フォルクスワーゲンのゴルフは「世界のCセグメントモデルにおけるベンチマーク」と呼ばれ世界中の見本となるクルマです。
なのにドイツ車としては価格もよく抑えられていてホント優秀だよね。
ゴルフ8だと400万弱まで上がったけど。
今回はその中でも、ゴルフ7/ゴルフ7.5(2013~2021年)を中古車で買う時の注意点やポイントを分かりやすくご紹介します。
2021年には8年振りのモデルチェンジが行われており、コチラのゴルフ8が気になる人は試乗レビューをご覧ください。
ただ、やはり中古車は状態の判断が大切で、輸入車は維持費がかさみがちです。信頼できる知識のある人に相談して確認しておかないと思わぬハズレを掴む可能性もあります。
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コンテンツ
ゴルフシリーズの生い立ち
初めてのゴルフは1974年、あの丸っこくて可愛いビートルの後継モデルとして販売されました。全長は3,700mm・全幅1,600mmと現在のサイズから考えるとかなり小柄で、エンジンは1.5Lでした。
「大人2人と子供3人の家族が、アウトバーンを100km/hで安全、快適に走行できるクルマ」というコンセプトで発売されました。現在にも通ずるニュアンスが含まれていて、当時より利便性と安全性を重視しています。
エンジンは1.5Lに始まり、1.6L⇒1.7L⇒1.8Lと0.1Lずつ大きくなるマイナーチェンジを繰り返し、その後発売された初代ゴルフGTIは1.6Lエンジンを搭載していました。
現在のゴルフGTIは8代目となりますが、2.0Lターボエンジンなので意外と排気量は+0.4Lしか増えていません。ただ馬力は2倍以上なので技術の進歩は目覚ましいものがあります。
ゴルフGTIは「元祖ホットハッチ」と呼ばれていて、アウディS3・BMWM135i・ベンツA45と今は様々なモデルがありますが、実はゴルフGTIが起源なのです。
ちなみにその後、ゴルフシリーズは以下の順で販売が展開されていきました。
- 初代 ゴルフI 17型 (1974年-1992年)
- 2代目 ゴルフII 19E型 (1983年-1992年)
- 3代目 ゴルフIII 1H型 (1991年-1997年)
- 4代目 ゴルフIV 1J型 (1997年-2006年)
- 5代目 ゴルフV 1K型 (2003年-2009年)
- 6代目 ゴルフVI 5K型 (2008年-2012年)
- 7代目 ゴルフVII 5G型 (2012年-2020年)
◎8代目 ゴルフⅤIII (2020年-)
あれ?さっきゴルフ7は2013年からって書いてなかった?
日本導入は1年くらい遅れることが多いんだよ。
VW・ゴルフが人気な理由3選
発売以来ずっーと、長年に渡り高い人気を維持し続けているゴルフシリーズですが、その理由はたくさんあります。ここでは特に挙げられることの多い3点に絞ってご紹介します。
コンパクトサイズなのに快適な居住性
ゴルフが高い人気を誇る最も大きな理由の1つは、コンパクトなサイズにも関わらず居住性が高く、広々とした車内空間を実現している点です。
ドイツ車は高速走行に耐えうるようにボディ剛性を高める必要があるため、外観のサイズと比較して車内が狭い傾向があります。その点ゴルフの室内の広さは特筆すべきポイントです。
サイドから見ると少し背が高く見えますが、これも圧迫感のない印象に一役買っています。全体的にはスポーティな見た目ですが、ハイトワゴン的な広さも併せ持っています。
優れたドライバビリティ
もう1つは、適度に硬い足回りによる直進安定性の高さと、ドライバーの思い通りにクルマが動く操作性の高さです。
国産車から乗り換えると、初めこそ硬くて疲れるかもしれませんが、カチッと締まった足回りは最高に心地良く、走行性能の高さにも寄与しています。
