ドイツ車でちょうどいいサイズの人気ハッチバックといえば、アウディA3・VWゴルフの2台。
2021年にモデルチェンジされたこの2台を、価格・エクステリア・インテリア・走行性能を総合比較します。
- アウディ A3スポーツバック(30TFSI)…アウディのCセグメントにおける人気モデル。排気量は1.0Lターボで0-100km/h加速は10.6秒。
- VW ゴルフ8 1.0eTSIアクティブ…ワーゲンで最も人気のあるCセグメントモデルで、A3スポーツバックのライバル。排気量は同じく1.0Lターボで0-100km/h加速は10.2秒。
同じMQBプラットフォームを共有するいわゆる兄弟車ですが、どちらも似ていて購入検討する時に迷うことの多い2台です。
今回は日本でピッタリサイズの大人気ハッチバックを、様々な視点から徹底比較します。
※アウディのアクセサリーいろいろ
※ゴルフ8のアクセサリーいろいろ
コンテンツ
《概要編》サイズ・価格・スペックは?
アウディのA3とフォルクスワーゲンのゴルフ8は、どちらも日本でピッタリサイズの大人気ハッチバックです。今回はそんな2台を様々な視点から徹底的に比較してみたいと思います。
どちらも8年振りにモデルチェンジして内外装ともに進化していますが、この2台は永遠のライバルなのでモデルチェンジのタイミングも合わせたのではと感じます。まずはサイズやエンジンスペック、車両価格といった概要面から徹底比較スタートです!
価格は徐々に上がってるんだよねぇ…。
エンジンの筒の数は徐々に減ってるのにねぇ。
日本の道路にはピッタリサイズ!
まずA3スポーツバックから見てみます。
先代の「8V」と比べて全幅が大きくなり、モデルチェンジで1,800mmを超えました。
幅的にはちょっとコンパクトとは言えないサイズ感で、狭い道だと慣れてないと怖いかもしれません。デザイン面では、ヘッドライトに切れ目が入ったり、シングルフレームグリル内の格子柄が変更され、より精悍な印象となりました。
次にゴルフ8を見てみます。
こちらは先代ゴルフ7から大幅にイメチェンされていて、かなりヤンチャな顔つきとなりました。フロントバンパーの3本羽がカッコよく、これまでのフォルクスワーゲンのポップなイメージから考えると、力強さを感じさせるデザインへと進化しました。
私は前の丸くて可愛いワンコみたいなのが良かったのに…。
まぁメンズ受けを狙った感じかなぁ?
女性には先代の丸くて可愛い感じが人気だったりもしたので、ちょっと残念に感じる人もいるかもしれません。
ゴルフ7は今なら100万台から中古車で狙えるので、安くて装備の充実した人気ハッチバックなら新型じゃなくてもいい人にはとってもオススメです。
全幅は1,790mmとしっかり1,800mm以内で収まっており、たった数センチでも運転すると想像以上に違います。全高は先代より5mmダウンしたおかげで、背が高い印象が随分無くなってシュッとしました。
本音を言えば、1,400mm辺りまで下がると相当スタイリッシュになりそうですが、おそらく居住性が犠牲になり過ぎてダメそうな感じです。
確かに、TTの全高1,380mmのように1,400mmを切ってくると、明らかに天井が低く圧迫感があります。スポーティな包まれ感はありますが、一般道では常に目を三角にして走るワケでもなく、あまり窮屈なのが一般受けしないのも試乗するとよく分かります。
うん、包まれ感があってスゴくスポーティだけど狭さは感じるかなぁ。
あとセンターナビが無くて助手席は暇だねぇ…。
3気筒ターボは時代の流れ
次にパワートレインを見ていくと、どちらも3気筒の1.0Lターボエンジンとダウンサイジングが進みに進んでいます。しかし双方とも48Vマイルドハイブリッド仕様となり、低速域を中心にアシストが入るようになりました。
まずはアウディA3から見てみます。
- 30TFSI(3気筒ターボ)
1.0TFSI…110ps/200Nm
最大トルクは2000rpm~3000rpm
- 40TFSI(4気筒ターボ)
2.0TFSI…190ps/320Nm
最大トルクは1500rpm~4100rpm
1.0TFSIが3気筒で2.0TFSIが4気筒となり、同じA3でも排気量が2倍も違うという落差が生まれており、それは価格差にも反映されています。
おそらく95%は30TFSIであろうことは、先代A3の中古車市場を見れば分かります。先代A3では2.0TFSIの割合は2~3%といったところで、リセールもガクッと落ちるので、中古車で買うならお得ですが、新車での40TFSIは全くオススメできません。
