アウディはドイツ車で代表的なドイツ御三家(ベンツ・BMW・アウディ)と呼ばれるブランドの1つで、洗練されたデザインと硬質な乗り味が魅力です。
今回はアウディの中では入門モデルとされるA1スポーツバックを中古車で狙う価格帯とグレード等について、アウディ歴15年超の管理人がご紹介します。
新車でA1スポーツバックを買おうと考えている人は、アウディの全車種・全グレードを一覧表にまとめて並び替えもできる以下のリンク先も参考にしてください。
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A1・A1スポーツバックの特徴・魅力
アウディのモデルには頭文字に「A」が付き、その後ろに車格を表す数字が「1~8」まで設定されていて数字が増えるほど高級モデルとなっていきます。
国産車とは違って全モデルが共通ルールで名称が決まっていますが、ドイツ車はベンツもBMWも同じようなルールとなっているのが特徴的です。
A1はその名前の通りアウディでは最も安価なエントリーモデルとされていて、初めて発表されたのは2012年にA3スポーツバックの弟分として登場しました。
この頃はベンツ・AクラスやBMW・1シリーズといった小型モデルの人気が高まっていた時代で、A1もその流れで生まれてきたモデルです。
■ A1スポーツバック(2015年モデル)
当時はA3に乗ってたけど、「やっと弟分ができたー!」って喜んでたのよく覚えてるよね。
まだA5とかA7も無かった頃だね。
全長4m以下のコンパクトボディ
サイズも全幅1,745mm・全長3,900mmと4mを切るコンパクトさで日本の狭い道路での取り回しに最適です。
最近は国産車でも全幅1,800mm超えが随分と増えてきたので、「軽自動車はイヤだけどあんまり大きいクルマは…」という人にもピッタリのサイズ感です。
何だかカワイイようなカッコいいようなデザインで、初めての輸入車・初めてのアウディだとしても気負うことなくサラッと乗れちゃうところが魅力です。
2019年11月にモデルチェンジされた時には、サイズやスペックはほぼ据え置きでしたがエクステリアが攻撃的となり威圧感マシマシとなりました。
■ A1スポーツバック(2019年モデル)
オシャレなコントラストルーフが特徴的
デザイン面におけるA1の魅力として、「コントラストルーフ」と呼ばれるボディの一部だけ別カラーとなる超オシャレなオプションがあります。
R8に見られるサイドブレードを模した意匠で大きな魅力でしたが、その後は標準装備となり希少価値は失われています。しかし、アウディではレアな装備なので未だ高い人気があります。
でもやっぱカッコいいよねぇ、サイドブレード…。
10年以上前から使ってたR8は素晴らしいね。
ドイツ車らしい重厚な乗り味
肝心の走行性能もまさにアウディそのもので、エントリーモデルとは思えないガシッとした接地感と滑らかな走りに全く妥協は感じられません。
私の試乗した感覚では、むしろA3スポーツバックよりも重厚感があるように感じます。意外とA3スポーツバックの方がヒラヒラと軽快な走りが特徴となっています。
エンジンは1.0L・1.4Lの2種類
エンジンは基本的に1.0L・1.4Lの2種類ですが街乗りでの加速感はそこまで変わりません。排気量よりはオプションを重視して探した方が良いかと思います。
ちなみに現在のアウディはグレードを排気量ではなく出力を基準とした表記としているため、以下のように読み替えて判断してください。
- 25TFSI…1.0TFSI(95ps/175Nm)
- 35TFSI…1.4TFSI(150ps/250Nm)
スペックで見ると結構差があるけど、キュンキュン走るワケじゃないから、結局街乗りではそれほど変わらないんだよね。
頻繁に高速に乗るなら「ちょっと楽かな」っていう感じ。
新車価格は約300~350万
車両価格は1.0TFSIで約300万・1.4TFSIで約350万前後となり、アウディでは人気のS lineと呼ばれるオプションが付くと約40万プラスとなります。
S line仕様になるとエクステリア・インテリア・走行性能に至るまで様々な項目がスポーティに変更されるため、価格より相当お得なオプションパッケージとなっています。
- フロント、サイド、リヤのエアロパーツ
- ホイールのインチアップ
- 専用スポーツシート
- インテリアのパネル変更
- スポーツサスペンション設定