なかなか馴染めない人は、しばらくシートクッションを使う等で徐々に身体を慣らしていくことをオススメします。
DSGによる小気味良さと省燃費
最後3つ目の理由は、DSGによる小気味良いシフトチェンジと燃費性能を両立しているトコロです。
DSGとは「ダイレクトシフトギアボックス」の略で、機構としては2枚のクラッチがあるMT車といった感じです。
MT車の場合、手作業でシフトチェンジを行いますが、それを自動的にコンピューターが変速してくれるのがDSG搭載車です。
つまりメカ的にはMT車だけど、ギアチェンジは勝手にしてくれる便利なクルマってことね。
そうそう、ビックリするほど賢いよね。
AT車とは異なり変速がパキパキ決まるので、スポーティな走りを実現できる上に、多量のオイルが不要である分伝達効率も高くなり、燃費向上も期待できます。
ただ最近のAT車は動力のロスが相当抑えられるようになってきており、以前ほどの圧倒的な効率差は無くなってきている現状にあります。
あと高出力エンジンだとギアが耐えられないから、やむなく多段ATに切り替えていることもあるね。
アウディのS4以上とかはそうだね。
2枚のクラッチを含む複雑な機構と、制御する高度なコンピューターが必須となるハイエンドな技術ですが、ゴルフはその機構を非常に低価格で実現している点は大きな魅力です。
今回はそんなゴルフの中から、今でも古さを感じさせないゴルフ7・ゴルフ7.5を中古車で買う時の探し方やオススメモデルをご紹介していきたいと思います。
ゴルフ7とゴルフ7.5の違い
ゴルフ7は2013年4月より日本発売が開始され、2021年まで続く超ロングセラーとなりました。
あれ?上の表と1年ずつずれてるよ?
いつも日本導入は約1年遅れるから…。
先代ゴルフ6からの変更点としては、新開発のMQBプラットフォームが使用され、シャーシを始めとした様々なパーツが共用化されコストダウンが図られました。
車重は100kgほど軽量化され、より軽やかな身のこなしとなっています。全高は約30mmも低くなったため、見た目も随分スタイリッシュになりました。
ゴルフ7.5は2017年の大幅マイナーチェンジのことを指し、通常のマイナーチェンジと区別する意味で+0.5相当のアップデートという意味が込められています。
そのため実際には2021年までずっとゴルフ7ですが、詳しい人向けに区別されています。
- 前後バンパーの形状が変更
- ヘッドライトのデザインがシャープに
- リヤのウインカーが流れるように
- VW初のデジタルコックピットを採用
- センターナビのモニターサイズが8インチ⇒9.2インチへと拡大
- 超能力気分のジェスチャーコントロール採用
ジェスチャーねぇ。動画撮影のために操作しても、これだけ反応が鈍いという…。
もう触った方が早い近距離なんだよなぁ…。
注目すべきは、デジタルコックピットの導入とリヤの流れるウインカーの採用です。
ワーゲンでは「デジタルメータークラスター」という名称ですが、左右のメーター内部に様々な情報を表示でき、中央部分にはナビ画面も映すことが可能です。
今は主流となりつつあるデジタルコックピットですが、当時はオプションとしての設定をしているメーカーが多く、人気のある装備の1つでした。
各メーカーごとに特徴があって面白いので、気になる人は比較してみてはいかがでしょうか。
流れるウインカーは「ダイナミックターンインジケーター」と呼ばれています。
フルLEDのテールライトは、ストップランプが粒々で、ウインカーがライン型となっています。
均等な速度で流れていく感じだね。最近のアウディは段々加速する感じだもんね。
新しいA4とかはそんな感じだね。
ゴルフ7は100~150万で狙える!