また、現在のアウディは排気量ではなく出力によって名前が変わるので、グレード名だけでは排気量は分かりません。30TFSI⇒1.0TFSIで40TFSI⇒2.0TFSIですが、先代では1.4TFSIも30TFSIという呼び名だったので、何だかややこしくてなかなか慣れません。
48Vマイルドハイブリッドによる電動アシストは主に低速域でかかり、30km/hくらいからは普通の1.0Lエンジンで、特にサウンドもやる気にさせるような魅力はありません。
次にゴルフ8を見てみます。
ゴルフ8は、1.0Lと1.5Lの2種類となり2.0Lモデルは今のところありません。これまでの流れ通り、ゴルフGTIとゴルフRが2.0Lターボエンジンを搭載しています。
やっぱりゴルフRはマフラー4本出しなんだね、よかった。ダウンサイジングがどんどん進むから、見た目も大人しくなっちゃうのかもって心配だったよ。
デザインも進化してより攻撃的になったね。
新車だと300万は下らないゴルフ8ですが、現行ゴルフRなら300万あれば十分程度の良い中古車が狙えます。300psで0-100km/hが4秒台のクルマが走行距離1万km台でも手に入ります。
アウディA3とは電動アシスト(48Vマイルドハイブリッド)対象モデルが違います。ゴルフ8はどのモデルでも電動アシストが入ると覚えておきましょう。
- アウディA3
⇒電動アシストが効くのは30TFSIだけで40TFSI(2.0TFSI)は電動アシストなし。
- ゴルフ8
⇒1.0eTSIも1.5eTSIも電動アシストあり。
電動アシストにおけるモーター性能は800~1500rpmの回転域で50Nmとなっています。非常に自然なアシストなので、運転中に「あ、今モーターがサポートしているな」と感じることは全くありません。
ゴルフ8のもう一つの魅力としては、加速時のサウンドがA3と比べて格段に良い点が挙げられます。どちらも1.0Lターボエンジンですが、踏み込んだ時に意外と勇ましい音でやる気にさせてくれます。
作られたサウンドではあるけど、気持ちいいよね!
下道でもやる気になれるからね。
価格はA3の方が高い
次に価格を比較してみます。先述の通り、どちらも基本モデルは1.0Lの3気筒エンジンですが電気モーターによるアシストが付いています。
まずアウディA3の価格を見てみます。
- A3 30TFSI⇒3,100,000円
(1.0L、ドライブセレクトなし)
- A3 30TFSI advanced⇒3,460,000円
(1.0L、ドライブセレクトなし)
- A3 30TFSI S line⇒3,890,000円
(1.0L、ドライブセレクトあり)
- A3 40TFSI quattro advanced⇒4,400,000円
(2.0L、クワトロ、ドライブセレクトなし)
- A3 45TFSI quattro S line⇒4,830,000円
(2.0L、クワトロ、ドライブセレクトあり)
ベースモデルは「30TFSI」と呼ばれる1.0Lの3気筒エンジンで、価格は約300万からです。ただ最安グレードでは、マニュアルエアコンや16インチホイール等の最低限の装備で少し物足りません。
そのため、基本的にほとんどの人は「advanced」か「S line」を選ぶことになるはずです。乗り味をボタン1つで変化させられるアウディドライブセレクトは「S line」のみですが、40万以上の価格差は一瞬踏み込みが止まります。
確かにドライブセレクトは走行性能を限界まで引き出してくれますが、1.0TFSIにどこまで走りを求めるかは考えどころです。
まぁ3気筒エンジンで目を三角にして走り込むのもねぇ…。
それなら中古車で4気筒を買うほうが…。
2013年〜2016年まで活躍した先代の1.8TFSIなら、約200万あれば走行距離3万km程度の車両が十分狙えます。
次にゴルフ8を見てみます。
こちらはベースモデルの「Active Basic」では300万を切る価格帯となっています。
確かに安いけど、コチラも何か理由があるんでしょ…?
そう、しかもA3より残念な理由がね…。
何と「Active Basic」ではDiscover Proと呼ばれる純正ナビをオプションでも選べず、スマホ連携ナビしか使えません。
美しい液晶画面とデジタルメータークラスターが売りのゴルフ8で、わざわざナビ無しを選ぶ硬派な人に私は会ってみたいです。
これは「人気のゴルフ8が300万以下で買える」の広告用モデルなのか、他のオプションもなかなかの差別化が図られています。
そのため、基本的には「Active」の312万がスタートになり、もっと走りたい人は「1.5eTSI R-Line」がオススメです。
あれ?ちょうど間の「Active Style」はダメなの?
