは特にクールで、夜はめちゃめちゃ明るく周りから羨望の眼差しで見られること間違いなしです。
自分では見れないのが残念だね…。
外装は自己満足だけど、またそれがいいんだって。
では続いては、極限まで物理スイッチを廃した賛否両論のインテリアをチェックしてみます。進化した派と退化した派が分かれるところなので、どう感じるかチェックしてみてください。