まずはビッグマイナーチェンジ前のゴルフ7ですが、年式も古くなるために安価で良い車両が狙えます。
走行距離はまだまだ新しくて全然乗れるものの、少し価格が落ちてくる3万kmまでを目安として足切りをしています。
ここでは、ゴルフ7はゴルフ7.5にマイナーチェンジするまでのモデルとして考えます。
「ゴルフ7」は、2013年の発売からゴルフ7.5へとマイナーチェンジされた2017年までの期間を指す。
ザックリとした諸元は以下の通りです。
◎サイズ…全長4,265mm×全幅1,800mm×全高1,460mm
ひと言…全長は4,300mm以下と短いものの、全幅は1,800mmとトヨタクラウンと同等サイズ。
◎エンジンスペック
1.2TSI…105ps/175Nm(1,400~4,000rpm)
1.4TSI…140ps/250Nm(1,500~3,500rpm)
ひと言…1,500rpm前後の低い回転数から最大トルクを発揮する。
◎ホイールベース…2,635mm
◎最小回転半径…5.2m
ひと言…ゴルフ8は5.1mとさらに小さく。
◎トランスミッション…7速乾式DSG
ひと言…DSGには乾式と湿式があり、ゴルフGTI・Rは湿式DSG。乾式の方がダイレクト感があると言われるが、実際はそこまで違わない。
◎車両重量
1.2TSI…1,240kg
1.4TSI…1,320kg
◎JC08モード燃費
1.2TSI…21.0km/L(JC08)
1.4TSI…19.9km/L(JC08)
ひと言…実燃費は大体カタログ値の60~70%が目安です。
◎タイヤサイズ
トレンドライン…15インチ 195/65
コンフォートライン…16インチ 205/55
ハイライン…17インチ 225/45
ひと言…輸入車の大きなタイヤは高価なことも多いので、ハイクラスタイヤを豊富に揃えるタイヤフッドがお勧め。無料で全国約5,000店舗での取付予約&無料6ヶ月パンク保証が付きます。
◎新車価格
トレンドライン…2,490,000円
コンフォートライン…2,799,000円
ハイライン…3,109,000円
ひと言…純正ナビ(Discover Pro)はオプションで約20万なので、こちらも考慮した価格を想定しましょう。
グレードの違いと価格
息の長いモデルなのでグレードも相当数ありますが、基本は3つだけです。
- トレンドライン…エントリーグレードで、価格は安いがヘッドライトがハロゲンだったり、マニュアルエアコンだったりする。
- コンフォートライン…スタンダードなグレード。基本的な装備が揃っていてオススメ。
- ハイライン…上位グレード。マフラー2本出し・アルカンターラシート・アンビエントライトといった+αの装備が魅力。
※2013~2015年のモデルはグレードに「ブルーモーション」と入っており、初期のゴルフ7を見分けることができます。
エンジンは3種類あり以下のように区別されます。
ガソリンエンジンは「TSI」、ディーゼルエンジンは「TDI」と区別されている。「TSI」は1.2Lと1.4Lの2種類、「TDI」は2.0Lのみ。
- 1.2TSI⇒トレンドライン・コンフォートライン
- 1.4TSI⇒ハイラインのみ
- 2.0TDI⇒コンフォートライン・ハイライン
※「TDI」は2019年に発売されたため、マイナーチェンジ後のゴルフ7.5のみとなる。
価格を見てみると100~200万がボリュームゾーンで、オプションてんこ盛りでも200万以内で十分狙えます。
グレード別ではコンフォートラインが最も多く、次点でハイラインとなります。トレンドラインは純正ナビ(Discover Pro)が選べないので数は相当少なくなります。
オプションでも選べないとか、もう全然売る気ないよね…。
「250万以下で買える!」のためだよね…。
価格帯もグレードによって分かれていて、ほぼ50万刻みといった印象です。
- トレンドライン…80万~120万
- コンフォートライン…100万~150万
- ハイライン…150万~200万
主要装備とパッケージオプション
ちなみに、当時の主要装備表は以下のような感じです。(※クリックで拡大)
コンフォートライン以上を選べば、駐車時のリヤビューカメラとパドルシフトは標準装備となります。純正ナビ(Discover Pro)はほぼついているので、基本装備は十分満たされていると思います。
コンフォートラインを狙う時にチェックしたいのは、バイキセノンパッケージの有無です。このパッケージは、キセノンヘッドライト+キーレスエントリーのセットで、どちらも今は必須の装備となっています。
このキセノンライトになると、オートハイトコントロール(上下光軸の自動調節)が付くんだよね。
うん、後席に重たい荷物を積むとライトが下向くやつね。