これもまた残念な理由があってね…。
同じ1.5eTSIのeTSI R-line(3,750,000円)と比較すると、価格はたった5万円しか変わらりませんが、実は差額で増える装備はかなり多いです。
- 専用エアロ
- スポーツシート
- プログレッシブステアリング
- ステアリング
- アルミ調ペダル
- スポーツサス
etc…
プログレッシブステアリングとは、ハンドルを深く切るほどレスポンスが鋭くなり、少し切るだけで鋭角に曲がれる機構です。S3にも付いていますが、スポーツ走行にお勧めです。
ビジネス的には、こちらも「Active」と同じく20万円ほど高くして395万とかで売れば良かったような気もします。もしかするとそのうち値上げするかもしれないので、ゴルフ8を狙っている人は今のうちに買っておいたほうがいいかもしれません。知らんけど…。
こちらも中古車も視野に入れると、何と2016年式付近なら350万以下で泣く子も黙るゴルフRが買えちゃいます。
最新のデジタル装備とマイルドハイブリッドを味わいたいならゴルフ8ですが、やはり走りの面ではゴルフRは別次元の楽しさです。運転席は通常のアナログメーターですが、むしろゴルフRならコッチの方が繋がってる感があっていいかもしれません。
《エクステリア編》ゴルフ8は大幅に進化!
続いては、長年ライバルとして戦いを続けている2台のエクステリアを比較します。どちらも2021年(令和3年)にモデルチェンジされ、サイズ感はそのままに、見た目は結構変わりました。
ゴルフ8の方がアグレッシブに変わったよね。A3はキープコンセプトって感じ。
うん、ゴルフ8は目つきが鋭くなったね。
フロント・サイド・リヤと向きごとに2台の印象を比較してみたいと思います。ヘッドライトの造形やバンパー形状・プレスライン等にも言及して詳しくチェックしてみたいと思います。
フロントはゴルフ8が大変化
まずはA3を正面から見てみます。
パッと見た目は随分変わったようにも見えますが、全体的な印象はそこまで変化していません。大きく変わったのは、ヘッドライトとシングルフレームグリルで、それぞれ以下のような特徴があります。
- ヘッドライト…最近のモデルで多く見られる、ライト端の3つの切れ目が特徴。
- シングルフレームグリル…先代と比べてわずかに低く広くなった上に、これまでRSシリーズの特徴であったハニカム調が与えられている。
さらにプレスラインが2本増え、こちらも戦闘力を高めており好印象です。
前は2本だったから計4本だね。盛り上がりがとっても鋭いのは高い技術の証なんだっけ?
うん、アウディはこういうトコも魅力だよね。
次にゴルフ8を見てみると、こちらは先代とは明らかに表情が異なっています。
サイズ的には全幅が狭く・全高は低くとコンパクトになりましたが、見た目の印象はかなり迫力がアップしました。これまではA3に比べて大人しいデザインでしたが、今回のモデルチェンジで両者同じくらいの押し出しの強さとなりました。
こちらもプレスラインがプラス2本の計4本となりますが、プレスラインからはA3ほどの威圧感は感じられません。
それより細く長いヘッドライトデザインの方が、よりヤンチャな印象を強めています。ヘッドライト部分は左右の間もライトが点灯するので、一直線に繋がって見えます。
この真ん中のライトはセンターロゴのとこで一旦途切れてるんだねぇ…。
カッコいいかは人によるかも?
バンパー部に見える3本の羽は、水平基調のデザインコンセプトを強めています。Activeでは3本とも同色ですが、Styleでは最下部のリップ部分がシルバーメッキで左右に繋がって、幅感を強調する見た目に変わります。
両者を比較すると、まだ少しだけA3の方がアグレッシブに見えますが、先代ほどの大きな差は無くなりました。A3も押し出しが強くて良い感じですが、ちょっと正面から見ると騒がしい印象があります。
まぁセグメントLED・スリット・ダミーダクトとてんこ盛りだもんね。
入れすぎて収集つかなくなった感じも…。
一方のゴルフ8は、全ての要素が端から端まで一本で「幅感を強調する」という水平基調のコンセプトが貫かれ、非常にスッキリとしています。コンセプトを考えると、R-lineの大開口よりもActiveやStyleの3本羽の方がスタイリッシュな気がします。
サイドはA3の方がクール!
次は横から見てみます。
A3はドアハンドルの少し上にプレスラインがあり、ガラス部分は狭く引き締まって見えます。
一方下側のドア部分は間延びしてしまいそうなトコですが、ドアの下部分に折り返しラインを足してスピード感を演出しています。
さすがアウディ、隅から隅まで抜かりないね!
結構深くラインが入ってて凄いんだよね。
一方のゴルフ8は、ドアハンドルとピッタリ沿うようにラインが入っており、これはこれでスタイリッシュに見えてイイ感じです。
まさに「ドンピシャハッチバック!」と言った印象で、ゴルフ7のコロンとした感じはほとんど無くなりました。先代からはシュッとして整いましたが、あまりに捻りのないスタンダードな造形なので、目新しさはありません。
最後の内燃機関搭載モデルは超定番スタイルで決めるっ!
ま、まぁそういうことなのかな…?知らんけど…。
ちなみに先代のゴルフ7.5はこんな感じで、丸っこい感じが可愛くて女子受けしそうなデザインでした。
先代ゴルフ7.5の中古車を見ると、マイスター仕様(オプションてんこ盛りの最終モデル)で200万~300万程度のレンジとなっています。2.0TDIならかなりパワフルで低速トルクも太いので、街乗りでは1.0eTSIより軽いはずです。
リヤもゴルフ8がスタイリッシュ!