プラス40万と聞くとかなり高く感じますが、別で購入するとエアロパーツとホイールだけでそれくらいします。
そのため、加えてシートやサスペンションも変更されると考えると相当お得なパッケージとなっている上に、中古車市場でも人気は高くなっています。
A1スポーツバックとA1の違い
要注意ポイントとしては、A1スポーツバックとは別にA1というモデルもあることです。
こちらは2011年1月に先に発売されたモデルで、3ドアのクーペスタイルとなっています。
サイズはほぼ同じですが、5ドアと違ってフロントドアが短い点や、前席を倒さないと後席に座れない点には注意しておきましょう。
ホイールベースは同じなので、走りの安定感はそこまで大きく変わりません。
ただ見た目は3ドアの方がクールだよねぇ…。ヨーロッパでは3ドアが人気だって聞いたよ。
日本は実用的な5ドアが人気みたいだねぇ。
A1は2011(平成23)年1月~2019(令和1)年9月まで販売されていましたが、現在は販売終了となっています。
なので、今新車で買うならA1スポーツバックしか買えず、3ドアのA1は中古車でしか手に入らない状態となっています。
しかしクーペスタイルならではの伸びやかなサイドビュー、コントラストルーフを装備したA1はこれ以上ないくらいのオシャレ感で、オシャレ男子のオシャレ心をオシャレに掴みます。
…なんかオシャレって言っとけばイイって思ってない?
い、いやそうオシャレましても…。
高年式の中古車だと200~350万
A1・A1スポーツバックは100万円台から買えるリーズナブルなアウディですが、人気グレードや高年式になると200万円~350万円辺りまで価格が上昇します。
そうなると、上位モデルのA3・A4さらにはA5までもが射程圏内に入ってくるケースもあるので、アウディの中古車市場における相場価格帯は事前にしっかりチェックしておきましょう。
※引用・転載はご自由にどうぞ。ただし、引用・転載元の紹介として当ブログ(https://tone-edge.com/)へのリンクをご記載ください。
2012年~2019年11月モデル
初代モデルは、少し丸みを帯びたデザインで可愛らしさが強調されています。当時のレビューでは「なんだか小型犬っぽい」なんて言われていたことも。
コンパクトですが車内空間は十分に確保されていて、ドイツ車にありがちな車内の狭さはあまり感じません。
そうなんだよね、トヨタのクラウンと同じくらいのサイズでも、びっくりするくらい運転席が窮屈だったりするもんね。
プラットフォームはフォルクスワーゲンのポロに準じているためサイズはほとんど同じですが、エンジンはポロが1.2Lなのに対してA1スポーツバックは最大1.4Lとなっています。
コントラストルーフでお洒落に!
A1スポーツバックでは、ボディとルーフの色が異なる「コントラストルーフ」というオシャレなオプションが、デビュー当初より設定されています。
デビュー当初はこのコントラストルーフが話題になっていたので、他の年式と比べると装備割合は少し高めとなっています。
ちなみにA1スポーツバックでは4本のピラー&ルーフの色が変わりますが、配色の基本パターンは以下のように指定されています。
1.ボディがレッド・シルバー⇒ルーフはブラック
2.ボディがホワイト⇒ルーフはグレー
3.その他ボディ色⇒ルーフはシルバー
どの配色もオシャレですが、コントラストルーフを選ぶ場合はボディがブラック&ルーフがシルバーよりは、ボディがホワイト&ルーフがグレーの方が締まって見えてオススメです。
派手寄りのカラーだと、ボディがレッド&ルーフがブラックやボディがブルー&ルーフがシルバーもカッコよくてイイ感じです。
普段は派手な色はあまり好きじゃないけど、このA1スポーツバックならボディ赤&ルーフ黒が一番好きかも。
ボディ黒がイマイチなのは不思議だよね。
オプションではHIDは外せない!
次に装備系を見てみると、基本的にナビ(正式名称:MMIナビゲーション)やSDカード・CDオーディオは標準装備と考えて大丈夫です。そのため、「純正ナビ」や「HDDナビゲーション」と言ったタイトル表記はあまり気にしなくても大丈夫です。
まぁ実際MMIナビはオプションなんだけど、ナビ付けない人なんて聞いたことないね。
SDオーディオは標準装備だね。
同じく「アイドリングストップ」や「エンジンのプッシュスタート」も標準装備なので、間違えてオプションと勘違いしないようにしましょう。ところでプッシュスタートってタイトルに書くほどの魅力的な仕様なんでしょうか…?