ハイラインを狙う場合は、基本的な便利装備はほぼフル装備なので、+αで欲しいのはレザーシート(パワーシート&シートヒーター)とアダプティブシャシーコントロール(DCC)です。
- コンフォートライン…バイキセノンパッケージ(キセノンヘッドライト+スマートエントリー&スタートシステム)
⇒キセノン(HID)ヘッドライトと、ドアノブを触るとドアが開き、スタートボタンでエンジン始動が可能。
- ハイライン…レザーシートパッケージorDCCパッケージ
⇒8ウェイパワーシート+ランバーサポート+シートヒーターと、走行モードを変更できて1台で何台もオイシイDCC機能が付く。
アダプティブシャシーコントロール(DCC)とは走行モードを変更できる機能で、サスペンションの減衰力も変わるため、よりダイレクトに乗り味がチェンジします。
走行モードを変えるだけで、ダンパーの減衰力や電動パワーステアリングの特性を瞬時にコントロールするシステム。日常走行に適した「ノーマル」、快適な乗り心地を維持する「コンフォート」、俊敏性を高める「スポーツ」の3種類のモードをスイッチひとつで選択可能。様々な走行状況に合わせて連続的に減衰力特性を変化させ、ドライバーの意思に応える自在な走りを提供します。
一部モデルにより走行モードが異なり、例えばゴルフRだと「レース」が加えられる代わりに「スポーツ」は無くなっている。またゴルフ8ではよりエンジン出力カーブを緩やかにし、エアコンも燃費寄りに制御した「エコ」も追加されています。「エコ」では、アクセルペダルから足を離すとクラッチが切れて惰性走行をするコースティング機能があり、エンジンはアイドリング状態となることでさらに燃費が向上します。
あと、パドルシフトはトレンドラインだけありませんが、コンフォートライン・ハイラインはパドルシフト標準装備なので、スポーティ気分な走行も楽しめます。
ただパドルはかなり小さく、ポテトチップスの半分くらいの大きさしかないので、頼りないと感じる人は社外品でグレードアップしましょう。
お得に買うならオススメはコレ!
もし私が買うなら、以下のどちらかで決めます。
- 選択肢その1…120万~140万
⇒2015~2016年式のコンフォートライン(1.2TSI)で走行距離3万キロ以下
オプションはキセノンヘッドライト(キーレスも同パッケージ)。あと禁煙。
- 選択肢その2…160万~180万
⇒2014~2016年式のハイライン(1.4TSI)で走行距離3万キロ以下
オプションはキセノンヘッドライト・アダプティブシャシーコントロール(DCC)の2つ。そしてまた禁煙。
※ハイラインはキーレス標準装備
先ほど紹介したように、グレード別の価格はこんな感じです。
なるべくお得にゴルフ7をゲットしたいとなると、130万前後で十分狙えます。
1.2TSIと1.4TSIだと明らかに価格が違ってくるものの、実際の走りはそこまで大きく変わりません。そのため、狙うなら安い1.2TSIの方がお得です。
トレンドラインは装備が貧弱すぎるため、最低ラインをコンフォートラインとして、時代遅れと思われないキセノンヘッドライトだけを必須としました。
これだと、結構台数あったよね。ポピュラーな仕様なのかも。
うん、ボディカラーも自由に選べそうだったね。
次に高級志向でイイ車を欲しいとなると、まずは1.4TSIハイラインがターゲットとなります。
オプションは車両によってかなり差があり、てんこ盛りと最低限という二極化のイメージがあります。しかし、ゴルフのオプションは数が少なく、本当に最低限な装備はおおよそ標準装備となっているため、実用には全く支障はありません。
またハイラインの場合、キセノンパッケージは概ね標準装備なので心配ありません。
私がもう一つ、せっかくハイラインを狙うなら付けておきたいのが、アダプティブシャシーコントロール(DCC)です。この機能があれば、走行モードを変更することで走りの性格を変化させることができます。
アウディで言う「アウディドライブセレクト」のことだね。
そうそう、ボタン1つでポチッと変わるね。
ただ付帯車両がかなり少なく、私のチェックでは70台のうち7台とDCCセット率は約10%なので、その他の装備やボディカラーとの組み合わせを含めると、バッチリ合う車両を見つけるのは難しいかもしれません。
しかしせっかく買うなら、1台で色んな走りを楽しめた方が、結果的に長く乗れるはずなので、ぜひハイラインを探すなら付けておきたいオプションだと言えます。
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例えば「価格は130万くらいで走行距離3万km以下、HIDヘッドライトとアドバンスドキー付き」って伝えておけばいいんだね。
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ゴルフ7.5はマイスターを狙おう!