最後に後ろからの見た目をチェックします。クルマで最も見られるのはお尻と言われるので、自分では見えなくてもとっても大切なポイントです。
まずはアウディA3を見てみましょう。
フロントと同じように攻撃的なデザインへと進化していて、何やらアウディらしからぬガラの悪そうな印象すら感じます。
うーん、目つきだけ悪くしたデザインはあんまりスマートじゃないかな…。
これもBMWと同じ事情だったり…?
さらにリヤバンパー付近を見てみると、普通はマフラーフィニッシャー的なものがありますが、A3はもう小さすぎてどこなのか分かりません。左右のダクトも当然のようにダミーとなっており、フロント同様に要素が多すぎてケンカしている印象があります。
カッコいい要素はたくさんありますが、アウディにはもう少しスッキリしたデザインを求めたいなと、アウディ歴の長い人は感じるハズです。
実はもうネタ切れになってるんじゃ…。
まぁEVでまたスッキリとリセットするのかも。
次にゴルフ8を見てみます。
こちらは先代ゴルフ7.5のイメージそのままに、精悍な印象を自然に強めていて好感触です。テールライトもフロントと同程度に細められ、左右を繋ぐラインは先代より上側に寄せられて安定感を増しています。
非常にバランスがよく、サイドビューと同じくハッチバックのお手本的デザインと言えます。
そつなくカッコよくまとまってるよね。
破綻なくスタイリッシュに、だね。
《インテリア編》両者とも先代とは全然違う!
次は乗るたびに触れることとなり、所有する満足度に直結するインテリアを比較します。
どちらも運転席に乗り込むと、先進的でデジタルな印象が漂い、男受けしそうなデザインが魅力的です。マテリアルの配置や操作感等も含めて、永遠のライバルの2台を徹底比較します。
座った印象はどちらも全然違う!
まずアウディA3に座ってみます。
先代とは大きく印象が変わり、全く別のクルマへと生まれ変わったような感じです。
特にシフトセレクターはつまんで操作する新しいタイプとなりましたが、これはポルシェで先に用いられているデザインです。
シフトレバーをガコガコしてギアチェンジするのも楽しかったので、効率的とはいえ何だか寂しい気持ちもあります。
そうだねぇ、代わりにパドルシフトが標準装備になってるんだよね。
オプションじゃなくて良かった…。
エアコン吹出口も丸形から六角形に変更され、ランボルギーニと似たカッコいい造形へと進化しました。ただの六角形と言えばそうなのですが、ランボルギーニが似た形をしているので、見ているだけでテンションが上がります。
全体的な質感は上がっていると思いますが、センターコンソールのピアノブラックは少しプラスチック感が強い上に、キズに弱そうです。
スイッチの質感や音質も、モデルチェンジの度にランクダウンしている感覚が拭えず、コストダウンが年々激しくなるなぁと感じます。
次にゴルフ8を見てみます。コチラも同じく8年振りのモデルチェンジで、ピアノブラックと物理スイッチの排除がキーポイントです。
先代ゴルフ7は物理スイッチが多かったので、ゴルフ8の変わり様は驚愕に値します。これまでほとんど使われなかったピアノブラックも各所に用いられ、見た目の質感はA3に肉薄します。
ベンツのAクラスとかでよく使われている黒くてピカピカした素材だよね。
そうそう、ピアノの筐体から来てる言葉だよ。
ベンツは豪華なインテリアが特徴的で、ピアノブラックの光沢がアンビエントライトも反射して、夜は凄まじくパリピな雰囲気を醸し出します。
今はUSBポートさえあれば、アンビエントライトのような雰囲気を味わえる商品もあり、お金をかけなくても気軽にドレスアップを楽しめます。
ただ、とにもかくにも物理スイッチを排除し続けた結果、利便性が著しく退化するという事態が発生しています。例えばセンターパネルのエアコン調整は、画面下のスライダーを操作しますが、そもそも凹んでおり触りにくく、タップ反応も5年前のスマホのようです。
連続タップも反応が遅いし、そもそも凹んでて反応しなかったり…もぉー!
みんなが言う通り、エアコンはスイッチいるよね。
シフトレバーはA3同様に小さくなり、つまんで操作するタイプに変更となったため、手動シフトチェンジはできません。
こちらもパドルシフトが全車標準装備となっているので、ちょっとしたスポーツ走行ならどのモデルでも楽しめます。ただパドルシフトは純正品だと少し小さいので、社外品でカッコいいアルミ製の商品があるので探してみましょう。
今回のモデルチェンジで、両者の全体的なクオリティや印象はかなり近くなりました。
特にゴルフ8の質感アップの幅が大きく、先代から乗り換えた人はビックリするのではないでしょうか。ただゴルフ8については、操作性に若干の難アリという感じですが、先進的なタッチパネルを楽しめると考えれば許せなくもありません。
ホントにそう思ってる…?インテリア編であれだけ酷評してたのに…。
う、うん…操作自体は楽しいし、ねぇ…?