では逆に、オプションで選べる主な項目は以下の4つです。
- HID(キセノン)ヘッドライト
⇒ぜひ付けておきたいが、多くの中古車で装備されているので安心。標準装備はハロゲンヘッドライト(昔ながらの電球)なので、先進的なアウディに乗るには避けたいところ。
- アドバンスドキー
⇒装備に記載されていないことが多いので注意。この機能があれば、クルマのキーを持ったままドアノブに触れるとロック解除される。これも先進的なアウディに乗るなら欲しい。
- プライバシーガラス
⇒装備されている可能性は結構低め。後席ガラスが視線除けの濃いめのデザインとなる。フィルムを貼ると安上がりではあるが、手間もかかる。しかしフィルムに比べるとプライバシーガラスは少し薄めで、覗き込めば中の様子は何となく分かる点は要注意。
- コントラストルーフ
⇒4台に1台くらいのレアオプション。A1のオシャレさを印象付けた、天井パネルのみ別カラーに設定できるオプションだが、高価であまり流行しなかった。
HIDヘッドライトとアドバンスドキーは欲しいかな。ヘッドライトは今やもうLEDの時代だし、ドアノブに触れてキーオープンも当たり前になってるしねぇ。
常時ハイビームで走れる時代だもんね。
中古車市場の年式&価格帯は?
中古車市場を見ていると大体50%は走行距離3万キロ以内です。私は年間1万キロほど乗るとしても7~8年は乗れる上に、まだまだクルマも元気な3万kmを一つの目安としています。
走行距離と年式との関係を見ると、デビュー当初の2012年式で最も多いのは5万km前後ですが、意外と3万km辺りも多く、価格は100万~140万程度です。中には1万km少々の車両もあって驚きます。
ただ2012年式だともう10年近く経過していることになるので、ゴムやプラスチック等の消耗品パーツは劣化している可能性が十分あります。そのため、細々とした交換費用は最初にかかるかもしれないことは念頭に置いておきましょう。
もし古めのクルマを狙うなら、いつ頃売り出されたのか、また前オーナーが売却直前まで使用していたかどうかを販売店に聞いてみましょう。もし日頃は近所のスーパー等の短い距離しか乗っていなかったとしても、定期的に乗っていたのであればメンテナンスは行き届いている可能性が高いです。
初めてA1スポーツバックが発売された2012年式でも、意外と3万km以下の車両も多く、価格は100万~140万ほど。
中には1万km程度の車両もあり、コントラストルーフのオプションが他年式より付いていることが多い。
「中古車ってだけで何だか気になるから、やっぱり新しいやつがいい!」と感じる人は新しめのクルマを見ていきましょう。
2018年式辺りまで新しくなると、走行距離は数千キロばっかり…と思いきや、意外と新しくなっても1万キロ~2万キロの走行距離が最も数が多いのは変わりません。
しかし、価格は大体の平均を取ると200万~240万するので、ザックリ2倍くらいの値付けとなっています。おそらく、ここまで新しくなくてもキレイな中古車は想像以上に見つかると思うので、諸手を上げてオススメとは言えません。
ただ新車で買うか中古で買うか迷っている人にとっては、やっぱり新しい車両の方が細かな部分の使用感がなく気持ちいいので、ここはトレードオフとなるポイントと言えそうです。
そうなんだよね。走行距離が同じでも、年式の新しいクルマはやっぱりキレイに感じるよねぇ。
少しの汚れや欠けが気になる人は新しい年式がいいかも。
1.0TFSIと1.4TFSIで価格変わらず!
次に排気量を見ると、2015年式までは1.4TFSIの方が多く、走行距離1万キロの1.4TFSIで100万~120万で何台もあるので、この辺りは狙い目です。
一方2016年式以降の新しい車両になってくると、圧倒的に1.0TFSIが多くなりますが、古い年式の1.4TFSIと価格があまり変わらないので損した気分になってしまいます。
1.4TFSIは確かに街乗りも少しは軽くなるものの、元々レスポンスもそこまで追求されている印象がなく、ドライブセレクトによる走行感覚の変化もあまりありません。
ただもし高速に頻繁に乗るのであれば、出力にゆとりがある方が車内も静かになる上に、追い越し等もカンタンになるのでストレスが軽減されるはずです。
~2015年式まで…1.4TFSIの方が数が多く、価格は1.0TFSIとほぼ変わらない
2015年式以降…ほとんどが1.0TFSIとなる。1.4TFSIは価格もグッと上がる
お得に買うならオススメはコレ!