ゴルフ7.5は、2017年に行われたゴルフ7の大幅マイナーチェンジのことを指しています。
基本的な仕様はゴルフ7と同じですが、わずかに変更点があります。
※赤アンダーラインがゴルフ7との相違点
◎サイズ…全長4,265mm×全幅1,800mm×全高1,480mm
ひと言…全高が1,460mm⇒1,480mmになぜか高くなった。
◎エンジンスペック
1.2TSI…105ps/175Nm(1,400~4,000rpm)
1.4TSI…140ps/250Nm(1,500~3,500rpm)
◎ホイールベース…2,635mm
◎最小回転半径…5.2m
ひと言…ゴルフ8は5.1mとさらに小さく。
◎トランスミッション…7速乾式DSG
ひと言…DSGには乾式と湿式があり、ゴルフGTI・Rは湿式DSG。乾式の方がダイレクト感があると言われるが、実際はそこまで違わない。
◎車両重量
1.2TSI…1,240kg
1.4TSI…1,320kg
◎JC08モード燃費
1.2TSI…19.1km/L(JC08)
1.4TSI…18.1km/L(JC08)
ひと言…1.2TSIは21.0km/L⇒19.1km/L、1.4TSIは19.9km/L⇒18.1km/Lに減った。実際は何も変わっていないが、より実用に近いルールで再測定を行ったため。ちなみに実燃費は大体カタログ値の60~70%が目安です。
◎タイヤサイズ
トレンドライン…15インチ 195/65
コンフォートライン…16インチ 205/55
ハイライン…17インチ 225/45
当時の価格をGTI・Rなど他のモデルも含めて一覧にするとこんな感じ。
- TSIトレンドライン(1.2TSI)…2,490,000円
- TSIコンフォートライン(1.2TSI)…2,799,000円
- TSIハイライン(1.4TSI)…3,259,000円
- GTI(2.0TSI)…3,999,000円
- R(2.0TSI・4輪駆動)…5,599,000円
- ヴァリアントTSIコンフォートライン(1.2TSI)…2,939,000円
- ヴァリアントTSIハイライン(1.4TSI)…3,399,000円
- ヴァリアントTSI R-ライン(1.4TSI)…3,599,000円
- Rヴァリアント(2.0TSI・4輪駆動)…5,699,000円
- オールトラックTSI 4モーション(1.8TSI・4輪駆動)…3,599,000円
やはりゴルフRは、当時もベースモデル(トレンドライン)の2倍以上の価格です。
しかし当然その分の価値はあり、ベースモデルとは全く別のクルマと言えます。
「drive」の点数が3倍以上だね、確かに出足の感覚から全然違うもんね。
ゴルフ7.5の2点ってのも酷いねぇ…。
ゴルフ7との違いは主に2つ
ゴルフ7→ゴルフ7.5の変更ポイントは冒頭に挙げたように、こんな感じ。
- 前後バンパーの形状が変更
- ヘッドライトのデザインがシャープに
- リヤのウインカーが流れるように
- VW初のデジタルコックピット
- 超能力気分のジェスチャーコントロール
超能力気分にお金をかけている場合ではなく、やはり大きなポイントはデジタルコックピットと流れるウインカーです。
VWはデジタルメータークラスターと呼ぶこの装備は、今こそ標準装備している車両も多くありますが、当時はハイエンドな装備としてオプションとされ、結構な価格でした。
左右のメーター内側は、ステアリングのボタンを使うことで表示項目を好きにチェンジでき、自分好みのコックピットに仕上げることが可能です。
中央部分にも、ナビ・オーディオ・電話・車両ステータス・走行データ・アシストシステムなど、様々な項目を好みに応じて選べます。
※2:53~7:53辺りまで
やっぱりグラフィックはゴルフ8で良くなったかな。
ゴルフ7.5も実用性では全く問題ないけどね。
ちなみにドイツ車の中では、ベンツが最も表示項目が多く柔軟性に優れており、グラフィックの綺麗さではBMWが素晴らしいと感じます。アウディは高い質感とナビの見やすさが両立されている等、各メーカーごとに特徴があって面白いので、気になる人は比較記事をご覧ください。