パネルの質感はA3の勝ち
インパネの質感を比較すると、ゴルフ8はプラスチック感が拭えません。見た目の質感は先代より随分アップしているのですが、実際に叩いてみると軽い音でガッカリします。
グレーのシックな色合いになっているのは、アンビエントライトの邪魔をしないようにという配慮で、そこはなるほどという感じです。しかし、アルミ製でもなくそもそもの質感が安っぽいため、プラス要因としては感じません。
一方のA3は、ゴルフ8と比べると目立つデザインですが質感も高く、触ってみても重みを感じさせる確かな品質です。
手前のツルッとした面と奥側のザラザラした面の2種類の加工も拘りが感じられ、見ているだけでも満足できる仕上がりです。コンコンと叩いてみても、ゴルフ8ほど安っぽい音は聞こえず、ハプティックチームがいい仕事をしています。
ハプティックチームってどういう意味だったっけ?
音や触感や香りの専門チームだね。
コックピットはゴルフ8が大進化
次に両者のデジタルコックピットを比較してみます。最近は輸入車も国産車も、コックピットは液晶パネルが常識となってきました。
まずはA3から見てみます。
実はA3では、表示画面自体は先代からほとんど変更されていません。
ベーシックな左右メーターの配置だと、センター部分にルート案内や再生中の楽曲等を表示できます。ナビ画面を大きく表示したいなら、メーターを画面下に移して小さくすることで、ほぼ全面をナビ表示にすることもできます。
これ、どっちの表示で乗る人が多いのかなぁ?私たちは速度もエンジン回転も見たいからメーターが大きい方が好きだけど。
全面ナビも見やすくて人気ありそう。
次にゴルフ8を見てみます。
ゴルフ8はA3と違って先代からデザインが一新され、ポップかつスタイリッシュな印象となりました。表示切替の際にはアニメーションが用いられたりと、グラフィックもなかなか気合が感じられてイイ感じです。
先代ゴルフ7では、なぜかポロ系では可能だったナビ全面表示ができませんでしたが、ゴルフ8ではバッチリ改善されました。
というか、なぜゴルフ7ができなかったのかが分からないよねぇ…。
T-Crossでも出来るのに不思議だよね。
ゴルフ8の各種機能や設定については、とても丁寧に解説している動画があるので、購入検討中ならぜひ一度チェックしてみましょう。
デジタルコックピット編もあったね、そちらも分かりやすくてオススメ!
なかなかここまで詳しい情報は無いよね。
A3・ゴルフ8ともに、ディスプレイを保護するためのフィルムが社外品で発売されているので、小キズを防ぐために装着しておきましょう。
※アウディ・A3用
※フォルクスワーゲン・ゴルフ8用
ゴルフ8は中古車も豊富にある
ゴルフシリーズはワーゲンの主力モデルということもあり、市場にはたくさんの中古車が出回っているため豊富な選択肢の中からお気に入りを選ぶことが可能です。
ゴルフ8の中古車の選び方は「ゴルフ8中古車購入マニュアル」として以下のリンク先で徹底解説しているので、人気グレード・仕様を安く手に入れたい人はぜひご覧ください。
例えばガソリンエンジン(eTSI)の中古車相場をグラフにまとめると以下のような感じです。Active Basicを除くと概ね250~350万がボリュームゾーンとなっています。
StyleとR-Lineの価格差は約10万しかないにも関わらず、R-Lineは装備が非常に充実しており中古車相場も高止まりしているため、せっかく選ぶならR-Lineが良さそうです。
■ ゴルフ8中古車(eTSI)の中古車価格相場
ただR-Lineは開口部が大きくて、デザインがStyle以下と違うから好みが分かれるところかも。
意外とフロント部の3本ラインもカッコいいもんね。
他に、上記のリンク先記事ではボディカラーも比較調査してみました。コンセプトカラーはライムイエローですが、実際の中古車を見るとそこまで比率が高くないことが分かります。
定番のホワイト・ブラックの次はレッドとなっていますが、ライムイエローは約6%とデビュー時のインパクトを考えると少なめの台数に落ち着いている印象です。
■ ゴルフ8中古車のボディカラー分布
海外ではグレー系って凄く人気だけど、やっぱり日本では不人気なんだね。
白でも黒でも無い中途半端な感じがイヤなのかな…?