もし私が買うなら、以下のどちらかで決めます。
- 選択肢その1…120万~140万
⇒2014~2015年式の1.4TFSIで走行距離3万キロ以下
オプションはHIDヘッドライト・コントラストルーフ・アドバンスドキーの3つ。あと禁煙。
- 選択肢その2…130万~150万
⇒2015~2017年式の1.0TFSIで走行距離3万キロ以下
オプションはHIDヘッドライト・アドバンスドキーの2つ。そしてまた禁煙。
2014〜2015年式辺りだと、1.0TFSIも1.4TFSI似た価格帯なので、それならやはり少しでもクルマが軽い方がいいかなと思います。
また当時は3割ほどにコントラストルーフが付いていて、このオプション有無による価格の違いは全く無いので、オシャレだし付けたいかなと思います。
次に、新しい年式を見ると普通に200万を超えていて、これならもうA3が買えてしまうので、どうしてもA1がイイ!というワケでなければあまりお買い得とは言えません。
そのため、150万までで比較的良い条件が多い2017年式までで探してみます。すると、古い年式とは異なり、1.0TFSIと1.4TFSIで30万ほどの価格差があります。
同じ価格帯なら1.4TFSIが良いですが、劇的な違いは無いことから、私なら1.0TFSIを狙います。
またどちらも、アドバンストキーは便利でスマートなので欲しいところです。国産車でも多く採用されている上に、毎回ボタンを押すか触れるだけでドアが開くかでは、所有の満足度が全然違います。
あと、自分のクルマっていう実感があるから、愛着も湧いてくるよね。
うん、あと荷物持ってるときにも便利だし。
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例えば「価格は130万くらいで走行距離3万km以下、HIDヘッドライトとアドバンスドキー付き」って伝えておけばいいんだね。
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2019年11月~モデル
2019年にモデルチェンジされた時は、見た目がかなりアグレッシブに進化しました。
エクステリアの話題では、名車クワトロをオマージュした3本スリットと太いサイドピラーです。
アウディの代名詞と言える「クワトロ」だけど、そのままモデル名だったんだね。
アウディの4輪駆動の優秀さを世に知らしめた名車だね。
スペックは先代と同じ1.0TFSIと1.4TFSIですが、呼び方が排気量ベースとなり以下のように変わっています。
- 25TFSI…1.0TFSI(95ps/175Nm)
- 35TFSI…1.4TFSI(150ps/250Nm)
25TFSIでも35TFSIでも、街乗りや高速での加速感はそれほど大きく変わりませんが、追い越しをする時にモアパワーが欲しければ35TFSIを選びましょう。
街乗りではそこまで大きな差は感じないものの、高速で踏み込んで追い越す時には、25TFSIより楽に加速できると感じるはずです。
年式&価格帯をチェック
次に年式別に価格帯を見てみると、概ね以下のようになっています。
2019年式…25TFSI・35TFSIともに300~350万付近に固まっている。
2020年式以降…25TFSIは300万前後、35TFSIは330~380万と価格差が見られる。
ちなみにグレードは、ほとんどが「advanced(アドバンスド)」で、「S line」はほとんどありません。
「ヤンチャ可愛い」A1スポーツバックなら、威圧感のあるエアロを付けるというより、装備を充実させて便利に乗りたいというユーザーの意向のような気がします。
「S line」でもインテリアのデコラティブパネルやメッキの縁取り箇所は同じなので、パッと見た目はあまり変わりません。
売りとなるスポーツサスも、標準サスの方が快適で魅力的なのかもね。
まぁ標準でも柔らかくはないからねぇ。
次にオプションで押さえておくべき3つのポイントについて説明します。
大手中古車サイトでは、タイトルにグレードやオプションが羅列して記載されていますが、表記が中途半端で間違っていたり、標準装備のものをあたかもオプションのように記載していたりするので注意が必要です。
基本的にドライブセレクトは無し!
