ゴルフGTI Performance試乗レビュー、
今回はこれまでの全ての項目を含め、
総合的に評価してみたいと思います。
フォルクスワーゲンのGTIでは、
代表的な人気ホットハッチですが、
その印象はどのようなものでしょうか。
↓これまでの記事はこちら
- 概要編
- エクステリア編
- インテリア編
- 走行性能編
※新型ゴルフGTI試乗レビュー
高評価なポイント
今回の試乗で感じた、
特にいいなと思った点は、
これと言い切れるものはありません。
え、えぇぇーーっ!今まで10台試乗してきたけど、そんなこと一度も無かったのに!?ひどいよ、GTI乗ってる人に謝ってー!
と、とりあえず続きを聞いて…。
もともと試乗前は、
やはりGTIモデルというだけあって、
走行性能に期待していました。
しかし、
走行性能編でもお伝えしたとおり、
かなりジェントルで予想外でした。
乗り味自体は、
非常に洗練されていて心地よく、
まさにドイツ車という感覚でした。
どの速度域でも、
息の長い加速感が味わえるため、
街乗りではとても楽に運転できます。
ただ、
GTIに求めるスポーツという点では、
少し物足りないという印象でした。
やはりこの辺りは、
ゴルフRに譲るような印象で、
走りも立ち位置もジェントルです。
走り以外を全体的に見ると、
エクステリアもインテリアも、
随所にGTIらしさを感じます。
エクステリアでは、
どのアングルから車両を見ても、
GTIと分かるようなデザインです。
センターのVWロゴは、
カッコいいブラック仕様もあるので、
好みに応じてカスタム可能です。
サイドはエンブレムチューン、
リヤはマフラーに焼色を入れたりと、
ドレスアップパーツは豊富です。
これサイドエンブレムはゴルフ8のやつだよね?一体どこから持ってきたんだろう…。
時代を先取りできていいじゃない。
インテリアでも、
最新のデジタルコックピットや、
GTIならではの意匠が多くあります。
デジタルコックピットは、
左右の円内部の表示が変更できて、
自分好みにカスタムできて便利です。
同じドイツ車でも、
メーカーごとに表示は様々なので、
まとめ記事を書いてみました。
また液晶画面は、
傷が付くと修理が高額となるため、
保護フィルムは貼っておくべきです。
ただ全体を見ると、
突出して一番優れているという、
際立った特徴は見られませんでした。
しかし、
全てのポイントで優等生なので、
モデルとしての魅力は十分です。
なるほど、そういうことだね。この高い水準でまとまったパッケージがGTIということなのかも。
所有欲はバッチリ満たされるはず。
もしクルマは魅力的だけれど、
新車は高くて狙いづらいと思うなら、
中古車なら新車の6割ほどで乗れます。
年式や価格帯の希望を入れて、
事前に要望を伝えることができる、
ガリバー連携のサービスがオススメです。
もう一歩なポイント
どの面から見ても、
高水準でまとまったモデルですが、
がんばって欲しかった点はあります。
それはインテリアで、
基本的にゴルフ7.5ハイラインと、
ほぼ共通の仕様となっています。
ゴルフ7.5ハイラインは、
利便性はしっかり確保されるものの、
材質や触感のクオリティが今一歩です。
見た目でいうと、
アルミやカーボンなどを追加して、
特別モデルだと感じたいところです。
ちょっとしたカスタムとして、
ステアリング中心部のリングは、
色付きのアルミ製へ変更可能です。
またデジタルメーターについても、
走りに関連する計器を強調したような、
GTI専用画面が欲しいと思いました。
アウディのRSモデルとかで見れる、真ん中に回転計があるカッコいい表示のこと?
そうそう、トルクとかGが出るやつ。
細かな点ではありますが、
せっかく伝統のGTIなのだから、
所有欲を満たす仕掛けが欲しいです。
確かに、
シートやステアリングについては、
GTIだけの特別仕様となっています。
ただ、
乗るたびに目に留まる部分には、
さらに拘りが欲しかったと感じます。
10段階評価すると?
ゴルフGTI performanceを、
全ての項目を総合的に評価すると、
10点満点のうち6点です。
全体的によくまとまっていて、
どこから見ても優等生ですが、
逆に言えば少し刺激に欠けます。
実は走りについては、
以前試乗レビューをした、
ポロGTIの方が良い点数です。
まぁポロGTIは価格的に少し迷うところではあるけどね。
確かに同クラスでは高めだね…。
ただ走りにおいて、
ポロGTIに劣っている訳ではなく、
方向性がずいぶん違っています。
とにかく軽快・痛快で、
元気な走りが特徴のポロGTIですが、
足回りは結構バタバタしています。
一方ゴルフGTIは、
上質な大人の乗り味に終始して、
快適なスポーツ走行を実現しています。
高い性能を持ちながらも、
それをむやみに誇示することなく、
懐の深さとして見せる印象です。
スポーツモードにしても、踏み込みに対する反応は穏やかだったもんね。
ノーマルと大きくは違わなかったね。
街乗りでは、
高いスペックを密かに感じながら、
余裕のあるドライブが楽しめます。
0-100km/h加速を見ると、
ポロGTIよりは0.5秒速くなり、
乗り比べると違いが分かるはずです。
ただ、
運転中の走行フィールとしては、
ポロGTIの方が刺激的だと思います。
ゴルフシリーズについて、
トップモデルのゴルフRとの比較は、
ゴルフ3台のまとめ記事をご覧ください。
小物アクセサリーのお買物!
ここで少し休憩して、
ワーゲンに関するグッズ等を、
いくつかご紹介したいと思います。
まず最初は、
全てのフォルクスワーゲン車で使える、
シートサイドに差し込む収納ポケットです。
シートの横に差し込むだけで、
スマホ等の小物や飲み物も入る、
便利な収納ポケットが手に入ります。
隙間に差し込む簡単装着なので、
国産車・輸入車問わず対応でき、
幅広く使えるのがとても魅力的です。
その他にサイドポケットや、
コンソール用の収納ボックスもあり、
収納力を格段にアップできます。
小さなモデルは収納が少ないことが多いから、嬉しいカスタムパーツだね。
スマートに収納できるのがいいね。
次は、
エクステリアをスポーティにする、
ピアノブラックのVWロゴです。
正面なので非常に目立ち、
貼るだけ簡単ドレスアップですが、
費用対効果は非常に高いと思います。
最後は、
自宅でガラスコーティングが可能な、
ピカピカレインのご紹介です。
通常は専門業者に依頼して、
10万円ほど費用がかかりますが、
驚きのたった9,980円で購入できます。
楽天ランキングでも第1位の常連で、
17年も続くロングセラー商品であり、
非常にオススメな逸品だと思います。
番外編として、
空気清浄機やコインケースも、
オススメ5選としてまとめています。
まとめ
今回はフォルクスワーゲンの、
代表的な人気ホットハッチである、
ゴルフGTI Performanceを試乗しました。
同じGTIシリーズでも、
過激なポロGTIとは随分趣向が異なり、
大人スポーティな感覚が特徴的です。
エクステリアも走行性能も、
とても高い水準で仕上げられており、
所有満足度はかなり高いと思います。
ただ、
激しいスポーツ走行となると、
少し苦手なところも感じられました。
街乗りを中心とした、
ツーリングカーとしては優秀で、
長く付き合えるモデルだと思います。
※ゴルフGTIのキーカバー5選!