ただ、やはり中古車は状態の判断が大切で、輸入車は維持費がかさみがちです。信頼できる知識のある人に相談して確認しておかないと思わぬハズレを掴む可能性もあります。
ズバブーンなら無料でプロの専任担当者が付いてくれるので安心です。お宝クルマが眠る非公開車両からも選べるので、ディーラーや修理工場よりも早く良いクルマが見つかります。
非公開車両とは、中古車販売業者が購入したクルマをネット掲載等で一般公開するまで保管している車両。点検・整備後は他と同様に公開されるが、状態の良い車・貴重な仕様の車は非公開車両の時点で売買されてしまうことも多い。通常は見ること・買うことはできないが、「ズバブーン」等一部のサービスでは誰でも選んで購入することが可能。
プロの専任担当者がクルマ探しのお手伝い!
また、安心できる輸入中古車は「楽天Car中古車販売」でも探すことができ、多くのケースで30,000〜100,000ポイント超の大量の楽天ポイントが手に入ります。
グーネットとも提携しているため、グーネットと同じクルマなら楽天ポイントが付く「楽天Car中古車販売」の方がオトクです。
また、楽天Car直販のクルマだと、現在はまだ台数が少ないものの仲介料のカットによりさらに格安かつ充実保証で購入が可能です。
直販の場合は完全オンラインで手続きが完結するのも特徴だね。家に居ながらクルマが買えるなんてスゴい!
1対1で担当者が付いてくれるよ。
《走行性能編》マイルドハイブリッドは効果絶大!
A3とゴルフ8はCセグメントの永遠のライバルとして、過去から似たような進化を果たしてきました。走行性能に関する進化も同様に、お互い48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載し、1.0Lの3気筒というネガを吹き飛ばしています。
しかし、仕上がりはこれまでと違いゴルフ8の方が優秀です。
うん、これまではA3の方が高いだけの価値があっけど、今回は加速感もサウンドもゴルフ8だねぇ。
最後のガソリンエンジンで意地を見せた感じ?
出足は両者スムーズかつ力強く
まずA3の出足は、軽く踏み込むとスムーズに加速して常用域では非常にスムーズです。ただ街乗りではわずかに周りをリードできるかな、といった感じでパワフルとまではいきません。
それでも1.0Lエンジンの感覚は薄く、先代の1.4TFSIよりも身軽な印象があるくらいなので、電動アシストの効果は確かです。
一方のゴルフ8も、出足はサラッと身軽に走り出しますが、こちらはさらにパワフルさを感じさせます。出足の感覚だけで言うと、少し前の2.0Lターボくらいの軽さで、踏み込んだ分だけスルスル加速します。
A3に乗った後にゴルフ8の試乗に行ったから、予想を完全に裏切られた感じだったよね。
思わず、おぉっーって声が出たもんね。
しかもアシスト感は皆無で、何も違和感もなくトルクが湧き出る走りを味わうと、テクノロジーの発展はすごいなぁと感じざるを得ません。
加速感はゴルフ8の勝ち
次に強めにアクセルを踏み込んだ時の加速感を比較します。
まずA3では、先ほどまでの出足の軽さは何処へやら、途端に「くぉぉーん…」という負け犬の遠吠えのような音を鳴らしながら鈍く加速します。
レスポンスは軽自動車のような重さで、サウンドも軽いため、これが400万と考えると良くない方のため息が止まりません。
私達が前に乗ってたA3の頃は、2.0TFSIのS-lineが400万で買えたのにねぇ…。
あの頃のアウディは相当に質感高かったよね。
アクセルは4割くらいまでは自然な加速ですが、それ以上は急に鈍くなるので、気になる人は試乗で一瞬だけ踏み込んでみましょう。
また高速道路では100km/hを超えてくるとかなり厳しく、ちょっとした加速も「むむむ…大丈夫か…?」と感じるようになります。
次は出足で快勝したゴルフ8ですが、こちらもさすがに急加速は3気筒エンジンのネガが見え隠れしてきます。ただアウディとは異なり、4,000rpmくらいまでは頑張ってアクセルに追従してくれるので、爽快感は失われません。
まぁ80km/hくらいから厳しいことには変わりないんだけどね。
3気筒だしある程度は仕方ないよね。
A3であれば60km/hくらいから加速が鈍くなり始めますが、ゴルフ8はもう少し高い速度までアクセルによく追従するので、下道では加速不足を感じることは少ないと思われます。ゴルフ7のハイライン(1.4TSI)より加速フィールは気持ち良く、1.0Lでもなるほどのクオリティです。