最近どのメーカーでも人気の機能として、ボタン1つで走行性能を変化させ、1台で色んな走りが楽しめる機能があります。
アウディでは「アウディドライブセレクト」と呼ばれ、多くのモデルで採用されている人気の機能です。
しかしA1スポーツバックでは、このドライブセレクトは基本的に付いておらず、最上位グレードの「35TFSI S line」のみ設定されています。
ということは25TFSIのS lineグレードや、ノーマルの35TFSIにも付いてないってこと?
うん、S lineって聞くと付いてそうだよね。
おそらく、A1スポーツバックは元々走るためのクルマではなく、ドライブセレクトを使っても乗り味に差がでないため、費用対効果からカットされたのではないかと思います。
25TFSIだと95psなので、comfortモードとdynamicモードでも劇的な変化を生じさせるのは難しいはずです。
私たちのS3スポーツバックは、comfortモードとdynamicモードだと全く別のクルマみたいな走りだよね。
うん、まぁ燃費も別のクルマみたいだけど…。
人気のオプションパッケージ2種類
A1スポーツバックでは、オプションパッケージ(複数のオプションがセットになったもの)のうち人気のものが2種類あります。
それぞれ、クルマのタイトル部分に「アシスタンスPKG」「コンビニエンスPKG」と書かれているのでチェックしましょう。
- コンビニエンスパッケージ
①アドバンストキー⇒キーを持っていると、ドアノブに触れるだけでロック解除でき、エンジンスタートもできる機能。
わざわざポケットからキーを取り出す必要が無い上、クルマとの一体感も感じられるオススメな機能。もし電池が切れた時は、下の記事で交換方法をチェック。
②リヤビューカメラ…③とセットで、バック時の後方視界をディスプレイに映し、クルマの通るラインを描画してくれる機能。使う人は使うのかもしれないけど、サイドミラーの目視で停める私のような古い人には不要。
③アウディパーキングシステム…②とセットで、カメラを見ながらバック駐車ができる。
④デラックスオートマチックエアコンディショナー…温度調整をオートでしてくれ、外気が汚れていれば内気循環に変えたりしてくれる。一度温度を設定しておけば、夏も冬も同じ設定で使えるので意外と便利な機能。ちなみに温度は公式で22℃が推奨されています。詳しくは下の記事をどぞ。
⑤シートヒーター(フロント)…④のエアコンを付けた時の、左右端にあるボタンを押すことで3段階に調整可能。私は全く使いませんが、雪国の人だと寒いから使いたくなるのかな?
- アシスタンスパッケージ(コンビニエンスパッケージが選択必須)
①アクティブレーンアシスト…走行レーンをはみ出しそうになると、警告+操舵支援してレーン中央に戻してくれる機能。一見楽そうだが、きちんとレーンキープしてくれるか非常に不安な上、まだ法整備が進んでおらず、もし交通事故が発生した場合の責任は全て自分となるため実際に使うことは少ないと考えられる。
②アダプティブクルーズコントロール…一度速度を設定しておけば、前走車を見ながら加減速し、ブレーキを踏まずとも停車まで誘導してくれるクルーズ機能。実はこの機能を使うと、足の負担なく楽に停車しておけるという不思議な使い方もある。詳しくは以下の記事をどうぞ。
③アウディプレセンスベーシック…衝突の危険がある時に、シートベルトを巻き上げたりハザードランプを点灯させる機能。この機能が無くても、急動作でシートベルトはロックされるしエアバッグも作動するため、必須かと言われると…。
④ハイビームアシスト…周囲の交通状況をチェックして、ハイビーム&ロービームを自動的に切り替える機能。つまり、マトリクスLEDヘッドライトの劣化版と言った印象。使用箇所は限定されるが、クルマの少ない地方の高速道路や幹線道路で、対向車が来た時だけロービームにしてくれたら便利かも、というくらい。街中で使用するのはほぼムリと思われる。
⑤ルームミラー自動防眩…ルームミラーの右側にあるセンサーで、後続車のヘッドライトが眩しい時に、自動的にミラーを暗くしてくれる機能。私はA3/S3と10年以上この機能を使っているが、確かに見ていると一定効果はあるものの、結局眩しい時は眩しい。オフにして走っていても全く走行には問題なく、ハイテク装備だと友人に自慢するための機能といった感じ。
⑥アウディサイドアシスト…左右へ進路変更する時に、サイドミラーのLEDライトが点灯・点滅して並走車を知らせる機能。運転に慣れていても、合流の時は本線のクルマは結構見えづらいので、あると便利な機能。
押さえておくべきポイントは、アシスタンスPKGは単品では選択不可で、必ずコンビニエンスPKGとセットでなければならない点です。
おそらくアシスタンスPKGの中ではクルーズコントロールが人気ですが、単品では選べない仕様となっています。
ハイビームアシストとか絶対使わないよ…。シートヒーターと入れ替えればよかったのに。
なんだか最近は商売っ気出てきたよねぇ。
ただアドバンスドキーはコンビニエンスPKGで手に入れられるので、少なくともこちらは装備されている車両がオススメです。
バング&オルフセンは激レア!