話が逸れますが、ステアリングボタンは誤操作が頻発して非常に使いづらいです。
操作しようとステアリングのボタンを親指で押すと、すぐ隣にあるアルミ調の縁部分のボタンに干渉するため、70%くらいの確率で押し間違えます。ワーゲンはこういった細かい箇所への配慮が少々苦手で、ここは上位ブランドであるアウディの圧勝と言えます。
次に流れるウインカーである「ダイナミックターンインジケーター」ですが、なかなかオシャレでイイ感じです。フルLEDのテールライトはストップランプが粒々で、ウインカーがライン型となっています。
自分では見えないところだけど、何となくイイよね。
何だかんだ周りの目は気になるもんね。
200万あれば十分購入できるけど…
次に価格を見ていくと、コンフォートラインなら200万前後、ハイラインでも約250万あれば十分狙えます。
トレンドラインはほぼ無く、コンフォートライン60%・ハイライン40%といった印象です。
ただ初期のゴルフ7.5よりは、「テックエディション」と呼ばれる限定モデルを狙ったほうがお得です。このテックエディションは2018年に発売され、オプションが追加された上に純正ナビ(Discover Pro)込みの価格となっています。
- コンフォートライン(全体の60%)…180万~230万
⇒純正ナビとデジタルメータークラスター付き
- ハイライン(全体の40%)…230万~280万
⇒純正ナビ・デジタルメータークラスター・流れるウインカー付き
狙うならフル装備のマイスター!
当初のゴルフ7.5ならテックエディションがオススメですが、その後にはさらにスペシャルな特別仕様が登場します。
それが2019年に発表された、泣く子も黙る「マイスター」仕様です。
で、出た〜私のお星さまマイスター!
え、えっとmystarじゃなくてmeisterね…。
ドイツ語で「職人・名人」を意味する「マイスター(meister)」仕様は、数々のオプションをセットした、ゴルフ7.5の最終形態です。
ちなみに当時のカタログはこんな感じです。(※クリックで拡大)
- ハイラインマイスター
→本革レザーシート
→パワーシート&ランバーサポート(運転席、メモリー機能付き)
→シートヒーター(運転席・助手席)
→17インチ専用アルミホイール(225/45)
※プラス以下のコンフォートラインマイスター仕様
- コンフォートラインマイスター
→ダイナミックコーナリングライト
→駐車支援システム「パークアシスト」
→LEDテールランプ(流れるウインカー付き)
オプション全部乗せで価格はちょいアップだけという素敵仕様なので、予算が許すならなるべくマイスターを購入したほうが満足度は上がるハズです。当時の新車価格は以下の通り。
どちらも約40万アップで、オプションてんこ盛りだもんね。
純正ナビで約20万すると考えるとねぇ。
マイスター仕様は2019年以降と新しい特別仕様ですが、人気があるため台数は非常に多く、走行距離3万kmだと多すぎるので2万kmまで絞って調べてみます。
すると、1.4TSIハイラインマイスターで300万~350万、2.0TDIハイラインマイスターで270万~320万の範囲といった感じです。
- 1.2TSIコンフォートラインマイスター…210万~260万
- 1.4TSIハイラインマイスター…300万~350万
- 2.0TDIコンフォートラインマイスター…250万~300万
- 2.0TDIハイラインマイスター…270万~320万
改めて新車価格を見比べてみると、新車からは100万~120万程度安くなっていますが、唯一の例外なのが1.4TSIハイラインマイスターです。新車価格の374万に対して、中古車価格は300万以上となっており、70万程度しか安くなっておらず高い人気度が伺えます。
まぁ、超豪華全部乗せで当時はとっても話題になってたもんね。
クルマもイイ感じに成熟してるからねぇ。
お得に買うならオススメはコレ!