A3と比べると6割くらいまで踏み込みに必死についてきてくれる感じなので、これなら一般道で使うレベルの急加速も含めて気持ちよく運転できそうです。
さらに特筆すべきはサウンドで、迫力のあるやる気にさせるエンジン音を聞かせてくれます。多少の誇張は感じますが違和感もなく、峠を走ったりする時なら気分も盛り上がるのではないでしょうか。
そうだよね、ホントの3気筒はこんな音鳴らないよねぇ。
4気筒でももっと軽い時もあったり…。
ドイツ車らしい硬い足回り
次に足回りをチェックします。
ドイツ車全般に言われることですが、しっかりとした路面のフィードバックが得られる一方、乗り味は硬めです。国産車の同じような車種と比べても、明らかに突き上げは強く感じるので、フワフワした滑らかな乗り味は求めてはいけません。
ドイツ車のコンフォートでも、国産車のスポーツサスよりまだ硬いような…。
アウトバーンを安定して走る必要があるからね。
まずA3は先代と比べても似たような印象で、ハンドルを握っているだけで路面の凹凸がよく伝わります。サスペンションはダイナミックとスポーツの2種類ありますが、両者の硬さの差は意外と大きく、スポーツだと一段と硬くなります。
カタログ上はS3も同じスポーツサスとなり、実際の硬さも似た程度まで締め上がるため、よりシャッキリした乗り味を楽しめます。ただ感覚的には、S3はさらにもう少し硬い印象があり、段差ではそれなりに上下に揺さぶられます。
次にゴルフ8ですが、こちらもまさにドイツ車と言った接地感のある印象ですが、A3のダイナミックと比べるとわずかに柔らかいです。
A3では街乗りでも多少スポーティな感覚があり、何てことない公道でも加減速やコーナリング性能を試したくなります。比較するとゴルフ8はより乗用車的で、快適ではありますが積極的に走らせようとする雰囲気はそこまで感じません。
質の高い日常の足が欲しいならゴルフ8、少し足が硬くても楽しい走りを楽しみたいならA3をオススメします。しかし、A3もダイナミックであれば乗り比べて初めて分かる程度の差なので、基本的には同じと考えていいと思います。
でも先代ゴルフ7.5よりは、走りに力を入れてスポーティになったんじゃない?
確かにね、エンジン音もやる気だし。
アウディやフォルクスワーゲン等のドイツ車は足回りが硬めであることが多いですが、それは路面の情報をしっかりと伝えてくれるからであって、高い接地感は国産車では味わえません。
もし柔らかい足を望むのであればドイツ車はオススメできません。締まった足回りによる豊かなフィードバックと正確な操作性を味わえるのがドイツ車の魅力だからです。
ただ腰が痛かったりして、どうしても衝撃を和らげて乗りたいということであれば、エクスジェルのシートクッションを使ってみましょう。日本の医療業界でも愛用されている確かな逸品で、値は張りますが効果は折り紙付きです。
運転による腰痛は血行不良が原因と言われていますが、実はクルマ自体に原因が潜んでいる場合もあります。
腰痛予防の対策3選と一緒にご紹介していますので、お金をかけずに解決してみたい人はまずこちらの記事を参考にしてみましょう。
《総合評価編》高級感のA3・走りのゴルフ8!
ドイツ車の程良いサイズの人気ハッチバックが欲しいとなると、まず選択肢に挙がるのがこのアウディA3・VWゴルフの2台です。共に2021年にモデルチェンジされたこの2台を、価格・エクステリア・インテリア・走行性能等を総合的に考慮して比較します。
同じMQBプラットフォームを共有するいわゆる兄弟車ですが、どちらも似ていて購入検討する時に迷うことの多い2台です。アウディの方が上位ブランドではありますが、今回はゴルフ8の進化具合が素晴らしく、内外装も走りも相当A3に肉薄している印象です。
高級感を得たいならA3
ゴルフ8は相当進化しましたが、相変わらず質感の高さではA3の方が上であると言えます。
なんだー、結局いつもと一緒じゃない!
まぁまぁもう少し続きを聞いてよ。
例えば、インテリアの素材の質感やスイッチの押し心地を見ると、ゴルフより強く拘りを感じます。ゴルフ8のスイッチはペッコペコで、押したときの感覚には全く気配りができておらず、アウディのハプティックチームの存在意義を感じます。
ただ、A3もモデルチェンジの度にコストダウンが進み、毎回プラスチック感マシマシです。
エンジンスイッチとかヒドいよね…もう100均の手芸パーツみたい。昔はそんなのじゃなかったのにーっ!