車内サウンドの強化オプションとして用意されているバング&オルフセンは、130,000円の追加オプションです。
室内用の小さめのホームスピーカーでも200,000円、本気の音楽鑑賞用スピーカーでは1,000万円に達するモデルもある、デンマークの高級オーディオブランドです。
車内スピーカーとして使ってるのはアウディだけだね。しかも他のドイツ車と比較しても一番高いブランドなんじゃない?
うーん、ベンツのブルメスターも「700万のCDプレーヤー」とか常人の理解を超えた製品あったりするからなぁ。
バング&オルフセンは確かに非常に高音質で、標準スピーカーとは全然違います。
以前乗っていたA3はBose製スピーカーでしたが、中低域の質感や音像の広さは別次元です。
サブウーファー含めて11個のスピーカーが設置され、出力も560Wと非常に大きいため、大迫力のサウンドが楽しめます。
ただしかし、バング&オルフセン付きの車両は超少なく、100台で1~2台あるかどうかくらいです。
他のモデルでも装備されていないことがほとんどで、クルマで音楽を聞く人は多いのにどうしてなのか不思議です。
まぁそこまでいい音じゃなくても十分って思うんじゃない?
実際に聞いてみると意見が180°変わりそう。
総合的なオススメ車両はコレ!
ではこれまでの条件をまとめて、高年式のA1スポーツバックをもし私が買うなら以下で決めます。
- 価格帯は300万~330万
⇒2019年式の35TFSIで走行距離1万キロ以下
オプションはコンビニエンスPKG・アシスタンスPKG・コントラストルーフの3つ。再び禁煙。
2020年式以降は、35TFSIの割高感が目立つので避けたいところです。
2019年式でも走行距離1万km以下なら十分リセールも狙える上に、コントラストルーフでオシャレゴコロも満たされます。
コンビニエンスPKGとアシスタンスPKGは高価なオプションですが、どちらもセットで付いている車両が50%近くあります。
タイトルに「アシスタンスPKG」とあれば、コンビニエンスPKGは必ず付いているので安心しましょう。
またナビゲーションPKGと書いていたりしますが、MMIナビは基本どの車両でも付いているので、あまりプラスとはなりません。
やっぱり紛らわしいんだよねぇ…。何だかたくさん見てるとどこかで見落としそう…。
1台1台細かく見る時間も無いからねぇ。
自分で中古車をチェックしていると、細かなオプションや仕様を見落とす可能性がどうしてもでてきます。
中古車を探すのが面倒な人は、プロの専任担当者にクルマ探しを手伝ってもらうこともできます。
希望の車種や年式・価格帯等を伝えるだけで、最短即日、遅くても2営業日でクルマを見つけてくれるのがズバブーンです。
しかも、実は中古車流通の70%を占める「非公開車両」も含めた中から探し出してくれるので、大手中古車サイトには載っていないお宝車両もたくさんあります。
無料登録は35秒という爆速なので、本当に良いクルマを見つけたい人、時間のない人にはオススメのサービスと言えます。
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まとめ
今回はアウディのエントリーモデルである、A1スポーツバックの中古車選びについて、価格だけでなくエンジン性能・グレード・オプション等、様々な視点から切り込んでみました。
新車で買うと、諸費用込みで400万は下らない高級コンパクトカーですが、少し昔の年式なら150万もあれば良い条件で選べます。
HIDヘッドライトやアドバンスドキーの他、コントラストルーフはA1スポーツバックならではなので、可能であれば欲しい所です。
ただ中古車は常に入れ替わっているので、日々チェックしてお宝クルマを取り逃さないようにしましょう。