もし私が買うなら、以下のどちらかで決めます。
- 選択肢その1…210万~240万
⇒2019年式のコンフォートラインマイスター(1.2TSI)で走行距離2万キロ以下
オプションは特に気にせず、内装がきれいなもの。あと禁煙。
- 選択肢その2…300万~350万
⇒2019~2020年式のハイラインマイスター(1.4TSI)で走行距離2万キロ以下
唯一欲しいオプションはDynaudio(ディナウディオ)パッケージ。そしてまた禁煙。
まずは先ほどのグレード別価格帯を再度チェックします。
とにかく安く新しいゴルフ7.5が欲しいなら、コンフォートラインマイスターがオススメです。200万少々というかなり安い価格帯でも、純正ナビやデジタルメータークラスター、流れるLEDウインカー等はすべて装備した状態かつ走行距離2万km以下で狙えます。
2万kmくらいならまだまだ乗れるし、もしかすると新車保証が残っていたりするかも。
1万km以下だとディーラー車とかもありそうだね。
もう1つは、ガッツリ豪華仕様の最終形態となるハイラインマイスター(1.4TSI)です。2.0TDIのハイラインマイスターでも良かったのですが、これから内燃機関がどんどん減っていくことを考えると、なるだけ今のうちに乗っておくべきです。
ハイラインマイスターは、オプションてんこ盛りのほぼフル装備ですが、さらに追加オプションもいくつか用意されています。その中でもオーディオ関連のDynaudio(ディナウディオ)は選んでおきたい装備です。
ドイツ本国では設定のあった仕様ですが、日本には導入が遅れていました。8つのスピーカー+サブウーファーが装備され、総出力約400Wの10チャンネルデジタルアンプを装備していて、ディスプレイ上で音質設定もかなり細かくできるようになっています。
アウディS3のバング&オルフセンは出力いくらだっけ?
14スピーカーで約700Wだね。
やはり、車内での主なレジャーは音楽鑑賞と楽しい会話なので、ゴルフでは珍しいサウンドシステムのアップグレードは選んでおいて損はないと思います。厳密には2018年2月にも「ディナウディオエディション」という特別仕様車が単発であるので、こちらを狙うという手もあります。
ドライブしながら聞く音楽も、スピーカーがグレードアップするとより一層楽しめます。
ただ中古車での装備割合は20%~30%弱といった感じで、決して多くはありません。装備有無で価格はほぼ変わりませんが、単純に数が少ないので、好みのボディカラーでDynaudioサウンドがあれば外せない1台かなと思います。
8スピーカーを約400Wのアンプで鳴らす、デンマーク発のプレミアムブランド「Dynaudio(ディナウディオ)」によるサウンドシステムのオプションは、ゴルフ7.5のうち20%~30%弱の中古車にしか装備されておらず、貴重な仕様と言える。
もし自分で中古車を探してもなかなか見つからない時は、専門家に相談してしまうのが早くて安心です。
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例えば「価格は130万くらいで走行距離3万km以下、HIDヘッドライトとアドバンスドキー付き」って伝えておけばいいんだね。
うん、最短即日で返事をくれてスピーディ!
時間のない人には特にオススメ。
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まとめ
ゴルフ7とゴルフ7.5はどちらも7代目ゴルフですが、ビッグマイナーチェンジ後をゴルフ7.5という愛称で呼んでいます。外観ではフロント部のヘッドライト造形が変わり、リヤはウインカーが流れるようになっています。
ゴルフ7は2013年から、ゴルフ7.5は2017年からとなっており、ゴルフ7は150万前後あれば状態の良い車両から選ぶことが可能です。一方ゴルフ7.5は2017年からありますが、オススメは2019年に発表されたマイスター仕様です。
- 2013年(平成25年)にゴルフ7発売開始
- 2017年(平成29年)にゴルフ7.5発表
- 2019年(平成31年、令和元年)にゴルフ7.5のマイスター仕様発表
マイスター仕様となると、安くて250万程度、できれば最上位グレードであるハイラインマイスターがオススメなので、そうなると300万少々といったところがボリュームゾーンとなります。価格はそれなりですが人気も高く、今後のリセールバリューも期待できます。
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事前に車種・グレード・年式等の要望を自由に伝えた上で探してくれ、原則2営業日以内に返事が届くので、時間が無くて忙しい人でも、無駄なくスムーズにクルマ探しが進みます。
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