先代はアルミ調で、カチッといい音が鳴ってたのに…。
次に走りの面を見てみると、段差のいなしやステアリングフィールの上質さもゴルフ8よりワンランクアップします。足回りはダイレクトな感覚を保ちながらも、不快な突き上げはサラッとかわすという、いいトコ取りな感じです。
ゴルフ8もドイツ車らしい乗り味だけど、少し揺さぶられる感じはあるね。
どちらも気持ち良いのは違いないけど。
足の硬さは、ゴルフ8の方がごく僅かに柔らかいかなという感じですが、乗り比べて分かる程度の違いです。A3と比較すると「上質さ」がゴルフ8には不足していて、ここにアウディのエクストラコストの価値があります。
一方エクステリアの質感はさほど差がつかないので、エッジの効いたデザインが好きならA3、クールなデザインが好きならゴルフ8を選びましょう。ただA3については、パッと見た目はカッコいいものの、デザイン要素が多くケンカ気味なので、もう少しスッキリしてほしかったのが正直なところです。
走りの爽快さではゴルフ8
走りの気持ち良さを基準にみると、これまではアウディA3の方が勝っていた部分が、今回はゴルフ8の大逆転だと感じます。上質さはA3ですが、楽しさではゴルフ8です。
まずは大切な加速性能ですが、出足には両者ともに48Vマイルドハイブリッドが使われており、モーターアシストが入ります。A3もゴルフ8も同じ仕様ではあるものの、加速の乗りはゴルフ8の方が機敏な印象で、より心地良さを感じさせます。
- 800〜1,500rpmで最大50Nmを発揮。
- アシストする時間は10秒間。
A3はジェントルなのかな?どちらも自然なアシスト感だけど、ゴルフ8の方が「1.0Lの3気筒エンジンじゃない感」は強いよね。
A3はもう少し元気が欲しかったよね。
もう1つ大きな違いはサウンド面で、ゴルフ8はエンジン音でやる気にさせる演出があります。
当然「ただの3気筒」なので、本来はそんなイイ音が聞こえるはずはないのですが、演出により迫力のあるサウンドが味わえます。
でもかなりいい感じだよね。
違和感は全く感じなかったね。
フルアクセルの時だけでなく、下道を走っているだけでも気分が盛り上がるので、ちょっとしたポイントですが満足度に大きく貢献しています。またアウディドライブセレクトのように、モードを変えないと音が変わらないワケでもなく、常に踏み込むと良い音が響きます。
速度域が上がってきても、A3の場合は60km/hくらいから頭打ち感が出てきますが、ゴルフ8はもう少し上までスムーズに加速してくれます。
ちなみに、どちらも1.0Lエンジンでの比較なので、ゴルフ8の1.5eTSIだとさらに機敏に加速してくれるはずです。A3も40TFSI(2.0L)グレードはありますが、価格が高すぎて一般的にはほぼ売れず、中古車を見ても3%も無いくらいです。
コストパフォーマンスでもゴルフ8
最後にコストパフォーマンスで考えてみると、これも今回は進化度合いの凄まじいゴルフ8の勝ちです。「アウディに乗りたい」という、ブランドイメージによる魅力を差し引いて考えると、機能や走りの面はゴルフ8が優れていると言えます。
液晶コックピット・アンビエントライトも標準装備となりフォルクスワーゲン内の上位モデルにも負けない装備で、かなりお買い得感があります。
タッチセンサーについては散々な言われようだったような…。
ま、まぁそれはそれとして…ね?
乗り味の質感だけは、わずかにA3が上回る印象ですが、初めて乗るドイツ車であればそこまで違いは分からないのではと思います。走りに拘る人は、一度乗り比べてみるとより滑らかな走行フィールであることが分かるはずです。
ちなみに価格はこんな感じです。詳しくは試乗レビュー《概要編》をどうぞ。
「Active Basic」では純正ナビが選べないので、買う人は相当少ないと思われます。実質的なベースモデルは「Active」の312万からです。それでも実は先代ゴルフ7.5からは相当値上げされています。
ゴルフ7.5の価格は以下のような感じです。「Meister(マイスター)」と付いているものは純正ナビやデジタルメータークラスター等のオプションてんこ盛り仕様です。1.2Lモデルであれば323万で純正ナビ付きで買えることになります。
今なら中古車だと、1~2年しか落ちていない新しいモデルでも300万以下で買えます。最新型のゴルフでなくてもいいという人なら、ナビの仕様もほとんど同じで排気量も多くなるためお得と言えます。
2013年から始まったゴルフ7の中古車を検討中なら、グレードやオプションを含めた価格帯や、管理人がオススメするモデルもご紹介した「ゴルフ7/7.5中古車購入マニュアル」をぜひご覧ください。
また、大手中古車サイトでは絶対に買えない「非公開車両」から探せば、すぐ売り切れになる人気グレードやディーラー試乗車等が相当見つかりやすくなります。こちらも気になる人はチェックしてみてください。
まとめ
アウディのA3とフォルクスワーゲンのゴルフ8は、常にライバルとして進化を続けてきました。
アウディはフォルクスワーゲンにおける上位ブランドとして位置づけられていますが、Cセグメントではその差がどんどん小さくなってきています。今回のゴルフ8は相当クオリティが高く、特に加速フィールは完全にA3が劣っていると感じます。
インテリアの質感では、ゴルフ8が向上しているのもありますが、A3の質感が年々コストダウンの影響か下がってきている印象があり、徐々にその差が無くなってきている感じです。
ちなみに先代A3も、ゴルフ8と同様に中古車であればかなり安く狙えます。走行距離3万km以下の2013年当初のモデルであれば100万円台からあり、一時期だけ発売されていた1.8TFSIでも200万あれば十分手に入れることができます。
※アウディA3試乗レビュー
※VWゴルフ8試乗レビュー